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アカデミー賞授賞式とジャック・ニコルソン

毎年楽しみにしている「アカデミー賞授賞式」。
今年も、楽しかったなあ。
あの式典だけで、本当に立派なエンターテイメントだ。
豪勢だけれど、シンプルで、とにかくみんな格好いいよなあ。

俳優たちのスクリーンの中以外の姿を見たり、インタビューや
コメントを聞いたりするのも、楽しみの一つだ。
みんな、人に見られることに対して、きっちりと「プロ」だなあ、
と感じる。大人だなあ、と思う。

式自体も、立派なショーだし、無駄がない。

規模も歴史も違うので、較べてはいけないのかもしれないけれど、
やはり、もう少し、「日本アカデミー賞授賞式」は、がんばったほうが
いいような気がする。

せっかく、日本映画だって、とってもいいのだ。
今回だって「Always~三丁目の夕日」がたくさん賞を取っていたけ
ど、主演男優賞の吉岡くんのスピーチだって、とってもよかった。

だけど、なんだろう、式全体が、「学芸会」とかそのへんの歌番組
と変わらないし、受賞者のコメントも、なんとなく幼稚だなあ、と感じ
てしまう。気のせいだろうか。

司会者だって、なんとなく、ただの「進行役」のようだし、台本を手に
持って、うつむきながらそれを読み、式を進めていく。
候補者を舞台の上に並べ、アナウンサーが、メモを見ながら、一人
1人につまらない質問をしていく。
「間」が悪い。

ハリウッドのそれをマネしろ、とは思わないけれど、せっかく、映画
という芸術を表彰するのだから、もう少し、魅せてくれてもいいので
はないだろうか、と、とても残念に思うのだ。

しかし、話は飛ぶけれど、やっぱり、ジャック・ニコルソンって、いい!
もう存在感がすごいのだ。
主演男優賞のプレゼンターで登場したのだけれど、もう登場しただ
けで会場が沸く。彼があの独特な口調で口を開いただけで、
ニヤリとしただけで、眉毛ひとつを、キュッと動かしただけで、会場が
沸く。こんな俳優が他に居るだろうか?

ホント、好きです。
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