昨日はデートだったのです。
ランチを食べて、スイーツを食べてまったりと。
秋の幸せを堪能したのであります。
今回は二週間前と違い、
なるべく緊張しないように、そして自然体でいようと心がけたよ。
前の日の夜から、何を着て行こうかな?と考えるんだけど、
もう連絡が来た日からワクワクがはじまって。
当日はワクワク+ドキドキ。
好きな人の笑顔が見れると、それだけで嬉しい!!
同じ物事、時間や空間を共有できる喜びも大きいのです。
次はいつ会えるのかな?
と思うと、ついついニヤニヤしちゃってどうしようもないのであります。
さて。
昨日のデートの後、スキップするように古本屋さんに行ってきました。
気分の高揚感や余韻に浸りながら、
本を選んできました。

まずは小林信彦の超人探偵シリーズです。
探偵シリーズの前にオヨヨシリーズが読みたいのだけど、
市内の古本屋には売ってないなぁ。
どちらも100円でございました。
続いて、

山崎豊子の『花のれん』と、白川道の『流星たちの宴』です。
白川道といえば、
投資ジャーナルと豊田商事事件の両方に関与していて、
それでパクられていたので有名です。
山崎豊子の小説でかかせないのは、
『白い巨塔』でもなく『華麗なる一族』でもなくて、
船場の話である『ぼんち』だと思うのです。
『ぼんち』という小説は、大阪の船場の代々女系で繋がってる商人の話で。
跡取り息子が、飛田新地で遊んでいるものだから、
母親と祖母が心配してお嫁さんを貰うことになったんだけど、
母と祖母が嫁が気に入らなくて送りかえしちゃうんです。
その後、跡取り息子は商いを頑張り、
頑張った分だけ全力でお茶屋遊びをして妾を何人か作っていきます。
そうした過程の中で、
大阪の船場の老舗商人のしきたりが詳しく書かれていて。
たとえば、妾に子供ができたとき、
男の子なら当時のお金で五万円、女の子なら1万円を渡すことになっています。
それと引き換えに、子供のへその緒を貰ってこなきゃいけないのです。
あと、お茶屋の中の様子やお茶屋遊びのこともしっかり書かれています。
この『花のれん』も船場の話です。
初期の山崎豊子の小説は船場の話がメインだったんですが、
今は沖縄密約の小説を書いているんだよなぁ。
さて、最後に。

官能小説の大家、団鬼六の小説を2冊。
とくに女教師が好きだったり、女学生が好きなわけじゃないのですが、
この2冊しか団鬼六がなかったので、これにしました。
フランス書院の官能小説は、どうも買えないです。
背表紙のタイトルを見ると、
モロにエロな文字の配列が並んでいて、
こりゃあレジに持っていけないよ、と思っちゃう。
その点、団鬼六先生の官能小説は、
清水一行や黒岩重吾くらいの落ち着きで、
手にとっても、なんら違和感がないのが実にいいのです。
まだまだ秋なので、もうちょっと読書にふけります。