Chodzmy!!

Studiuje gre na fortepianie w Polsce
*アルバム更新 9/14*

ショパンコンクール ファイナル ①

2005-10-19 | ・ショパンコンクール2005
人間は乾燥によわい!!と学んだ。
加湿ペンギン始動+パブロン中。

今日から本選。

今までは参加証で入れたけれど、今日は入れないじゃん!!!
本選も全部聴けるって聞いてたのになぁ。(って単に聞き間違え!?)
でも、一応本選だけはチケットキープしておいたので、今日はセーフ。

予選の時は舞台に葉っぱのデコレーションがわんさかついていたけれど、ファイナルではもう少しシンプルなものに変わっていました。
でもオケも観客の雰囲気も含めてなんだか一層華やか・・。
私のチケットの席は2階バルコニーの後ろの方。位置的にはいい席だけど、微妙に3階席が被ってて、音がいまいち響かないのが気になる。

見ると、座席間の階段に座って聴いてる人もいるじゃん。
そっちなら上に何も被ってないじゃん。

ということで、最初の演奏はその席で聴いたけれど、その次からは、ホールの人に確認して、座席の合間の階段に移動、ダンタイソンの横っちょの階段に座って聴いてた♪

***

今日の一人目はポーランド人のヤツェック・コルトゥス。
スタインウェイ。よく音が響かない席で聴いてしまったから、もう少しパリッと感が欲しいとも思ったけれど、流れが自然できれいな演奏。音もクリアできれい。ちょっと若い感じはしたけど。・・ってホントに若くて、本選最年少17歳。
そよ風みたいな印象がありました。

二人目は、USAからの工藤奈帆美さん。
ヤマハだし、聴く位置も変えたし、印象が変わった。
全体的にしっとりと歌う感じの演奏。
まだ18歳とは思えない様なまとまった感じの印象でした。

三人目、香港のカー・リン・コーリン・リー。
彼女もスタインウェイ使用。彼女の演奏は、何かをしようとしている、っていうのが最も伝わってくると思った。なんか、カンペキ!感とは別だけど、いいオーラがあった。瑞々しくて、歯切れもよくて。時々不安定なパッセージがあってそれはもったいないと思ったけれど、スタインウェイをとってもきれいに使ってた!オケともよく絡んでいたし。
あと、音のバランスを工夫して使っているところがあった。上の音を聞かせるか下の音を聴かせるかの使い分けで、ちょっと構成が奥深く聴こえたり。そういうのを、テキトーにではなく綿密にやってるから、なんか今までと違う風に聴こえてきておもしろかった。

***

あと思うのは、ホールで聴くのとネット・ラジオで聴くのが全然違うということ。
ラジオはうまく聞こえがち。
ネットは驚くほどミスが分かりやすい。
実際会場ではこんなにわかんないよ!?みたいな。
そして、臨場感とか、全体的なオーラとか、やっぱりホールしか感じられないものがある。いっぱい聴かなきゃ。

今回のスタインウェイは、弾きにくいくらい重いって聞いた。最初に予選を聞いたとき、ホールとの相性は一番いいかも、って思うと共に、鳴らすの大変そう、と感じることもあった。
オーケストラと合わせるとなると、音を響かせる技術もかなり重要だし。

今まで予選のプログラムの方が長くて大人数だったので、コンツェルト、いくら同じ曲が繰り返されるとはいえ、あっというまに感じる 笑。

ショパンの命日

2005-10-18 | ・記念日,祝日
10月17日は、ショパンの命日。
ショパンの心臓が埋められている聖十字架教会では、追悼ミサと記念コンサートが毎年行われる。

・・でも、何時からか分からなかったので、一人でお祈りしてこよ。と適当に午後行ってみた。そしたら、リハーサルなのか本番なのか分からないけれど、合唱とオケが演奏していました。
教会脇の露店でお花を買った。
「教会で、ショパンのためにっていうのでも、真っ赤なバラでも別にだいじょうぶっすか・・?」
大丈夫だろうけど命日だしどうだろ、と思って一応そう聞いた(つもり)ら、

「ショパンの心臓の教会ね、そこよ!すぐそこよ!!」

と言われた。
はい、どうも・・と言って教会に入った。


ところで

2005-10-17 | ・ショパンコンクール2005
2次予選で韓国のドンミンが、
マズルカop.33、
C-durとD-durの順番を逆に弾いたのはなぜ??

