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重症筋無力症に負けてたまるか!

写真の無断転載禁止です カメラ抱えてスタコラサッサ
築地・浅草・京都・エゾリス 
興味を持ったものを写真とともに

近場の喫茶店(その12)

2008-02-05 00:02:16 | 喫茶店
札幌の南3条通りをテクテクと歩き。
向かった先は西8丁目にある洋服屋さん。

その洋服屋さんにちょくちょく行くのでありますが、
その途中
西5丁目付近に気になる喫茶店を発見。

入らねば後悔するに違いない!



カフェ・ランバン

札幌市中央区南3条西5丁目にございます。
近くに『ノルベサ』という屋上に観覧車があるビルがありますので、
そこを目標に歩いてください。

ちなみに、
わたくしノルベサが憎いです。
だってだって、
観覧車はカップルじゃないと乗れないじゃないかよッ!!
2月です。
大いに泣きましょう。
おおっと関係ないことを書いちまった。

店内のドアを開けると、ほぼ満席。
すると店主さんが『2階へどうぞ』と案内してくれました。

階段を上がり2階へ。



ででーんとカウンターが目の前に。

反対側からもう一枚パチリ。



実にシックな内装。
んで、窓側のほうの席に座ります。



カベは漆喰のような感じ。
元々は白っぽくて、タバコのヤニでイイ風合いが出てます。
コムデギャルソン風に言うと、

『製品後染め加工』

という感じですね。
でも、2階は禁煙のようです。

さてさて。
コーヒーを注文します。
迷わずフレンチ。
わたくし優柔不断な男ですが、
コーヒーの注文だけは迷いがございません。
うーん、なんの自慢にもなってないや。

お隣のテーブル席にお客さんがいらっしゃったので、
窓側の席全体をパチリとできませんでした。
ので、
せめてイスだけでもパチリ。



イスもシック。



梁とカベと天井はこんな感じ。

ほどなく、コーヒーが届きました。



カップは青磁器です。

ではでは、飲んでみます。 
なかなかオイシイ。
どういったフレンチかというと、
インフィニのフレンチとは口に入れたときの感じが違うかな。
インフィニや斉藤珈琲のフレンチブレンドと、
豆の種類が違うんだろうけど、
焙煎の度合いというか
ちょっと違う感触を受けます。
香ばしさかな。

詳しくはわからんちん。

オイシイからあまり深く考えないであります。
あれやこれや考えて珈琲を飲むと、
疲れちゃう。

コーヒーを飲み終え、
お勘定を払いに1階に降りて行きます。
レジでお会計を払おうとしたら、
店主さんが

『今、下の席が空いたのでよろしければタバコを吸っていってください』

ということなので、
じゃあ吸っていこうと。
ありがたや~

席に座らせていただきタバコを吸っていると、
お水まで出してくれたものだから
こりゃあ申し訳ないともう一杯コーヒーを注文しました。

そうしたら



『おかわりして頂いたので…』

ということで、大きなカップで入れてくれました。
嬉しい!!

ちなみにこのカップ、
中から覗くと星座の模様が透けているのです。

紫煙をくぐらせ、
フレンチに舌鼓していると、
2階の内装と1階では異なることを発見。

さっそくアラーキーの如くパチリ。
関係ないけど、
どうしてアラーキーの写真を観ると悲しくなるんだろ?
とくに空の写真。
エロスの方でも、なんか寂しさを感じるんだけどね。



こっちが窓側で



こっちが反対側。

2階と1階とでは、カベに貼ってある木材のサイズが違うのかな。
色はどちらも黒に限りなく近い茶色。
ほとんど黒であります。



1階の天井と梁とカベでございます。
1階の方がキレイな印象を受けます(理由は後ほど)

アラーキーを気取っているのでカメラが止まりません。
奥さんが亡くなった直後の写真集は特に泣けます。



ここのお店で焙煎しているお豆が並んでいます。
このケースの右側はというと、



格子型の棚がありました。
下段にあるのはコーヒー豆の麻袋かな?

美味しいコーヒーを頂いて大変満足なのでありました。


ところで
『ランバン』は元々は2階で営業していて、
後に1階もオープンしたとのことです。
ですので、
1階のほうがちょいとキレイで新しいのであります。

このランバンの内装は、
やっぱり『今映人』さんによるものでありました。
『北地蔵』と『ロックフォールカフェ』
も今さんの店舗設計なのですが、
そしてこの『ランバン』を見ていくと
いろんな共通点を発見できます。

色や木材の使い方とか、
漆喰やモルタルの感じとか。
その他いろいろ。

『ランバン』は初めて訪れたのですが、
『北地蔵』や『ロックフォール』をよく利用するため、
なんの違和感もなく居心地がよかったのです。

もうちょっと書きたいことがあったんだけど、
長くなりすぎちゃうのでこれでオシマイ<m(__)m>

近場の喫茶店(その11)

