現実が模倣。

竹橋で菱田春草の黒猫を見たあと、美術館の前から半蔵門方面の夕日を眺める。


まるで春草の絵のような朦朧とした色調。


出来すぎた話だ










なお、菱田春草には、猫より、むしろ枯れかけた柏の葉の方に惹かれた。


テキスタイルといってもいいような平面的な表現のくせに、色みはひどく繊細な印象。

彼女の名は『グルーヴィー』。

昨日の話。


急に降り始めた雨の中を走り抜けて、


ビルボードで野宮真貴嬢のライヴに参戦。


前回は、たぶん16年前、まだピチカートファイブだったころに、京都でライヴを見たときか。


『《渋谷系》スタンダード化計画』と称するだけあり、カジヒデキがサポートメンバーで出てきたのはお得感があったな。


ボーダーに半ズボンだったのは笑ったけど。


セットリストの中では、テイ・トウワの『Amai Seikatu』を歌ってくれたのはすごく嬉しかったし、


アンコールの冒頭に『三月生まれ』は鳥肌ものだった。


オーラスのメッセージソングは、まるでピチカートファイブの時代がよみがえったような気がして、迂闊にも泣きそうになる。


コーフンのあまり、長蛇の列に加わって握手していただいた。


今年で54歳とのことだが、あんなにミニスカートが似合う女性は、ほかにいないな。


最高だった。

スパゲティ・アッラ・プリン体。

この前台北に行ったときに、迪化街にある創業100年を越える乾物屋『六安堂参薬行』にて、カラスミを買ってきた。


すげー美味い。


塩は控えめで、ねっとりとしていて、うまみがすごい。


こんなカラスミ、初めて食べた。


調子にのって、『スパゲティ・アッラ・ボッタルガ』を作って食す。


美味し。


塩を控えめにしたペペロンチーノを作り、最後のプロセスでカラスミを投入して、ひとあおり。


皿に盛り付けた後にもカラスミをパラパラと。


随分と贅沢な、オトナのレシピ。


ただ、これ、痛風まっしぐら、だな。