突然D-durに飛んで、ちょっと疑問に思ったんだけど。

・・・
op.33は、自筆譜と初版譜で2曲目と3曲目の順番が違って、エキエル版は自筆譜C:→D:に基づいている。彼のプログラムのページにもC:→D:と載っていたし、自分は弾いたことないがそっちに慣れてしまったので、一瞬曲抜かしたのかと思ったのでした。

今回エキエル版じゃない版を使っている人、結構いるような。
そのことに全然異議はないんだけど、ささやかな疑問。

使用楽譜はみんな申告しているはずだけど、

推奨、とされているエキエル版を使う、と書いて他の版を採用しているものなのか、
それとも最初から他の版を使う、と書いて他の版を使っているものなのか、

どっちなんだろ。
どっちでもいいけど。


2次④

2005-10-17 | ・ショパンコンクール2005
今日は風が極寒!
スキー場みたいよ!??

カロリフェルがついたのはいいけど、同時に乾燥が!!
喉にきてしまった!!
しかも最近、朝ほとんど食べずにホールへ、はらぺこのままお昼過ぎまで聴いて、夜また聴いて、期間中の夜ちょこっと仕事があったり、で、体調がやばめ・・。

いや、ここで風邪ととらえたら寝込んじゃいそうなのだ・・!
こんなんイソジンで一日で治るのだ!!!

ということで、きりきりする喉で、悪寒に震えながらも、マズルカを一人でも多く聴くんじゃい、と、這いつくばって全員聴いてきた。

今日はブレハッチも演奏。
今まで調子よく良い席に座っていた私だが、ついに今日、ブレハッチの時だけ立ち見!ブレハッチの時になって入って来るんだもん!
彼のポロネーズは聴いたことがあるけれど、今日はさらに豊かさや華やかさが増していた気がする!彼は繊細な演奏をするけれど、大きい音もとても綺麗に響いてた。透明な響きの波が、目に見えちゃいそうなくらいだった!
彼の演奏の密度はすごいと思う。綺麗な音を出すこと、そしてその響きの扱い、次への繋がり。今まで想像もできなかった様な美しさが溢れてくる。だから泣けるの。。

今日は昼間の部で終了。
全部終了。
2次はあっという間だったなぁ。なんて、聴く側だから言えることだけど・・。こんなに大きな舞台を続けてこなすなんて、本当にすごいと思う。そりゃ、コンクールなんて、そう分かっていて受けるものだけど、でも、やっぱり、覚悟をするのと実際にやり遂げるのは違う。精神的にも、体力的にも。

2次は、1次と比べて、ミスが目立った気もする。ハズすとかではなく、上手な人の中にも、一瞬滞ったり、暗譜が危うめだったり。大曲に次ぐ大曲だし、緊張感も張り詰めたままだしなぁ。でも、それでも素晴らしさが十分伝わってきたなら、観客は思いっきり拍手をする。ブラボーって叫ぶ。“アブナイところはあったけど、あなたのこういう部分は好きだよ、頑張ったんだね、弾き遂げたね、”みたいなオーラが感じられて。人間は機械じゃないもんね。ポーランド人基本的に、いわゆる完璧主義じゃないしね 笑。それに、ホールで聴くと、臨場感が全然違うし。
演奏者も、自分のミスは分かっていても、何回も丁寧に観客にお辞儀して。
観客にとっては、必ずしもアラをつつくコンクールじゃない。コンクールを、人の演奏を楽しんでる。こういうところ好きだなって思った。

2次③ 拍手

2005-10-16 | ・ショパンコンクール2005
私がいかがなものかと思うのは、
演奏が終わった途端、拍手もロクにせずにそっこー出てく人々!!

いや、トイレやクロークが超混むのは分かりますよ、
でも、そんだら、休憩前とか最後の演奏者の方が、雰囲気的にソンではないか!
それ以前に、素晴らしい演奏を聴いたら、ちゃんと拍手しよーよ!!

膀胱炎になる覚悟で手ェたたけ!!

