Chodzmy!!

Studiuje gre na fortepianie w Polsce
*アルバム更新 9/14*

試験終わりました☆

2007-06-22 | ・オンガク

みんなで食べたゴロンカはおいしかった☆





アカデミーの卒業試験が終わりましたぁ~~~!!

朝から、

ショパンのノクターン op.37-2
夜のガスパール

と思いっきり夜なプログラムを弾いてきました。

時間が早いからだぁれも来てくれないと思っていたけど、色々な人が応援に来てくれてとっても嬉しかったです。早起きして来てくれてありがとうございました☆
録音してくれたり、お手製のお菓子をプレゼントしてくれたり・・・もう感激です☆


***


スピード譜読みして、短期間で仕上げたノクターン。この曲はレッスンでもあまり見てもらわなかったので、短期間で自分なりにまとめて弾いた、っていうことが、ちょっと自信になりました。色々な支えがあって、2日前になってやっと突然わかりました。多分、あの日がなかったら弾けなかったんだ。

だから、出来栄えがどうこうというより、マイペースで弾けたのでよかったです☆
良かったよって言ってもらえたのも、心底嬉しかったです。


***


ガスパールは、丁寧に弾けばいいのに荒くしちゃった、という箇所が複数あったのと、もうちょっと音を聴きやすく伸ばせれば、というのが反省点だけど・・まぁ、最後まで弾いたし・・・笑。

『夜のガスパール』で一曲だから、曲間でタオルで手拭いたりして一休み、みたいにしないで弾こうっ☆という気を起こしちゃったのだが・・・スカルボの前に拭けば良かった!!というのも反省点。滑るのと滑らないのでは、連打や和音の弾きやすさが違いました。でもそれで自分に拗ねたりしなかったからいいの 笑。そこ大事!


***


だけど、写真!
スカルボを弾いてる途中から、デジカメのライトが付いたり消えたり。着メロとか話し声とか、音の邪魔は結構大丈夫な私だけど、光は苦手!動揺に気付いてすぐやめるよね?と思ったのだけど、終わらない。でも学校の試験で何回も撮る必要ある??もちろん、そんなの気にしちゃいけない。でも、マナーとしてもどうだろうと思うし、弾きながら、お願いだからもうやめて!!と必死で思ってしまった。

まぁ、こんなこともあるんだ、と、もしも次に遭った時はもう動揺しない☆ということにします!


***


そんな不本意なものもあったけど、でも、嬉しいです。
私、最後の最後に、苦手なノクターンで、殻からちょっとだけ抜けられた気がしてる。殻から抜けたというより、自分の中身を大事にできたってことかもしれないけど。今までに、たまたま抜けられたり、猛練習して無理矢理抜けてみたり、はあったけれど、自分では、そういうのとはまた違う気がするんだ。
だから成長☆っていうことにします☆
そこには、尊敬する人、愛する人、愛してくれる人、たくさんの人の支えがある。
だからとっても嬉しいの。
私の心にはあまりに貴重なものばかりで、泣きたくなるの。
色々な人のお蔭でたくさんの発見や収穫があったし、また新たにやりたいことも増えました☆


前日までは、なぜかものすごく寂しく寂しくなってしまって、なんだろ、こんなの初めてだし緊張とはまた違うんだけど、半泣き状態の日々もあった。ショパンの心臓の横へ行って、ノクターンを心の中で歌ってきた日もあった。
そんな中、自分を肯定できるような温かいメッセージをもらったり、当日も、私が弾く時に、私のために祈ってくれる人がいるんだ・・・と思ったら何ともいえない気持ちになったし、それはとても大きかったです。


***


思いっきりダラりーーーんとしたいけど、もうちょっと頑張ることがあるのだ☆
でもきっと楽しい、いい予感がする☆
成長って、辛いと思えば辛くなるし、素敵と思えば素敵になる。
また頑張ります☆


Ivan

2007-05-29 | ・オンガク



たまたま音源を入手した、チェコ出身のpianist、イヴァン・モラヴェツ。

彼のノクターンが好き。すごく好き。
私、一度好きになるとしばらく延々と同じの聴いてとろけてる、
同じフレーバーのアイスばっかり食べるタイプの人種です。
(アイスはチョコミントばっかりコーンはブリクレのが好き
例えば心底面白くて惹かれちゃったのはコルトー、心底かっこいいのはミケちゃん。心底っていうのがみそ。

