Chodzmy!!

Studiuje gre na fortepianie w Polsce
*アルバム更新 9/14*

Odszedl Jan Pawel Ⅱ

2005-04-03 | ・ポーランド生活記
今日はポーランド国旗がたくさん掲げられている。

昨夜、練習を終えた夜10時過ぎ、大きな長いサイレンが鳴りました。テレビがないからずっとニュースを見ていない私、初めは全く意味が分からずただ怖かったのだけど、もしかして・・って思った。それはローマ法王ヨハネ・パウロ2世が亡くなった知らせのサイレンでした。

言うまでもなく、彼はポーランド人。イタリア人以外で法王になったのは455年ぶりだそう。ポーランドのあらゆる人々に愛されている。という事は、頭では知ってるつもりだったけど・・。

この時ちょうど、ポーランド人とメール。
「ネットでポーランドのニュース読んでみたけど、やっぱりほとんど分からないから、日本の新聞を読んだ」と言うと、
「日本のは、あってるけど違う。ポーランド人は皆彼のことを本当に尊敬しているし愛しているから、痛みが違う。」
そして、


「よく知りたかったら、旧市街へ行って。」


え。何だろう。この時すでに夜の11:30。どうしよう。チンプンカンプンなヤポンカも行っていいんだろうか。それに、旧市街はすぐ行ける距離とはいえ、この時間一人じゃ危ないよなぁ・・。
でも、こう言われたら行かねば、と思ってしまったヤポンカ。
ポーランド人曰く、「大丈夫、今日は一年で一番安全な夜。」

結局深夜0時に出発。ちょっと外の様子を見て、キケンそうだったらやめようと思ったのだが、安全だという言葉の意味がすぐ分かった。通りには人がぞろぞろ。車もタクシーも多い。一人で足早に歩く女性も近くに2、3人いたので、その中に入って旧市街へ向かう。

旧市街の聖アンナ教会の前にはすでに、道も広場も埋めるくらい、大勢の人々が集まっていた。もちろん教会の中にもいっぱい。若いカップル、家族連れ、単独、おじいちゃんおばあちゃん。大きなモニターが設置され、教会内の様子を映している。そして、蝋燭を持って、皆でお祈りしたり、聖歌を歌ったり。でも、たくさんの人がいるのに、静かなの。

私はキリスト教のことは決して詳しくない。実際、この大勢の人々の祈りを目の当たりにしても、その祈りを実感できるまでには至らない。しかし、大勢でありながらも、個々の一人ひとりが、確かに何かと向き合っているのは分かった。

ポーランドのネットのニュースには、たくさんのコメントが寄せられていた。一つだけ、私にも分かる短いものがあった。
「あなたを死なせません、だってあなたは私達と共にいるから」

それから彼の言葉、
「死よりも堅い愛の力で強くなりなさい」

ポーランドの人たちは、彼の死は痛みではありながら、悲しむべきことなのではないと知っているのだろう。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんか ()
2005-04-10 02:02:06
一人の死でここまで大勢の人に影響を与えるなんてすごいなぁ。

きっと多くの人々に平和と優しさを残されたことでしょう。

ご冥福をお祈りします。。
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すごいよね (>奈)
2005-04-10 20:43:00
なんか、彼がいたってことがそれだけで奇跡みたいに思えちゃうよ。

感謝を込めて、お疲れ様でした。



きみんとこの掲示板に行けない。。
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読ませていただきました (ymtokyo)
2005-04-13 00:32:20
ブレハッチの情報を調べて、こちらのブログへたどりつきました。自分にはポーランド、クラクフに住むポーランド人のメル友がいるので、まだ行ったことのないポーランドですがとても興味深く読ませて頂きました。(ローマ法王の件では、本当に皆さん元気をなくされているそうで、日本人の私からはなんと声をかけていいかもわかりません)

今後もポーランド情報楽しく読ませて頂きますね。ピアノの勉強も頑張って下さい。
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ん? ()
2005-04-13 01:44:51
掲示板いけない?

なんで?



前は見れたよね?

セキュリティソフトかなんか入れたりしたかな?



アクシデント発生です。

明後日、万博入り。。
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asami (>ymtokyoさん)
2005-04-14 06:31:33
コメントありがとうございます。

クラクフにメル友がいらっしゃるなんて素敵ですね。

ポーランド、まだまだ知らないことがたくさんですが、ピアノの傍ら日々の発見やつっこみを綴っていくので、また遊びにいらして下さいね!
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asami (>奈)
2005-04-14 06:40:49
アクシデントの解決を祈る。。。
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