トーキョーランチ事情 再び (前大阪 南堀江コンカツ事情、元日本橋ランチ事情)

某金融会社に勤務する典型的ダメリーマンの日々の雑観。
ブログタイトルは語呂とノリと異動(転勤)で変更。

疲れからくるフェティシズム。

2013-01-28 | Weblog
ひょんなことから、天神橋をしみじみと見ることに。


四連の緩やかなアーチがいつになく実に美しく見えるのは、ワタクシの卓越した審美眼のせい、というよりは、むしろ単純に疲れているせいか。


アーチの脚の設置点である中之島に降りることによって、橋脚の構造が目の当たりになる。


こういう、実は武骨で、構造が、丸見えでや力学的なバランスが美しいタイプの橋には本当に弱い。


手前の柵が邪魔だが、アーチの連結ポイントとかは、ぞくぞくするほど美しい。








そういえば、金沢は犀川にかかる犀川大橋も大好き。











突き詰めて言えば、『リベット打ちされたもの』が好きなだけかも知れない。


たとえば、これ。この車は、実15年以上前の大昔の車、いすゞの『V-cross』。



下半分はゴリゴリのオフロード車で、上半分はクーペスタイルのスポーツカー、両者を無理やりくっつけた感じ。


その後の、ハリアーとかムラーノとかの『クロスオーバー』の原点になった、隠れた名車ですね。


画像ではなかなか分かりにくいけど、オーバーフェンダーとか、ボディと一体となったバンパーなど、ポリプロビレンで出来ている部分は全て『リベット留め』仕様。


クール!!


ま、橋とはスケールが違うけれどね。
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盲目的な愛情の向かう先。

2013-01-21 | Weblog
世の中のすべての人間は、次の二種類に分けられる。


『日清焼きそばUFO』を愛している人間と、そうでない人間に。













あっしは前者。


一平ちゃんのマヨネーズの誘惑は破壊的だし、特に雀荘で食べるペヤングの魅力も捨てがたいけれど、やっぱりUFO。


とはいえ、頻度はもう随分と少なくなった。

今では一年に2~3回か?













食べたあとに猛烈に後悔に襲われるところも含めて好き。
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価値の定義。

2013-01-12 | Weblog
ポイントを貯めることには、全く興味がない。


むしろ、嫌悪感すら感じる。


マイルもしかり。


だから、飛行機で旅行に行くときに、JALだろうが、ANAだろうが、どうでもいい。


一方、航空会社に関わらず、機内誌は大好きだ。


よって、行きはJALで、帰りはANAとか、最高。













というわけで、クリスマスに北海道に行った時、ANAの機内誌『翼の王国』を例によって熟読したわけだが、この雑誌で初めて『上津屋橋』の存在を知った。


『上津屋橋』は、京都は木津川にかかる、木造としては日本最長の橋で、幅は3メートルちょっとしかないが、長さは350メートル超もある。


木造であること、欄干がなく原始的な橋の姿であること、回りに電柱などの人工物がほとんどないことなどから、時代劇のロケとかによく使われているので、知らぬ間に目にしている可能性が高い。













最も特筆すべきなのはそのコンセプト。


なんと、『壊れる(流れる)のを前提として』作られているのだ。


この上津屋橋が、別名『流れ橋』の異名を持つ由縁だ。


橋脚は当然川底に打ち付けられて固定されているが、橋桁は橋脚にワイヤーで結びつけられているだけ。


台風などの増水時で負荷がかかった際には、橋桁が流れ出して、抵抗を少なくして橋脚を守る仕組み。


ワイヤーで一応結わえてあるから、橋桁も回収して再利用可能とのこと。


自然の猛威は凄い、それに逆らっても無駄、だったらそれを前提としてトータルコストが最も安くなる方法は何か?、と、考えた結果がこれ、だそうな。


コストを冷徹に分析する合理的・効率的な考えも素晴らしいし、人間の力の限界を静かに自覚している潔さも心地よい。


何より、自然の力に対する畏敬の念を思わせるある種の『哲学』こそが、この橋の魅力だ。


ぜひ、この目で見ておきたい。


というわけで、今年の正月。


帰省した岐阜の実家を旅立ち、京都のトモダチの家に泊まったあくる日早朝に、京都は近鉄久津川駅に降り立った。


ここから徒歩で30分。遠い・・・。


尋常でない寒さの中、てくてく歩く。


やがて、巨大な堤防が目の前に姿を表す。


いい天気だ。


堤防を上りきると、急に視界が開け、遠くに流れ橋が見える。




んっ?もしかして『流れて』ないか、あれ?




そうなのだ。あまりよく調べもせず、いつものように思いつきで来てみたら、なんと昨年の台風17号の影響で、見事に流されていて渡れず・・・。


まぁ、考え方によっては、流れていない時よりも、流れている時の方が貴重なのかも?


判断に迷うわー・・・。


なんにせよ、いいものを見た。
コメント (2)
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