2008-01-29 11:17:41 | 喫茶店
札幌グランドホテルの向かいに、
北海道ビルがあります。

そのビルの地下に、
『カフェ・ド・ノール』という喫茶店がございます。

住所は、
札幌市中央区北2条西4丁目北海道ビル地下1階です。


ここのビルの中はほとんどオフィスなので、
ちょいと中に入るのをためらっちゃいます。
でも、コーヒーのためなら気にしないであります。

んでビルの階段(ちょっと分かりづらい)を降りると、
喫茶店が見えてきます。



ちなみに隣はお花屋さん。

テーブル席に座るかカウンターに座るか悩んだけど、
カウンターにしました。



大きなスピーカー。
カベはコンクリートの打ちっぱなし。

棚が気になるので、
もうちょっと横にカメラを構えるでごんす。



写真がピンボケてしまってごめんなさい<m(__)m>
下の段はリキュール類です。
その上は、
ずらりと並ぶ大倉陶園のカップであります。

カラフルなカップいいね!!


さて。
フレンチを注文いたします。



なかなかステキなカップであります。
ここのコーヒー豆がけっこうお気に入り。

インフィニというお豆です。

詳しくは↑のインフィニのページを見てくださいね。

なかなか落ちついた内装で、
コーヒーのお味もグッドで。
雑誌もぬかりなくたっぷりございます。

あんまり札幌のオフィス街に来ることってないんだけど、
イイ喫茶店が何件かあるのです。

ちなみに、こないだブログに載せた
『ロックフォールカフェ』と『北地蔵』も近所であります。

ここに『カフェ・ド・ノール』が加わるものだから、
どこでお茶しようか悩むこともしばしば。
嬉しい悲鳴ってやつ!?(ちょっとコトバ違うかも)

近場の喫茶店(その10)

2008-01-25 20:45:35 | 喫茶店
札幌の丸井今井百貨店の向かいに、
ブルックスブラザーズが入っているビルがございます。

そのビルの裏通りをテクテク歩き。

「あれ?これって喫茶店かな?」
「でもイタリアンっぽくないかい?」

と思われるところの扉をグィっと開けると、
そこは『カフェ・ラ・バスティーユ』であります。



イタリアンのお店かな?
と思わせておいて、カフェなのです。

ここは隠れ家的雰囲気満点。
デートにピッタリ!
ケーキもオイシイ!

さて、席に座るのであります。
ちょうど正面がこんな感じでした。



逆光で分かりづらいんだけど、
正面の窓は道路側であります。

写真左のランプが置いてあるあたりの棚はこんな感じ。



オシャレ!!
なんともいえない曲線のチェスト。
アンティークなのかな??
ワインのボトルもグーググー!

さてさて。
このお店には私の大好きな『フレンチ』がないので、
ちょっと高いけどマンデリンを注文いたします。

コーヒーが来るまでの間、
カウンターの方の写真をパチリ。



ピンボケ…
なので、説明を加えておきます。

お店の入り口を入ると、カウンターが正面に見えます。
カウンターの席は一段二段くらい床が高いのであります。
んで、オイラの座っている方は二段くらい低いです。
床の高さの高低でメリハリをつけるというか、
空間の分け方というのがいいですね。

空間を分けるといえば、
所々、パーテーションのようなカベが見えるかと思います。
漆喰のような素材で色は黄色系であります。
タバコのヤニの色が加わってると思うんだけど、
それがまた味があっていいです。

そうそう、写真右のお客さんが座っているスペースなんですが。
コの字型にカベにさえぎられていて。
それがまた、ヒミツの密会みたいな感じの席。
大切な人とオシャベリをするもよし。
あるいは、見つめあうもよし!
ちなみにオイラの場合は、楽しいオシャベリだったよ。
三年前かな?
あれは夏のセールの時期だっけ。



恒例の天井とカベと梁であります。
照明のあて方とか、カベの感じがステキ。
ツルっとした漆喰なんだけど、質感がグッド。

おおっとコーヒーを忘れていた。



カップもステキ。
さてさて、クィっと飲みます。
マンデリンなので濃厚。
でも、さっぽろ珈琲館のマンデリンよりは軽めでしょうか。
なかなかオイシイ。

通常のコーヒー以外にも、
つめたいコーヒーのバリエーションが結構ございます。
それもまたオイシイ。

コーヒーを飲みつつ、
しばらく山崎豊子の『ぼんち』を読んでました。
主人公、妾(てかけ)さん作りすぎ。

さてさて。
場所でありますが、
札幌市中央区大通西1丁目カブトビル123 

『カフェ・ラ・バスティーユ』


丸井今井百貨店の向かいにルイヴィトンとヨウジヤマモトが入っている、
「丸井今井大通り館別館」というのがございまして。
その裏手に丸井の駐車場の入り口があるのですが、
その向かいに、ここのカフェがございます。

チーズケーキもおいしいよ。

近場の喫茶店(その9)

2008-01-21 17:41:48 | 喫茶店



札幌市中央区北1西3の古久根ビルの2階にある、
『ロックフォールカフェ』でございます。

ここは落ちついた内装と、店主さんの独特の『声』が特徴であります。

『いらっしゃ~い』

文字にすると普通なんだけど、
実際は低音で愛嬌のある、憎めない声なのです。
帰り際には、

『ども~』

と声をかけてくれます。
どこかしらコトバの一部が伸びるんです。
一度聞いたら、なかなか忘れない声ですよ。

さて。
ここのコーヒー豆は『インフィニ』という豆を使用してます。
オールドビーンズなので、何年か寝かせてあるそうです。
ちなみに『インフィニ』の豆を作っているのは、
『カフェドノール』であります。

さてロックフォール。



イスとテーブルは重厚感があり、落ちついています。



これ欲しいッ!!



