Chodzmy!!

Studiuje gre na fortepianie w Polsce
*アルバム更新 9/14*

CHOPIN JAZZ

2007-02-28 | ・演奏会記

学校の真ん中には螺旋階段があるよ



今日はね、学校で、“Chopin Jazz”のコンサート聴いてきたよ。
今開催されているショパンフェスティバルの一環。

これ面白かった☆

レッスンが終わってホールの前を通ったら、すんごい人の波。
このコンサート、無料のだけど、一応入場券が要るんだ。
うわ、でもここに並ぶ気はないわ、並んでもチケットもうないだろうし、きっとどこかから入れるわ。

と、2階入り口から進入しようとしたんだけど、そこにも列とコンサートのスタッフが。
立ち見はNGなんだって~。

開演直前に、空席状況により、
5人だけ入ってヨロシイ」 って。

あたしは最後の方にいたからムリ。

うわ~、まじで入れないんだね~、と韓国人の子達と苦笑してたら、
顔見知りのアカデミーのおじさんが颯爽と、

「Chodz ze mna!」

ついて来いって☆
という訳で、一同ヒミツの入り口にから入れてもらったんだけどこれが楽しくてさ~。
一人ずつドアの前にスタンバイして、

「・・・・・よしっ、今!入って!」

とこっそり一人ずつ入って、え?でも指定席だろうしあたしは一体どこへ行けば・・???と思いきや、偶然空いてる席があったりして、ちゃっかり聴けちゃった。

こういう心が柔らかい人って素敵~☆

今回の曲目は、ピアノソロで、ショパンのマズルカやプレリュード、エチュードなどが、JAZZとしてアレンジされたもの。これがね、中途半端なアレンジじゃなくて、オサレなの☆半端にジャズっぽいショパン、でも、ショパンっぽいジャズ、でもない、ってとこが好きだった。ショパンもこれ聴いて、皆が楽しんでる雰囲気を見たら、結構喜ぶんじゃないかなー?って思った。
このホール、クラシックよりジャズに向いてるんじゃないか!?と内心思ったのは私だけですか?えへ。言ってみちゃった。だってなんか音キレイだったんだもん。

ピアニストは、現代のポーランドジャズ界で奇才とされてるLeszek Mozdzer-レシェック・モジュジェル。トークもちょっと入ったけど、すごい面白い人だった☆試聴できるページもあるみたいだから、検索してみてね♪

do 28ego

2007-02-27 | ・あさみ絵日記

石畳・石階段は靴の消耗が早いんだよねぇ。。。



2月は28日まで っていうのに国境は無い

よね。そうだよね。うるう年~とか言うとなんとなく和風っぽい(って思うのは私だけよね(。-_-。) )けど、ポーランドだって、うるう年以外は28日までだよねそうよね。
ごめんなさい。ちょっとネジ緩んでるかも。。。
月めくりのカレンダー、70%offになってるし買わなきゃ~!私、あとどの位でどの曲を仕上げる…とかって、月のカレンダーがないとイマイチつかみにくくて。
ほら・・・あと何マス~って。あと何週間と何マス~って。

パッと見の画的感覚が大事なの。

ということで3月が来る。

3月は、半ばに、ワルシャワから電車で3、4時間の都市ポズナンへ、演奏会で弾きに行ってきます。
初ポズナン☆


・・・☆ (´▽`)


とか言ってる場合でない。

パデレフスキを弾く予定ですが、あぁ、軽い感じの曲だからって軽く弾いてると本当にだめだこりゃ。情けない。悲しくなる。もっとこってりさせなきゃならないらしい。ある意味演歌とも通じるんじゃ!?みたいな要素も、一滴たらさなきゃならないらしい。ぐぉ~んっていう濃さとか、人間ぽさ歌っぽさとか、ポ的哀愁とか。いやぁパデレを演歌にするつもりはないけどさ。
ちゃんと組み立てなきゃぁカンではいけなかった。がんばる。

眠り病

2007-02-24 | ・あさみ絵日記

学校なり♪



最近、これでもかこれでもかこれでもか

って程、睡眠星人
(細木数子では霊合星人)

この前、ついに一日に20時間近く寝る。
しかも翌日も12時間寝る。

深夜0時に寝たら12時に目覚め、
深夜2時まで夜更かしすると、午後2時に。。。


しかもぐっすり。


えーん我ながらやばい。
血圧が下がってるんだか気圧が下がってるんだか。
いっそ冬眠に入った方がいいのよねこういうヤツは。


が、今日は朝9時に調律師がお家へ。
その前にも用事があったので、早く起きなきゃ…!!
と思いつつ、前日は夜更かししてしまい、起きられるかどうなのかと不安を持ったままベッドへ。
え?夜9時に寝ればいいじゃんって?
でもその時間はまだランランのコンサートで彼のアンコールを聴いてたのよ。


