「センスの塊」のようなトモダチが、一人いる。
やること、なすこと、いうこと、全てスマートでシュッとしてる。
実にエロい。
このエロトモダチの言うことには、はずれと間違いが皆無だ。
ということで、このエロトモダチが強く推奨する「竹田城跡」を見に、但馬の山奥まで遠征してトレッキング。
遠い。
まだ暗いうちにオーサカを出て、高速を飛ばして約2時間。
かなり城跡に近い高度まで道路が整備されているが、あえて川とほぼ同じ高さにあるJR竹田駅近く登山口からトレッキング。
45分程度、距離も短いが、かなりの急坂。
まぁ、川面から急激にそそり立つ特殊な地形だから無理もない。
しかも途中からはかなりのまとまった雨が降り出した。
まぁ、こういうのはキライじゃないけど。
ようやくたどり着いた頂上で見た光景は、想像を絶するもの。
雨上がりの早朝であったため、立っている場所より低く雲が立ち込めていたが、時間が経つにつれ徐々に晴れてきた。
現れたその全貌は、まさに絶景。
1600年頃の城壁が今もそのまま残り、「天空の城」の異名に相応しくぽっかりと雲の上に浮かんでいる。
100メートル×400メートルのスケール感も半端なく、しばしコトバを失う。
これが、ほとんど観光地化されておらず、素朴な、どことなくもの哀しい雰囲気を漂わせていることは、まるで奇跡のよう。
ほとんど誰も人がいない早朝に訪れたのも正解だった。
次は、寒さが厳しくなった冬にもう一度再訪しようと思う。
それにしても、エロトモダチのセンス、恐るべし。
今後もついていきます。