で、彼、ここまで心底はまっちゃうのは珍しい。ってくらい好きだよ。

彼、ミケちゃんにも師事したことあるみたいだ。

クセもあるかもだけど、私にとってはほとんど気にならない。だって他のことの方が全然気になるんだもん。バスの響きの重さと厚み加減、広がり方、重なり方、和音のはもり方、レガートの種類、音質の磨。
とっても有機的。
温度とか、空気感とか。
音質がいっぱいな人って素敵。

かつ、歌みたい。息みたい。

そう、その両方だから、掛け算的に惹かれてしまうある。
空間的なことと、時間的なこと、両方。心と感性にくる歌と、雰囲気と、音を扱ってそれを伝えるテクニック、も一緒に。
二次元の楽譜から、三次元四次元・・みたいな。

こんなことできる人がいるんだな~。すごいな~。

今の私の心にすっごく来る。すぐそばにいてほしい感じだよ。
すごくそばで、芯をあっためて強くしてくれる気がする。今はどこか近づけなくても、間近じゃなくても、存在が満たしてくれる気がする。

そういえば、中学の終わり、高校から師事した先生のレッスンで、先生の弾き方を聴いて、まず思ったのは、音を鳴らす前から音が聴こえるのはどうしてなの???ってことだったなぁ。



やばい。聴いてるだけで満足しちゃう。


おつかれさま☆

2007-04-29 | ・オンガク



土曜日にコンサート終えてきました!
まだのびているにちようび。。。

聴きに来てくれた方アリガトウ。
留学生会員のみなさんお世話様でした。

反省文書くつもりはないけど、メモっとこう。
今回なんだか自分の欠点を自分で感じまくってしまい、久々に悔しさを感じてしまったぁ。っていちいち自分に腹を立てちゃう幼稚な自分にもこりごりだけど!この悔しさ起爆剤になりますよーに☆
そして一度やったことのある曲をまた引っ張り出すって根気要るなぁとも思いましたちゃんとから出直さなきゃだ。うん、それもきっと楽しいなりと言い聞かせてがんばる~。生きている限り、どんな形でも、音楽と通じてる何かを追っていられたらいいなぁ。

それから『楽譜を見て弾くこと』って、私にとっては本当に大事。覚えているからって日頃よく見ないと、何かが抽象的になってしまったり、イメージが曖昧になったり。そしてそれが本番でじわじわ露呈することに・・・って私の場合はある。いくら頭で強くイメージ持ってても、やっぱり楽譜は楽譜で大事なんだな。

よぉし、一日一日大事にまた頑張りまーす。

みんな本当にお世話になりましたぁ~


Zaproszenie

2007-04-25 | ・オンガク



コンサートのお知らせ

誰にも言いたくなくなる前に書いとこう。
ポーランド日本人会主催の留学生演奏会があります。
私はラヴェルを弾きます。
ワルシャワにお住まいの方々、是非遊びにいらしてください。

4月28日(土)18:30~
ジェカンカ ユゼフ・エルスナーホール
28 kwietnia 2007, godz. 18:30
Dom Studencki Dziekanka, sala im. Józefa Elsnera
ul. Krakowskie Przedmieście 58/60, Warszawa


曲目はこちら

Chopin:24Preludes op.28-15
Debussy:Preludes Ⅰ~アナカプリの丘、雪の足跡、西風のみたもの(pf.)

Chopin=Rodionov編曲:Noctune no.20 cis-moll(vl.)

Liszt:Ballade no.2(pf.)

~休憩~

Szymanowski:9Preludes op.1-1,2,5,7,8,9(pf.)

Schumann:Liederkreisより「異郷で」
団伊久麿:紫陽花
Bellini:オペラ「夢遊病の女」より "Ah! non credea mi rar ti"(sop.)

Ravel:Gaspard de la nuit Ⅰ.Ondine, Ⅲ.Scarbo(pf.)



コンサートの企画と実行に際し、学生理事さんを始め、プログラムの作成、会場の手配、広告会社、調律師さん、お花屋さんとのコンタクト、…などなど、貴重な自分の時間を割いて作業をしてくれた方々がたくさん。日本食レストランでも、ポスターを貼って頂いたり、招待状を一枚一枚お会計の領収書にはさんで頂いたり、とお心遣いを頂いています。様々なご協力によって支えられていること、感謝します。
どうもありがとうございます。

虫刺されのはなし。

2006-08-05 | ・オンガク

お昼過ぎにも月が見えた。



ある晩、知らないうちに踝がぴりぴりしてきた。
虫刺され?だけど、かゆくなくて赤くて熱を持って痛め。

が、眠かったのでそのまま寝る。
翌日は昼間にレッスンがあったので、そのまま受ける。

でもね、レッスン後にも練習していたら、だんだんひどくなってきた。
痛いからペダルなしで弾いて、いい練習♪とか思っていたんだけど…
赤みが広がって…歩いてみたら、よちよちだよ私!