でね、起きなきゃ~、でも起きられない、って時、その起き掛けにへんな夢見ません?
私は見る。ヤなタイプの。


例えばね、
『起きて支度してる夢!!』
これね、昔から見るけどすごいリアルなの。
カオ洗ったりメイクしたり、細々したことが全部現実的で、しかも必死に頑張っている。
頑張って起きて急いで支度している。
その頑張りは全部架空。。。TT


そして今日はね、
『調律師から携帯に、1時間遅くなるっていうメールが来てる夢!!』
を見てしまった。
しかもちゃんとポーランド語
1時間遅れて10時になるよ~っていうメールが来てたの。
わぁーい、もうちょっと寝るー♪って思ったの。


更に、


『そのメール、夢じゃないよね?と思って起きて確認する夢』
まで見たの TT
なんか周到さを感じるよね。。。 (←誰にだよ (- -;*) )


あ~今日からは早寝早起きしよっと。

で、起きたんだけど?
10時過ぎても調律師まだ来ないけど?(ある意味正夢?)

2度寝しないうちに早く来て。。。

Z kim O czym

2007-02-20 | ・あさみ絵日記

雪がいっぱい降ったとき、街なかにこんなの出現してたよ



今ひたすら語尾変化してます。

ひたすら、

『誰が 誰と どこで 何について 話し合う。』
Ojciec rozmawia z jego synem w restauracji meksykanskiej o nowych mieszkaniach.

と語尾変化させて言いまくる。
書いちゃだめっていうコンセプトなので、ひたすら言いまくる。
これでもかって量のプリントを変化させまくる。
複数キライだ。
今日は最後の一枚で頭がプッツンしたよ。

日本語って、名詞も形容詞も語尾変化しないよね?するっけ?
複数も単数もないよね。
でも意味が通じるね。
ほんとパッキリすごい言語。
あぁぁ、ダメだ、今日本語のことを考えるとホントに頭がメリっといっちゃう。

でもね、ポー語を知り始めた時、おぉぉ、まるでショパンの装飾の仕方にそっくりだよーと感じたよ。



何だかんだあたし、語尾変化って、パズルみたいで好きである。

だけどだんだん、語学学校の帰りは特に…何か単語を見るたびに、語尾が変化された文字が自然と見えてくる。

ka は -ce、da は-dze、b,p には-ieを…と何だか柔らかくしたくなってくるし、
語尾に、 -ych とか -ach ってくっつけたい気がしてくるし、
nia は勝手に nii とか niu に見えてくる。

が、これってサボると一瞬で感覚はなくなっちゃうのよね。
幻想文字を追いますどこまでも。

一番の弱点は動詞のボキャブラリーのなさだなぁ。。。
語尾変化は好きだけど、動詞には顕著に拒絶反応が出るんだよなぁ。

まぁ頑張るなり~ o(*^-^*)o

Brendel

2007-02-13 | ・演奏会記



アルフレッド・ブレンデルのコンサートへ行きました。
当日券、特等席で800円・・・!

Program は、Haydn,Beethoven,Schubert,Mozart.

私にとっては、シューベルトが、ものすごくて、何ていうか、不思議なもの感じすぎて、精神が落ち込んだし、疲れた。

心の、自分で直視しにくくて、普段はオブラードに包んで守っているようなところ、そういう部分の信憑性を表されちゃったような。。。オブラードなんて突き破って、じんじん直撃された感じ。。。それがじんじんしすぎて、ピアノを弾いていることとかそういうことはもうどうでもよくて、それ以上のことに触れちゃったから、耐えられなくなっちゃったのかもしれない。

だから聴きながら、色んな感情に駆られてしまった。

ピアノを媒体としてこんな精神状態を私たちの前で表してくれて、なんてすごいんだろう、ありがとう、っていう気持ちでしょ、

あと、持ってる荷物を全部放り投げて、去りたくもなった 笑。(それはダメ!やめろやめろワタシ・・・)と言い聞かせてた。

それから辛くもなった。落ち込んだ。何かその不思議なものの刺激が確かすぎて。お隣にすがろうとしたくらいに。私にはそれが何なのかわからないのだけど、聴いているうちから、もういいよぉ、って。

彼は一体何を見ているんだろう。
なんだか受難と儚さと確かさを感じてしまう。
こわくて複雑な気持ちになっちゃう。

演奏が終わって、隣の友にどうしようどうしよう、って言ったら、「大丈夫、あさみ、言わなくても全部わかるよ」って。言ってもらった途端、涙が止まらない。背骨溶けちゃったみたい。ホールの階段のすみっこに座って、皆帰った後も動けなくなってました。