とは言いませんが、聴く側は拍手でしか表せないんだから、
演奏者は精一杯音楽と向き合ってパフォーマンスしたんだから、
それなりに称えようよ・・と思うのであります。

2次② マズルカ・ポロネーズ・ソナタ

2005-10-16 | ・ショパンコンクール2005
1次であれだけ弾いて、このプログラムって。。
次はコンツェルトだし。
やっぱり大きいなぁ・・・。

2次2日目にホールで聴いた、韓国兄弟の弟、ドンヒョク。
1次はラジオで聴いて、感激しまくりだったのですが、私的には・・

ラジオの方が良かった・・・。

1次の方が華やかなプログラムだったしマッチしてたのかな。
さすが、別格なピアニズム、と思わされる場面も多々ある。でも、全体的に音の出し方がストレートすぎるのが結構気になったし、マズルカは、これはマズルカです、って言われないとマズルカだって分からない・・と思った。ポロネーズも、そんなに弾けるのになぜここだけ弾けないの?と思っちゃう部分があったし。
でもやっぱり次元が次元だから進むのかなぁ。。

ごめんなさい、私、ポーランド人のマズルカ・ポロネーズびいきなんだと思う。
でも、ああいう、ハデハデじゃなくても品格とぬくもりのある、端正な演奏が好きなんだもん。

日本人の演奏者も、変わらず素晴らしい人揃いで、
しっとりと叙情的なショパン、
明晰で透明感のあるショパン、
躍動感に満ち溢れて活き活きとしたショパン、
なんて頭いいんだろう・・と思わされる演奏ばかりです。

パン・タデウシュ

2005-10-16 | ・ポ人との対話
ポーランドの有名な映画監督、アンジェイ・ワイダの作品の一つに、
『パン・タデウシュ物語』がある。
1999年、ポーランドとフランスの合作。
ポーランド人にも人気の映画で、
ポーランド人に「スラブを知るにはイイ!」とおすすめされた。

物語は、ポーランドの詩人、アダム・ミツキエヴィッチが、1834年に、亡命先のパリで書いた長編抒情詩、『パン・タデウシュ』を映画化したもの。
物語の設定は1810年過ぎ、ちょうどショパンが生まれた頃の時代と被る。
映像もとても美しくて、最後のポロネーズのシーンは印象的。

って、私はポー語のDVDを観ただけなので、ストーリーはまだほとんど聞き取れないんだけど!
でもあさみ的に、その時代のスラブの女性もファッションもかわいすぎる・・・とホレボレ。
ドレスは、全体的にフェミニンで華奢なデザインだし、色も綺麗、ディティールも何かと可愛らしくて。
現在のポーも、一般的に女の子っぽい感じの傾向にあると思うし、実際それが似合うコばかりなのだ・・。
やっぱりポーランド人女性はかわいい。。。

この映画の見所は、かわいい娘だけじゃなく、美しい田園を背景に展開される、小貴族のホレシュコ家・ソプリツァ家両家の対立、祖国への思い、戦い、和解、愛・・などらしい。
ポー語で理解できるように頑張る・・

けれど、

この映画のセリフ、基本的にアダム・ミツキエヴィッチの詩の原本通りに展開されるらしいので、かなり難しい予感。

3階席!

2005-10-15 | ・ショパンコンクール2005
今日初めて3階で聴いてみた!
すごく響くし、ラクに聴けるしいい感じ!
ただし、前列でないと見えにくいかな。

ずっと参加証でフリーパスとなってるのだけど、今までかなーりいい席で聴けちゃいました・・!
1階の、手がよく見える、一番高い席!!
一応、立ち見券や参加証で指定席がない者は、2回目の開始ベルが鳴ったら空いている席に座ってOKらしいのだけど、結構座れちゃうもんだ・・ありがたい!
フィルハーモニー、2階席が被っている部分の1階席は、本当~に音が届かないのです。

でも3階も気に入っちゃった!


2次① 今日から冬。

2005-10-14 | ・ショパンコンクール2005
フィルハーモニー近くで働くおっさんにポー語でナンパされてしまった!
手にいっぱいちゅーされてしまった!
しばらくここ通りにくいじゃん!!

今日は冷えてる。
朝雨が降ったせいもあると思うけれど、冬の気配。

写真はショパンコンクールのプログラム。
先日失くしてしまったので、これは2冊目。。

今日から2次予選です。
レベルの高かった1次予選の中からすごい人ばかり選ばれている訳で、盛りだくさんすぎる・・・。

2次の課題は、
・ポロネーズ
・指定のマズルカの中からひとつ
・ソナタ

1次に比べて選曲が限られてくるし、ポロネーズやマズルカのリズムや雰囲気は難しいものだし。この濃密なプログラム、同じ曲を何回も何回も聴くことになると思うけれど、楽しみ。