コレ、毒グモとかで、やばかったらどうしよう (゜ロ゜;)
体中に毒まわっちゃったらどうしよう (゜ロ゜;)

いやぁでも、こんなに腫れたら後は治るだけよ (´▽`)ノ

とか思いつつ、ヨタヨタと練習場から帰途へ。
この日、土曜日ということを忘れていたのであります。
土曜日は早めに薬局が閉まっちゃうの。
明日も日曜日でお休みだし、放っておくしかない。。。

カメのように、というよりもはやナメクジのように歩く私を見て、後ろから知らないおばさんが声を掛けてくれた。
「サナトリウムに行けばドクターがいるわ、私もそこへ行くから一緒に行きましょう」だって TT!!!
「ご飯の時間は何時なの?ポロネーズで食べるのね?じゃあ間に合うわね」

っておばさん、

あたし夕ご飯よりも足が心配 TT

お医者さんは、冷やして包帯をぐるぐる巻いてくれて、ハイこれ飲みなさい、と白い錠剤。何だか知らないけど服用。
ずっと放っておいたから、処置してもらってこの上なく気持ちいい TT

そして、日曜日でも空いている薬局と、必要な薬を教えてもらったのでした。
薬局では、軟膏と、なぜかカルシウム剤を処方されました。
なぜカルシウム???

飲みませんでした。

この軟膏でコロリと治ったよ!
いやぁ山の虫には要注意ね。



街へ向かう坂。




“Dworek im.F.Chopina”とショパン像




Dworekの前に広がる公園











コンサートのはなし。

2006-08-05 | ・オンガク

尊敬したくなるようなスタインウェイ☆


講習の最後にはコンサートがありました。
ここのスタインウェイ、とっても好きだった。ポーランドで弾いてきた中で一番好き♪と思った程。音をごまかしたりぼやかすのではなく、知的に反応する、でも弾きにくくない、感じのいいピアノ。といっても、人によって感じ方は違うので、あくまでも私の感想。同時に、あぁ私の頭がもっと良かったら、もっと色んなことできるのに…とも思ったのだけど。

コンサートは、どこからこんなに集まったの???という位たくさんのお客さんが集まり、会場は満席でした。

そしてとても温かい雰囲気。

この雰囲気に、とても助けられました。温かい気持ちで聴いていてくれるのがわかる感じ。
素直にそれに乗っちゃえ、って感じ。
あの感じがなかったら、今回私弾けなかったと思う。
実際、ホールにお客さんが入ると、空っぽの状態よりも音がまろやかになる。
こういう部屋だと、リハーサルの時の方がよっぽどやりにくいよ。

終わったら、先生がぎゅってしてくれて、知らないおじさんやおばさんが「きれいだったよ^^」って握手してくれて、そりゃあ自分に不服はあるけれど、まぁそんなにカリカリとやる場じゃないんだな、ってことで、和やかに過ごせました。

そして、他の演奏者からもいい刺激をたくさん受けた。
すっっっっっっごい上手!好き!と本気で思った(あ、演奏がだよw)、ミハウっていう17歳の男の子。
彼は、ブロツワフからドゥシュニキへ向かう電車で偶然会ってから、困った時に何かと助けてくれた人。普段から機知に富んでいて、ユーモアがあるけど、面白いことを言ってもどこか賢くて、とても魅力的なキャラクター。
彼は二晩に渡って、シューマンのソナタNo.2と、シマノフスキのヴァリエーションop.3を演奏した。
最初に聴いたシューマンでびっくり。あのソナタは掴みにくい(と私は思う)し、あんな風に面白く魅力的に、色んな要素を集め、且つ包容力を持って全体をまとめるって…まさに魅力的。聴いていて毎瞬毎瞬喜び、っていう演奏だった。珍しいよねこんなの。
期待を持って聴いたシマノフスキもかっこよかった。あんなに複雑にできているあの曲を、クリアに魅力的に聴かせてくれた。頭の中どうなっているんだろう!!ミハウ万歳!!w

他にも、シマノフスキのマズルカop.50-1~4を弾いた、体格のいい男の子。すっげー!!!でした。すごい奥行きのある構造がすごいマズルカ。私も譜読みした曲だけど、うわーこんな風になっていたのか、こんなに絶妙なバランスだったのか。。。あぁぁもうこれは弾かない!!!当分シマノフスキには手を出さない!!!と思ったよ。

