たまたま音源を入手した、チェコ出身のpianist、イヴァン・モラヴェツ。
彼のノクターンが好き。すごく好き。
私、一度好きになるとしばらく延々と同じの聴いてとろけてる、
同じフレーバーのアイスばっかり食べるタイプの人種です。
(アイスはチョコミントばっかりコーンはブリクレのが好き)
例えば心底面白くて惹かれちゃったのはコルトー、心底かっこいいのはミケちゃん。心底っていうのがみそ。
で、彼、ここまで心底はまっちゃうのは珍しい。ってくらい好きだよ。
彼、ミケちゃんにも師事したことあるみたいだ。
クセもあるかもだけど、私にとってはほとんど気にならない。だって他のことの方が全然気になるんだもん。バスの響きの重さと厚み加減、広がり方、重なり方、和音のはもり方、レガートの種類、音質の磨。
とっても有機的。
温度とか、空気感とか。
音質がいっぱいな人って素敵。
かつ、歌みたい。息みたい。
そう、その両方だから、掛け算的に惹かれてしまうある。
空間的なことと、時間的なこと、両方。心と感性にくる歌と、雰囲気と、音を扱ってそれを伝えるテクニック、も一緒に。
二次元の楽譜から、三次元四次元・・みたいな。
こんなことできる人がいるんだな~。すごいな~。
今の私の心にすっごく来る。すぐそばにいてほしい感じだよ。
すごくそばで、芯をあっためて強くしてくれる気がする。今はどこか近づけなくても、間近じゃなくても、存在が満たしてくれる気がする。
そういえば、中学の終わり、高校から師事した先生のレッスンで、先生の弾き方を聴いて、まず思ったのは、音を鳴らす前から音が聴こえるのはどうしてなの???ってことだったなぁ。
やばい。聴いてるだけで満足しちゃう。