が、今日は、ホールで聴くのは午前の部だけにした!
季節の変わり目で体調弱り気味だし、行きたいけど、午後はやめよう。と決心したところ。ホールで聴くのとネットで聴くのはやっぱり違うけど、明日は一日中聴かなきゃだしね。

でも、今朝、起きたら10時だったので、最初の河村尚子さんはホールで聴けませんでした・・。

2人目は菊池祐介さん。
とてもまとまりのある演奏で、貫禄がありました。そして幻想的。
幻ポロも、とても立体的に聴こえてきた。

3人目、Ben KIM。
USAとして出てるけど、韓国人。予備選の前に学校の練習室で会ったのだけど、とっても爽やかな好青年で、「僕はベン!よろしくね!」と言って握手してくれた!スタインウェイ使用だったけれど、驚くほど音が出てた。このスタインウェイをこれだけ鳴らせるのって、すごいと思う。聴衆にウケてました。

4人目、ポーランド人のSzuczepan KOŃCZAL
彼は以前ポーランド内のショパコンに入賞、何回か演奏を聴いたことがある。上質で正統的な、品格のある演奏なので、私は好き。
だけど、彼、時々あれ?ってことをするの。。1次の時も、結構大きなミスがあり、上手なのに・・と思っていたら2次進出、今度は頑張るだろ!と思っていたら、今日もちょこっとだけあれ?があって。それは残念。前回の演奏の時はそんなことなかったのにな。
でもそれでも決勝に進んでほしい。それをカバーするだけの内容があると思います。音も綺麗で、スタインウェイはこういう音を出して弾いて欲しい!!という音だった。ソナタは立体的で、凛としていたし、マズルカがまたとっても良かった。さすがスラブの血、と思えるセンスがある。残ってほしいなー。

明日から2次予選

2005-10-13 | ・ショパンコンクール2005
コンクール聴くことも含め、毎日予定が詰まってしまい、一日でも何もない日があったらなぁ!!!という感じのこの頃です。

特に意味はないけどまた統計。
2次の使用ピアノを数えてみた。

スタインウェイ・・・17人
ヤマハ・・・8人
カワイ・・・6人
(1名不明な人がいるので31人分。)

ホールで1次を聴いた限り、スタインウェイは、やはり質感のいいとても綺麗な音だけど、遠くまで充分に響く音を鳴らすには技術が要ると思います。
ヤマハは、重みもキレもあるいい音だけど、これもまた技術次第だと思う。人によってはつまらなくもなり得る。
カワイはよく響く。上手に操れる人が弾くと綺麗。

とても客観的な感想だけど。
相性は大事ですが、あくまでも、腕があっての相性なのでしょう。


暖房!!

2005-10-12 | ・春夏秋冬
キタ━━━ヽ(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)人(∀゜ )人(゜∀゜)人( ゜∀)ノ━━━ !!!

きましたっ!!
何か暖房っぽいニオイがする!と思ったら、ついに入ってくれたじゃないか!!
冷え性な私には有難すぎ!


1次予選通過者

2005-10-12 | ・ショパンコンクール2005
2, Soo-Jung Ann /韓国
3, Piotr Banasik /ポーランド
5, Rafał Blechacz /ポーランド
6, Nicolas Bringuier /フランス
8, Chiao-Ying Chang /台湾
13, Alexej Gorlatch /ウクライナ
19, Hisako Kawamura /日本
21, Yusuke Kikuchi /日本
22, Ben Kim /アメリカ
24, Szczepan Kończal /ポーランド
25, Jacek Kortus /ポーランド
26, Olga Kozlova /ロシア
27, Rachel Naomi Kudo /アメリカ
29, Ka Ling Colleen Lee /香港
30, Dmitri Levkovich /カナダ
31, Dong Hyek Lim /韓国
32, Dong Min Lim /韓国
41, Marko Mustonen /フィンランド
44, Rieko Nezu /日本
45, Miku Omine /日本
46, Yuma Osaki /日本
47, Esther Park /アメリカ
54, Takashi Sato /日本
55, Shohei Sekimoto /日本
58, Yeol Eum Son /韓国
63, Gracjan Szymczak /ポーランド
66, Krzysztof Trzaskowski /ポーランド
67, Nobuyuki Tsujii /日本
72, Sławomir Wilk /ポーランド
74, Ingolf Wunder /オーストリア
75, Takashi Yamamoto /日本
78, Andrey Yaroshinskiy /ロシア


以上32名。