色んな人の演奏を聴くのって、とても興味深いし、お勉強になります。



1826年の夏に訪れた際にショパンもコンサートをしたというホール。




ショパンフェスティバルもここで。


レッスンのはなし。

2006-08-05 | ・オンガク


宿泊施設の前のお庭。


ドゥシュニキの講習、一日3時間は練習可能、っていうのが、けっこうびっくりでした。びっくりって、多くてね。少ない TT という友達もいたけど、私は山の講習にしては十分☆て感じでした。
練習以外にも、他のクラスのレッスンを聴講したり、お散歩したり、お昼寝したり、(講習中、ルームメイトと共に驚く程寝た!夜も寝つつ、お昼寝でもコロッと爆睡してた!!)とマイペースに過ごせました。聴講も、ミエジャノフやフィリップ・ジュジアーノを始め色々な先生のレッスンを聴けるし、ポーランド語を聞く練習も兼ねていたので、とても興味深かった。

そして自分のレッスンも、とても良かった!感激して半泣きだったくらい…でも、先生が心配してレッスンが短くなったら困る、と思って堪えたよ。ショパン数曲とパデレフスキで受講したけど、受けられて良かった。

話はとんで、日本人はテクニカル、ヨーロッパ人はよく歌う、とか一般論でいうことがあるけど、実は、それ、どうなの?といつも内心思ってるあたしです。だってさ、どうして、テクと音楽性を別々にするの?音楽性のためのテク、音を響かせるテク、レガートのテク、そういうもの=よく歌わせるテク、は勿論必要で、天性のものを持ち合わせる一部の人以外は、研究が必要なのは当たり前じゃん。いわゆる日本人のテク、というものが、単に指がよく均等的に動く、っていうだけの意味だったら、それはテクでもなんでもないじゃん。
そして、音楽的なテクには、感性だけじゃなくて、指や腕の使い方がもちろん関わってくるじゃん。ただ感性や感情を強烈に持っていて、それをさらけ出すっていったら、そりゃああーた独りよがりじゃん?日本人にもそういう人はいっぱいいるし、ただよく歌い感情を込めれば音楽的、とかそういうことはないと思う。
でも、その辺のバランスを絶妙に持っている人って、これまで会ってきた身近にもたくさんいて、すごいなーって思うと同時に嬉しくなっちゃうんだよね。
難しい。でも、内容の濃いレッスンを受けられて、前向きな気持ちを与えられた気がします。



練習室まで、この道を歩いて行きました。


練習室の一部は小学校!
初潜入です。かわいい教室!



空気が気持ちいい!って伝わるかな??



た・だ・い・ま

2006-07-31 | ・オンガク
無事にドゥシュニキから帰ってきましたー!!
なんだか違う国から帰ってきたみたい!

講習は充実していて、素晴らしい刺激がたくさん!な2週間でした。

今回、友達に合わせて、ブロツワフまで飛行機で1時間+そこから電車で2時間半、の旅。でもね、いやぁ、行きの飛行機がヘタで超こわかった!!飛行機は小さいし、なんだか滑走路の時点でくねくねしてたし、高所ダメな私にとってはキツかったのよ。だから、帰りは飛行機をキャンセルして、全部電車で帰ろうか、と、かなり迷った!けれど、チケットは購入済みだったし、結局おとなしく飛行機に。まぁ、帰りは一転し、超上手なフライトですた。よかったよかった。これからは、国内線は極力電車派でいくよー私は!!

講習終わりから何か謎のアレルギー中です。ドゥシュニキを出たら治るかな?と思ったら、飛行機でも、ブロツワフでも、ワルシャワに着いてからも、帰宅しても治らなーい!花粉症のひどいヤツ、みたいな感じで、くしゃみとサラサラの鼻水がエンドレス。なんだこりゃ。頭痛と耳鳴りもありだけど、風邪?というよりはアレルギーっぽいんだよナ。あんまり辛くないけど。謎なの。

ドゥシュニキは、その美しい環境とふんだんに溢れる鉱泉により、ポーランド有数の保養地。サナトリウムも複数存在する。1826年夏にショパンも保養に訪れたことから、ゆかりの地となっている。ショパンの飲んだ鉱泉、ショパンがコンサートを開いた邸宅、ショパン通りがあったり、建物の名前がマズルカやロンドやポロネーズだったり。(ちなみに泊まったのはジチェニエ。度々行ったレストランはエチュード。エチュード…?)そこまでするならいっそ、日本みたいに、ショパン饅頭とかサブレとか作ったら売れるんじゃないかい?…鉱泉水で作りました☆みたいな(謎)…と思ったけれど、お土産ネタはほぼ皆無。いや、お隣のおばさんに観葉植物を預けたから、何かドゥシュニキ!ってものを買いたくてさ、あまりになくて困ったのよ。