天井と梁でありますが、
内装はこのような濃い茶で統一されております。

ちなみに『ロックフォール』と『北地蔵』の店舗設計をおこなったのは、
同じ方だそうです(今映人さん)

喫茶店を開店するときに、
店舗設計をその道の専門家に頼むと、
いったい設計料はおいくらくらいなんだろう?

ということを考えつつ、
コーヒーを注文します。

『インフィニ』の豆はフレンチが好きなので、
迷わずフレンチを注文するであります。



今回のカップは口が広~いです。

さっそくすすります。
うーん。オイシイ。
飲みなれたお味であります。

コーヒーを飲みつつ、
ボーっとカウンターの方を眺めてました。




写真からは分かりづらいんだけど、
カウンター奥の棚には、
コーヒーカップがずらりと並んでおります。
しかもとってもイイカップばかりです。
それと、
今回カウンターに座らなかったので写真がないのですが、
カウンターは一枚板なのです!!
それがまた素晴らしいんですよ。
味があって、どっしりとしていて。
思わず頬ずりしたくなっちゃうんだよ~

そうそう。
ロックフォールのメニューには『アイリッシュコーヒー』もございます。
コーヒーにアイルランド産のスコッチが入っているのですが、
たぶん、すこっちの量しか入っていないのだけど、
自分はお酒に弱いのかちょいと酔ってしまいます。
でもね、
とってもオイシイんだよ。

昼間っから飲むアイリッシュコーヒーは格別。
是非お試しあれ。

それと、
ここはケーキもおいしいよ。
どこかの有名なケーキ屋さんのケーキを使っています。
以前、チョコレートケーキを食べたんだけど、
『レ・リシェス』のような『ラ・ポンベール』のような感じだったんだけど、
どこのケーキだったんだろ。

ずいぶん前に、
『いらっしゃ~い』
の店主さんに聞いたことがあったんだけどなぁ。

近場の喫茶店(その8)

2008-01-17 20:34:33 | 喫茶店
札幌パルコの裏の通りに、
パレードビルというのがございます。



このビルの中にはパルコの店員さんの休憩所があったはず。
ですので
薄着な店員さんたちが、
寒そーにビルの中に入っていくのをよく見かけます。

さて、そのパレードビルの2階に上がっていきます。
階段をよっこらしょ。

そうすると、



今日のお目当ての
『ホールステアーズカフェ』にたどり着きます。
入り口はバーのような感じ。



看板もバーみたいだね。

さてさて。
中に入ります。
足元に注意してください、真っ暗なのです。



わずかな光源を頼りに、奥へ進みます。



窓側の席はこんな感じであります。
イメージとして、
洞窟の中を探検して、そしてお宝にありついた。
ということなのかも。
店内の壁も洞窟のようにボコボコしております。

さて、そのお宝を注文しまーす。



『ホールステアーズカフェ』は
宮越屋系列のお店なので、カップにロゴが入っております。
同じ系列でも、
都心ビルの宮越屋は陶器のカップを使っているのですが、
ここはロゴの磁器でした。
なーんかガッカリ。

コーヒーのお味は、
宮越屋の系列なので大きなホームランがない代わりに、
空振り三振もございません。
二塁打くらいでしょうか。
フレンチを注文したのですが、
深く印象に残らないお味です。

印象に残らないということは、
それだけ一般的に飲みやすい味であり、
間口が広いのであります。
食後にはイイけど、3時のお茶には不向きかも。



天井と梁と壁はこんな感じ。
確かに店内は凝っております。
こういう、
『周りから閉ざされたような店舗空間』
というのは
一見するとウケがいいんだろうけど、
それが凝りすぎてしまうと、

『学校祭の校内展示で洞窟探検を作りました』

というようになりかねないので難しいかも。

夜に女性を連れて、お茶やお酒を飲むのにはグッドだと思う。
暗いし女性ウケがよさそうだし。
雰囲気がよくてデートにはいいよ。

でも昼間に行くと、
どうも間が抜けちゃってるような気がするなぁ。
昼間の日光が当ってると
イスのビニールが安っぽく見えたり、
塗料がハゲているところが気になっちゃうんだよ。
それと洞窟の壁面のようなカベもね。
日光が差し込むと、
壁面の凹凸がクッキリ見えて、それが気になるかな。

最初に来たときは、

『スゲー!洞窟ジャン!カッコイー!』

と思ったんだけど
それから数回重ねるうちに、
感動も薄れていき。

特徴がありすぎるデザインというのは、
飽きっぽくなっちゃうのです。

喫茶店の場合、
固定客さんが飽きてしまうと来店しなくなっちゃうから
あまり凝りすