飼っている犬(パグの親子)、映画、本、音楽、その日感じたこと、なんでもない、ただのひとりごとです。
ひとりごと日記
『クワタを聴け!』 中山康樹
『クワタを聴け!』
中山康樹
集英社新書
音楽評論家である中山康樹さん。
桑田さんの曲を、サザン、ソロにわたり、シングル、アルバム全曲、実に387曲、
1曲1曲、各1ページ約600文字で批評しています。
他の著書に『超ジャズ入門』や『超ブルーノート入門』、『これがビートルズだ』、
『ジョン・レノンを聴け!』、『ディランを聴け!』、『マイルスを聴け!』などがある。
今まで洋楽ばかりを取りあげ、ことに、この『○○を聴け!』のシリーズ?では、
”全楽曲、もしくは全アルバム制覇を目的とした本を書いてきた(ご本人談”)方が、
初めて邦楽、桑田さんを取り上げる、ということで、これは!という思いで即、購入。
”新書”というのも、何だか、嬉しい。
桑田さんやサザンの曲を批評している人は、このようなお仕事で批評をしている
専門家から、シロウトまで、山ほど居る。
大体、そのような”批評”を読むことは好きではないのだけれど、こうして、桑田さん
の”全曲”を1曲1曲・・・・となると、興味が沸いた。
サザンオールスターズというと、もう国民的な巨大なバンドになってしまっている
ので、いちいちサザンの曲を深く聴きこむような人が少なくなってしまっているように
感じているのだけれど、こうしてジャズや洋楽をしっかり勉強していて熟知しており、
批評をお仕事としている人が、”音楽人の桑田佳祐”として桑田さんをじっくりと
"斬る”というのも、なんだか嬉しいことでもある。
内容は、もちろん私たちが、この曲は好きだ嫌いだ、と言っているレベルではなく、
きちんと?専門的に批評しているので、何よりも桑田さんの魅力をきちんと理解し
ているだけに、しっかり辛口でもある。
時には、あれ?そうだっけ?ということもあったし、曲がひとつひとつ五つ星で評価
されているのだけれど、へー、この人はこれが☆☆☆☆☆で、これが☆☆かあ、
私とは違うなあ、とか、そうそう!わかってっしゃる!とか。読んでいて、
なかなかおもしろかった。
何よりも、その曲の多さにあらためて桑田さんの29年間はものすごいな、と思った
し、その387曲にも及ぶ量を、きちんと1曲1曲批評しているこの中山さんにも脱帽。
私も、ページを一枚一枚めくりながら、その曲を口づさみながら、楽しんで読むこと
ができました。
あんな曲、こんな曲。私にもすべての曲に思い出があり、そんな思い出のアルバム
をめくっているような、そんな感覚にもなりました。
それでもやっぱり、音楽っていうのは、とにかく聴いて楽しむ。
評論家じゃなくてよかったなあ、などと思ったりするのでした。
クワタを聴け!私はしっかり聴いてます!
中山康樹
集英社新書
音楽評論家である中山康樹さん。
桑田さんの曲を、サザン、ソロにわたり、シングル、アルバム全曲、実に387曲、
1曲1曲、各1ページ約600文字で批評しています。
他の著書に『超ジャズ入門』や『超ブルーノート入門』、『これがビートルズだ』、
『ジョン・レノンを聴け!』、『ディランを聴け!』、『マイルスを聴け!』などがある。
今まで洋楽ばかりを取りあげ、ことに、この『○○を聴け!』のシリーズ?では、
”全楽曲、もしくは全アルバム制覇を目的とした本を書いてきた(ご本人談”)方が、
初めて邦楽、桑田さんを取り上げる、ということで、これは!という思いで即、購入。
”新書”というのも、何だか、嬉しい。
桑田さんやサザンの曲を批評している人は、このようなお仕事で批評をしている
専門家から、シロウトまで、山ほど居る。
大体、そのような”批評”を読むことは好きではないのだけれど、こうして、桑田さん
の”全曲”を1曲1曲・・・・となると、興味が沸いた。
サザンオールスターズというと、もう国民的な巨大なバンドになってしまっている
ので、いちいちサザンの曲を深く聴きこむような人が少なくなってしまっているように
感じているのだけれど、こうしてジャズや洋楽をしっかり勉強していて熟知しており、
批評をお仕事としている人が、”音楽人の桑田佳祐”として桑田さんをじっくりと
"斬る”というのも、なんだか嬉しいことでもある。
内容は、もちろん私たちが、この曲は好きだ嫌いだ、と言っているレベルではなく、
きちんと?専門的に批評しているので、何よりも桑田さんの魅力をきちんと理解し
ているだけに、しっかり辛口でもある。
時には、あれ?そうだっけ?ということもあったし、曲がひとつひとつ五つ星で評価
されているのだけれど、へー、この人はこれが☆☆☆☆☆で、これが☆☆かあ、
私とは違うなあ、とか、そうそう!わかってっしゃる!とか。読んでいて、
なかなかおもしろかった。
何よりも、その曲の多さにあらためて桑田さんの29年間はものすごいな、と思った
し、その387曲にも及ぶ量を、きちんと1曲1曲批評しているこの中山さんにも脱帽。
私も、ページを一枚一枚めくりながら、その曲を口づさみながら、楽しんで読むこと
ができました。
あんな曲、こんな曲。私にもすべての曲に思い出があり、そんな思い出のアルバム
をめくっているような、そんな感覚にもなりました。
それでもやっぱり、音楽っていうのは、とにかく聴いて楽しむ。
評論家じゃなくてよかったなあ、などと思ったりするのでした。
クワタを聴け!私はしっかり聴いてます!
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