色々あったので色々書くよ。ぼちぼち。



ショパンもコンサートを開いたホール
ここでコンサートがありました




練習場からの帰り道。


響き

2006-06-03 | ・オンガク
私の先生は、響きのことをとてもよくおっしゃいます。
ここにはうるさい先生です。
今、響きを重視…ってみんなそうだけど、特にそこに焦点を当てているような曲目に苦戦している私。
レッスン中も、「まし」にはなっても「よい」とはなかなか言ってもらえません。
ピアノを弾いていても、もっとヴィブラートをかけて、とか言われます。
音をもっと探して、とも。

神経を澄ませて使うのって労力要るよね。特に使い始め。
うん、使い始めが一番疲れる。
昔、日本の学校で先生に、「ラクな本番なんてない」と言われてすごく納得したのを覚えてる。安定感を求める気持ちが先走った練習、をしまくっちゃってた時期に。
楽しいことは在り得ても、楽に成り立つ演奏なんてないし、楽に弾きたいって思って練習するもんじゃないよな、って。

今は、日本にいた時のように、「自分のピアノのことだけ」考えていても大丈夫だった環境とは全く違うし、常に何かと連立させていかなければならないから、そこが、不器用な私には難しいところ。

今日もまた宿題を持って帰って家で研究。

ずっと迷っていた試験のプログラムをやっと決めた!
ショパンとパデレフスキとシマノフスキ、のポーランド特集と、Debussy。

弾き合いでした

2006-04-21 | ・オンガク
今日は学校のコンサートホールで門下の弾き合いでした。大学生は、試験がもう来週!なのでそのためのものだけど、そこに研究生の私も混ざり。いきなりでバルカローレだけだったんだけど。
まだまだ思うようにいかないことだらけだけど、それが身にしみてわかったのはよかった。本番はやっぱりお勉強になります。試験は6月下旬だけど、そこで初めて弾くってこわすぎ!と思っていたし。

私、いつも本番前って食欲減衰しがち。今日の昼間にあったレッスンも、朝から飲むヨーグルトだけで行っちゃったのです。
だけど!
友達が看護婦さんから聞いたそうなのだけど、空腹だと、手足が震えやすくなるんだって!知らなかった!!レッスンで最初に通すとき、異様に手足が震えたんだよね。これからはちゃんと食べるようにしよっと。

あと今日本番用タオル忘れた。。。
でも、なきゃイヤ!なのです。持っていたいのです。ふとバッグを見ると私、タオル地のポーチ持ってるではないか。
・・・ということで、それをあたかも普通のタオルであるかのように折りたたみ、舞台まで持って行き、ちゃっかり鍵盤も拭いてきた。ちゃんとファスナーが鍵盤に当たらないように気をつけたよ。

同門の大学生の子と、初めていろいろ喋ったことは、ちょっと嬉しかったり。みんな、大人っぽく見えるというか、一見、気さくに話してくれないんじゃないか・・と思っちゃったりで、それに特に長時間接する機会もなかったし、あまり話したことなかったのです。でも、話してみると、なんだーこんな面白い優しい子なんじゃん!って。私のへんちくりんなポーランド語でも相手をしてくれるし。別れるときには
papa!ちゅ!(投げ)
っていう仕草が可愛くて嬉しかった☆


さてとにかく一日一日大事にしなきゃです。

聴けるかな~

2006-04-01 | ・オンガク
今ね、コルトーが聴きたい!
高校生の頃からコルトー聴くのが好きです。
やっぱりすごいって骨から思えちゃう。(なんだそれ。)でも、何回聴いてもとろけるんだもん。1箇所だけを何回も聴くのも楽しいの。聴くのも難しいよね(´-`)通してちゃんと聴けるようになるまでって時間かかっちゃう。何かしながら聴くのも好きじゃない。

それで、今、コルトーのバルカローレが聴きたい!
でもなぜだかCD持ってないの。
学校のCDの図書館にもなかったの。
そしてCD屋さんへ行ったら、バルカローレあったけど、CD3枚組みとかで売ってるんだよね(*´-ω)他の曲は大抵持ってるから、バルカローレだけでいいんだけど。。。3枚も要らないんだけど。。。

ほんとはね、以前日本でMDにコピーしかけた、一部分だけ、半端に持ってるの。あと、多分、コルトーの晩年の?なのか定かではない音源も持ってるの。でも、その、半端に持ってるやつの全部分が聴きたーい!!って訳なのです。

そのうち聴けるといいなー。
絶対1枚でも売ってるよね。
CD屋さんって暑くて空気悪くて長居できないの(ノ_-;)

関係ないけど、フランソワのベルガマスクもすごいよね。

今、部屋がごちゃごちゃです。MDもCDもごちゃごちゃです。
整理しよう。。。

コンクール

2005-10-01 | ・オンガク
ポーランド、ショパンコンクールのシーズンです!
先日、約一週間×2箇所に渡る予備選が終わったところです。

ていうか、私、

弾いてきちゃいました・・!