身体中の毒素がじわじわ出されたみたいで、ものすごくだるかった。ずっと手足の振るえがとまらなくて。コンサート後にマトモに話が出来なかった私を許してね。



・・・ねぇブレンデルは水木しげるとか好きっていうのは本当?笑


Miroirs

2007-02-08 | ・あさみ絵日記



一番見つけにくくて、見つけなきゃいけないものは、どこか遠くにある訳でも、走り回って掴まなきゃいけないのでもない、そういうものは自分の中にあるのかもしれない。

それを見つけるために、色んなところへ行ったり、色んな人に会ったり、ぜーんぜん正反対のもの、理解フノウなものに出会ったり、傷ついたり、そして癒されたりするのかもしれない。

って思うこの頃です。


***


ピアノに関しても。

今思うと、日本での高校・大学時代、私、感覚だけで何とか繋げてきたことってたくさんです。
特に高校時代は色んな意味で壊れていたw


和音を弾いて、「真ん中のソの音程が高すぎる!!!」とか、
本気で込めて通して弾いてみても、沈黙の末一言 ・・・「だめ」 とか、
いやここには何も書けん 笑。

胃薬飲んでレッスン行ったり…きっとわかる人にはすっごくわかるよね。
もちろん楽しさや喜びはあるのだけど、好きなだけじゃやってけないし、ちょっと休んでみたい…って時も重要な本番はがつがつ定期的にやってくるし、レッスンでは耳や頭の悪いところを指摘されまくりだし、完全に解放されることがあんまりない、っていうのが続く世界。

それ以前はかなーり天真爛漫にやってきただけに、自分でもわかる位劣等感の塊抱えてました。


※ あ!なんかドロドロしてるっぽいけど、フツーに明るく爽やかな学生もいっぱいいると思うよ!ていうか、私の思うところ、努力はあんまり他人に見せない習性があるので一見能天気っぽい人も多いかもね。



そして、そういう指摘を感覚で「こうかな?」ってやってみて、ある時偶然に 「そう」 となったりする。「ソ」をちょと高めにして、和音をハモらせることが出来たりする。出来ると楽しかったりする。

でも、本当は、自分では、どこをどう直したからこう良くなった、とか、よくわかってなかったの。感覚で、こういう感じ!っていうだけ。それでも、普通は出来なきゃ許されない、とにかくどこかへ進めなきゃ私はいなくなっちゃう、消えちゃう、って、文字通りの必死。
わからないものが多い分、先生の存在や意見、一言一言が異様に大きくて、脅威な部分もあり、自分の判断力に自信がなくて、自分を信用することがなかなかできない。半日弾かないだけでオカシクなりそう、っていう過剰に神経質な時期もあった。そういう鎖で繋げていくことに一生懸命になっちゃってたあたし。


ポーランドに来ることで、ある意味世界で一番威厳あった存在から離れ、ひとりになってやっと、自分の素を集めていくこと、が、どういうことなのか、を感じ始めた気がする。初めは全バランスが崩れて、全くピアノが弾けなくなった。頑張ってももがくだけだったし、それが結構長い期間だった。


だけど。今ね、以前は感覚だけで捉えてきていたものたちについて、フッと観点を変えることが出来る瞬間があったりする。こういう観点ばかりに固執してわからなくて雁字搦めになっていたけど、こっち・・・?みたいな。
今が一瞬じゃ足りなくて、一生が一回で数十年じゃ短いんじゃん?と思えてくる。


そして昔から変わらないのは、
本番がいい意味で気持ちよくうまく結果よくいくのは、
曲を愛してるって勝手に思ったとき。
愛そう!じゃなくて、
気付いたらフツッと確かに浮き上がってきてたとき。
愛されたいって思ってるときはうまくいかない。

ただ、ラクな本番は絶対ない。


***


心って実際に感じないと、何も学べないもんね。だから、自分が感じてる全てのことって、とっても貴重で、大事で、感謝すべきものだと思う。だから感じる、ってことを大事にしたい。嬉しいときは、嬉しさを思い切り感じる。苦しいときは、苦しさをちゃんと感じる。思考で避けてラクしないで、魂にジュワジュワやきつく位にね。だってそれは、自分だけでは・自分だけしか感じられないことだから。コレ意外と難しいんだけどさー私にとって。

大袈裟だけどさ、例えば魂にとって信じ難く惨いことがあるのなら、それが深ければ深いほど、それに相対して信じ難く幸いなこともこの世には存在するのよ。
醜いものに触れて初めて、それと全く逆の尊いものを実感することができる。
傷つくことで癒しを知って、迷うことで信じることを知っていく。
前者がないと、知れないんだよね?違うかな。

自分の中に与えられた何か大事なものの要素は、他を通して映ることによって初めて見えてくるのかもね。反射して。

と考えてふと頭をよぎったのが聖書の中のこの言葉。

わたしたちはいま
鏡に映ったぼんやりとしたものを見ている。
けれども顔と顔を会わせる時が来る。
いまわたしは、ものごとをかけらしか理解しない。
けれども、わたしが知られているように、
わたしが全てを知るときが来る。


感情、感覚、与えられている、感じさせられているもの の実体って何だろ。
創造的に生きていけたらな。



文、なが。