飼っている犬(パグの親子)、映画、本、音楽、その日感じたこと、なんでもない、ただのひとりごとです。
ひとりごと日記
坂
この坂を歩いたのは、一体何年ぶりだろう。
生まれ育った四谷の町の、坂。
私の住んでいた家から、一番の仲良しの子の家へ行く道にある、坂。
最後にこの坂を歩いた時には、まだ私たちは子供だった。
友達には、お父さんがいてお母さんがいて、家に遊びに行けば、
笑顔で「いらっしゃい」と迎えてくれた。
私たちは、何も難しいことなど考える必要がなく、ただただ目先の
くだらない悩みを、うじうじと考えていただけ。
自分の人生や、ましてや親の人生などに思いを馳せることなど、
まるでなかった。幸せで優しい日々だったように思う。
今、坂を歩きながら、そんな暖かかった時代のことを、思い出す。
今はもう、そのお父さんもお母さんも、居ない。
友達には2人の子供ができ、彼女が生れた家に、新しい家族の形で
暮らしている。
この間読んだ『東京タワー』のせいなのか、この間観た『Always
三丁目の夕日』のせいなのか。
こうして、自分の人生や、自分の親の人生。そして、家族のことを、
ぼんやり考える。
何の涙だかわからないけれど、少しだけ、泣いてしまう。
生まれ育った四谷の町の、坂。
私の住んでいた家から、一番の仲良しの子の家へ行く道にある、坂。
最後にこの坂を歩いた時には、まだ私たちは子供だった。
友達には、お父さんがいてお母さんがいて、家に遊びに行けば、
笑顔で「いらっしゃい」と迎えてくれた。
私たちは、何も難しいことなど考える必要がなく、ただただ目先の
くだらない悩みを、うじうじと考えていただけ。
自分の人生や、ましてや親の人生などに思いを馳せることなど、
まるでなかった。幸せで優しい日々だったように思う。
今、坂を歩きながら、そんな暖かかった時代のことを、思い出す。
今はもう、そのお父さんもお母さんも、居ない。
友達には2人の子供ができ、彼女が生れた家に、新しい家族の形で
暮らしている。
この間読んだ『東京タワー』のせいなのか、この間観た『Always
三丁目の夕日』のせいなのか。
こうして、自分の人生や、自分の親の人生。そして、家族のことを、
ぼんやり考える。
何の涙だかわからないけれど、少しだけ、泣いてしまう。
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