受けるつもりはずっと皆無だったのだけど、3月、書類の提出締め切り直前に、急遽受けることにしてしまったのだ。急遽と言っても、ものすごく悩んだ。3日間お腹壊す位悩んだ。
そして、受けることを目指してお勉強、というつもりで受けることにした。

コンクールは、受けるからには本選までの全ての曲を用意すべきだし、絶対受かる、という意気で挑むべきものだと思う。今までにもコンクールや本番の辛さは経験した事あるし、受かること、入賞することに意義があるものだと思う。

なのに、無理矢理でも受けようと決めてしまったのは、
人生初の大スランプの中にいたから。

弾けないから受けるっていうのもへんてこだけど。

ここんとこ何ヶ月もずっと、ホントに大きなスランプの中におりました。
これまで、弾けなくて本気で困るなんていう経験なかった。でもこうなってみて、初めて色々考えた。

今まで、問題外なほど途方にくれたりしなかったのは、周囲の他人の力によって、軌道を修正され、良い・悪いを判断してもらってきたからなのかもしれない。私は言われるままに努力していただけなのかもしれない。
その努力は超苦しいながらも楽しかったし、無駄だったなんて微塵も思ってはいない。
でも、今まで他人の力によって成っていたものが、一度、全て崩壊した。

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先生は、「ショパコンは、何年もかけて曲を準備するもの、あなたはまだポーの生活を初めて間もないし、半年で準備するなんてありえない。急がなきゃ急がなきゃ、っていう心境で練習するのも良くないよ。」って。
でも、「僕は自分の意見を言ったよ、でも最後に自分のことを決めるのは自分・・」と、書類に必要な推薦状×2、先生ご自身と、もうひとり他の先生にお願いして、用意して下さった。

で・・締め切り直前に、事務所に直接手渡し。

受けないまま後悔するよりも受けよう
なーんてもんでは決してなく、
絶対に死ぬほど後悔するけど受けよう
って。

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本番までのはなし

スランプは、対処法になかなかたどり着けなかったし改善の兆しもなかなか見えなかった。ていうか、それがスランプなのだよね。。
でも、本番が迫っても、とりあえず目先だけを見つめた焦らない練習を続けてみて、長い間なかなか改善できなかったものが、やっと、だんだん、何か兆しが見えてきた。何ヶ月も変わらなかったのが、本番2週間前になって・・!
兆しだけだけど、どん底のところを折り返しそうな感じはして。

ということで、本番までのカウントダウンは、まじでコワかった!
前日は、

明日の夜って、あたしって生きてるんだろーか?

って本気でギモンだった。すごく上手な人で、本番の朝に吐いてしまったという人の話も聞いた。レベルが全然違うけど、わ、わかるよぉ。。皆それぞれのレベルに応じて、自分の十字架を背負って、苦しんで、蝕まれながら戦っているんだ。

予備選の課題は、
・エチュード2つ
・提出した、ポロネーズ/ソナタ1mov./バラードorバルカローレのどれか、の3曲の中から、2日前にくじ引いてどれか1曲。

会場は、ショパンアカデミーのコンサートホールと、文化科学宮殿6階のちっこいホールの2箇所に振り分けられた。アカデミーのホールは大きいし響くホールだけど、、、
私の本番は最終日だったので、事前に文化科学宮殿の方を聴きに行ってみると・・・
とりあえず、響かない、音出ない、“お部屋”みたい。会議室みたいなところって聞いていたけど、本当にそう!私みたいなのは別として、受かるか否かっていうところにいる人々にとっては不利なんじゃないか!?
それから、司会のおじさんが出てきて、一人ひとり進行する度にアナウンスがつく!「次はどこの誰で、曲は○○です!」みたいな!

