入院中にいろいろと考えたことは、量も内容もブログに書けるようなものではない(そもそも全然まとまっていない)ので、せめて食事の記録だけでも。
↑入院初期の治療が、「絶食、補液」という保存的治療であったため、手術後しばらくは、点滴の毎日。
これはシングル。電解質と水分と栄養ですね。
↑これはダブル。
シングルにプラス抗生剤ですね。
プラス痛み止め、というトリプルの時期が一時あったのですが、撮ろうと思ったら「何をしているんですか?」と看護師さんに呆れられたので断念。無念。
↑点滴はこんな感じ。このシステム、実によくできている。ただ、手の位置とかに相当左右されやすく、うろうろと歩き回っているとあっという間に逆流して血の色に染まるので要注意。
左はドレーンの回収バッグ、恐ろしいことに管でおなかと直結。
↑待望の一食目、昼食。割としっかりしたものが出てくるな、と思いきや、全てがかなり柔らかい。
↑2食目の夕食。左上のおかずと右上のおかずの色味がまったく同じ。食べると食感も同じ。恐ろしいことに味もほとんど同じ。
↑3食目の朝食。シンプル過ぎて若干ひく。岩のりは塩分30パーセントカットとのことだが、塩分を30パーセントカットするだけで、こんなにも「ダメ」な味になることに驚き。
↑4食目の昼食。右の具だくさん卵焼きは、その見た目と違って全くの無味無臭、これ、いったいどうやって作るのか?お味噌汁に入ったコーンポタージュはふつうの味、でも、お粥さんとの相性は最悪。
↑6食目の夕食。「ザ・病院の食事」といった感じの食感、味付け、見た目。魚をお湯で似てそのままとろみをつけた感じ。
↑7食目の朝食。お粥さんに嫌悪感が出てきた時期。それが順調な銀杏の回復のキザシ、とは素直に受け取れなかった時期でもある。
↑8食目の昼食。まさかのうどん。ただし、お粥さんの柔らかさがベースとなっているため、うどんに不可欠なはずの「こし」は皆無。ボリュームはあったな、これ。
↑9食目の夕食。左上のメインのおかずが、見た目でまず何かがわからない。にとどまらず、食べてもやっぱり分からない。食感は豆腐、味は卯の花が一番近い。
↑10食目の朝食。薄味さ加減に絶望感を抱き始めた時期。塩分って大切なんだな、と改めて実感。
↑11食目の昼食。先生の許可が出たらしく、いきなりお粥さんが終了して普通のごはんになった。右上のすき焼き(風)も普通の味。
↑12食目の夕食。まさかの揚げ物と思いきや、春巻きではなく薄焼き卵で巻いてあるもの。味が薄いのは相変わらず。酢の物は甘すぎ。
↑13食目の朝食。意外や意外、パン食が出てきた。果物もうれしい。が、パンがちょっと悲しくなるぐらい美味くない。
↑14食目の昼食。鯖の煮物、これまたお上品な味、ただ、これはなかなか美味く煮えていた。やるやんか。
↑15食目の夕食。ハンバーグが登場。味も普通。ただ、ものすごく小さい。イメージ的にはミートボールの1.5倍ぐらい。
↑16食目の朝食。またパン食。これまたびっくりするぐらい食パンが美味くない。バナナは色は黄色いが全然熟れていない。
結果的にはこれが、病院での最後の晩餐。
改めて振り返ってみると、塩味と食感の大切さが身に染みてよく分かったような気がする。
逆にいえば、病院食の改善点はこの2点に尽きるな、と。
食感と塩味はあるけど、消化がよくて胃腸に優しい、という食べ物はないのか?