そして、舞台は黒い幕で覆われていて背景真っ黒なので、

黒いドレスきたらまじでクロコになる恐れ大。

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あと1ヶ月
この頃はまだスランプを全く抜けていなくて、棄権かも、と本気で思ってた。

あと1週間
恐ろしいスランプの底は折り返しは感じたけど、時間的にそれ以上のことまで何も深入りできなくて悔しい。

あと2日
くじ引きの日。参加者一人ひとり全員分の封筒が用意されていて、自分でくじ引き。
ど、どれになってもそれなりに困る!!
でも、
どれが出ても、神様が私に与える課題なんだと思って頑張ります!
とひそかに決心し、くじ引き!
最初真ん中の紙に手がいったけど、

これソナタっぽい・・

と思ったので、左の紙に変更。ポロネーズになった。

くじ引き後、前日に日本から帰ポーした友人が、日本の栄養ドリンクを買ってきてくれたので受け取りに!長旅でお疲れのところ、ホントに有難かった。
そして米が切れたので、買っておいた。

前日
リハーサルの日。実際に会場で10分弾かせてもらえる。なぜかこの日、ありえなく緊張。ど緊張。いよいよ来ちゃったよ。
ホールには色んな国の色んな人が待機していて、思いっきり聴かれてるし。
自分の時間が来て、通してみると、脚が異様に震える!

ソフトペダル踏むの全部やめようか

ってくらい震えた。
リハの進行係は、アカデミーの同門のポーランド人の女の子。
「また明日ね☆」
って笑顔でさらっと言ってくれたけど・・そすね、明日ですね、明日。

当日
朝、もう弾かないほうがいいよ、リラックスして過ごして!
と、ポ友から電話。
今まで頑張ったんだから、今できることをすればいいんだよ、とか
弾く前にやめちゃわないで、本番で弾けばそれでいいんだよ、とか
終わったらおいしいもの食べようね、とか、
勇気付けてくれました。ありがとね。
でもやっぱ弾いてなきゃ不安あるよ!!

そして自作おにぎりとチョコレートたんまりとお水と栄養ドリンクを持って出発。

あ、も、ホントに思い出したくない位過酷な精神状態だったな。。

本番の1時間ちょっと前が受付時間だった。着いてから知ったけど、どうやら30分も練習時間があるらしい。
長い長い廊下を歩いて、練習室に到着。その日の進行係のお姉さん、
「30分後に迎えに来るので心配しないでね」
でもその練習室、響きすぎ!!!ホールと正反対!!
こりゃあんまり弾かない方がいいかも、と、ばりばりいくのはやめておいた。で、30分経ったんだけど・・・・・
誰も来ない!!
でも心配しないでって言ってたし・・・
と思うのだけど、10分経過してもまだ来ない・・・
ていうか、15分経過したら、タイムテーブルによるとそれはもう私の本番開始時間。もう過ぎてちゃいますけど・・・?

長ーい廊下の先を見つめても誰も来ないので、もう自分から戻っちゃった。んだら、結構時間が押してたみたいです。
でも練習室遠かったし、不安だったのー!

本番うんぬんはいいですね。
もっと自分の音をよく聴いて、構成をちゃんとさせて、とにかく用意周到でいかないと。

そんな感じでなんとか終了したのでした。

************************

でも、どん底まで行って、何もなくなっちゃった私を、見捨てないで、それどころか、支えてくれて、頑張れ!じゃなく応援してくれる人たちがいた。それがとても大きかった。
だって自分では自分を見捨てるところだったから。
いらない、って自分で思っていたような、そんな私のために、祈っててくれる人がいる。これは本当に大きかった。

3日からはいよいよ1次予選!
日本人は19名ほど進出しました。日本で同じ学校や先生だった人たち、留学生のお友達など残っているので、私もひそかにお祈りしています!

改めて楽器

2005-08-13 | ・オンガク
これまで日本では、普通に練習してきたピアノ。

日本で高校・大学、練習室には、大抵一部屋に2台ヤマハの整ったピアノが置かれ、冷暖房完備、そして朝の5時から貸し出されたいた。そんな、ごっそりヤマハがある中でも、ここの部屋のピアノがいい♪こっちはイヤ、とか、どっちの部屋を取ろうかなー、とか、結構真剣に選んでたワタシ。懐かしや。

それは置いといて、ここ2ヶ月、ポーのおうちにはピアノなし状態でした 笑。ま、6月は学校でちょこちょこ弾けたし、日本にも帰ったし、のびのび過ごせたぜ。って感じなのだけど!
今回どーしても、レンタル、または安くてよさげなピアノを見つけたい!と思い、粘って探していた結果、2ヶ月のブランクとなったのでした…!

でも、粘りまくった甲斐・ポー語喋れなくても調律師さんやピアノ運送屋さんに電話しまくった甲斐(?)&友の助けにより、ピアノを見つけることが出来ました!感謝です。

そして久しぶりにこっちで練習して思ったこと。

ヨーロッパ、湿度も環境も日本と違うから、音の聴こえ方も違う。
日本(の私んち)では、やっぱり湿り気のある音だった。それに比べて、ポー(これもあくまで私んち)では、直。コーティングなし!みたいな 笑。いえ、うるさい、じゃなくて、正直な音。反応が顕著。すごぉく響くホールで、(あ、思ったよりいい感じ♪)とかいうお得感の正反対。

何かしたら表れるし、何かしなければ表れない。

だからお得大好きなあたしはちょっと自分が辛くもなる…笑
挽回できないことだらけだけど、やっぱりのん気だし…(TT)!
ストレス溜まるとすぐ外へ出て行きたくなっちゃうしね…!

マダマダです。


ヤマハちゃん

2005-07-28 | ・オンガク
日本では当ったり前にどこにでもあるヤマハピアノ。

でも。。。
ポーでは激レアものです (゜д゜;)!!

学校の練習室には置いてあるけれど、相当古ーいものばかり。
弾かれすぎで鍵盤が凹状になっていたり。
もう何でも来いです。

一般的に、留学生はどのように個人の練習用ピアノを調達するかというと、調律師さんから売ってもらう、というのが多い。あとは、個人的にレンタルのお話を見つけて借りる、とかかな。
但しレンタルは一般的に少ない。
年間単位で借りる様な、個人的練習用のレンタル業者はない。
(日数単位のコンサート用レンタルならある。)

そして、聞いたことないメーカーのもの、
戦争を知る様な年代ものだって覚悟しなきゃです。

だから、弾きなれた良いピアノに、非常に飢えておりました!!


ヤマハってすごい。
日本ってすごい。   ・*:.。☆..。.(´∀`人)


と本当に思います。整ってる!!
楽器の造りも調律も、本当に素晴らしいと思いますこの国の技術レベル。
しかもウチのピアノ、結構好きです♪


そして思うことは、
湿気!!!

ポーと日本では、湿度の差が本当にすごい。
亜熱帯にいるみたい。やっぱり島国だココ!!

当然楽器も違ってくる。
ピアノの感触や音の鳴り方、聴こえ方が全然違う。
(…ま、可哀想にうちのピアノは長期間放っておかれていたっていうのもあるけど。)

ちょっと都合よく聴こえることもなきにしもあらず。と思う。
家の造りも違うし。ポーでは壁も天井も石造り、大分響きに影響する。

みなさま、日本のキレイなピアノ、大事にしてあげませう!
湿度は50~60%が良いそうだ。
ポーの冬はかなり一生懸命加湿しても足りなかったけど、
日本の夏はかなり一生懸命除湿しなくては!


試験おわりましたぁぁ!!

2005-06-10 | ・オンガク
つ、つ、つかれた!!
でもやっと終わったー!

課題はホントにたくさーーーーーんだけど!

まず、日にちの浅いまま弾くのはかなりイヤだ!いっぱいプログラムを持っている場合、ろくに弾く時間がなくても仕上げられなければ!とか、短い期間でも課題は全部用意できねばならん!とか、確かにそうかもしれない。でも、たとえ、世の中そんなもんでも、出来なければならなくても、私の場合はそんな理想論に合わせたって空回るだけ。自分のペースで一つ一つちゃんとやってかなきゃ。じっくり考えて、何回も聴いて、試して、また考えて、失敗して、とにかくもっと色々やらなくちゃ。もっと苦しめ私!位の勢いで…笑
ただしそれを悠長に構えては問題なのよね。。練習には何段階も何段階もあるんだから、日々確実に登って行かなきゃならないね。

人生楽ありゃ苦もあるとは言うけど、
そんな事より、苦の時に、意地でも腐りたくない!と思って生き延びてる 笑。

で、肉をつけてやる!!腕にね。
やっぱり、これは絶対的に大事です。腕を立派にしたい!
いっぱいお肉を食べて、チョコレートも食べて、筋トレして(ヨガも良いの?)、筋肉も脂肪もちゃんと付いた、せくしーでかっこいい腕を目指します!頑張る!

試験翌日から学校で練習し、いつもとても穏やかな大先輩に「今日も練習しに来たんだよーエライっしょ!」と冗談で言ったら、
「いや、僕も弾いたよ。。」
とあっさり言われてしまいました 笑。


試験が終われば、いろんな友達と、ご飯やカフェで、話す話す…!皆が揃うと楽しいし、何時間でも喋っていられちゃうのよね。のびのび笑える場があるのは、私にとってホントに嬉しいことです。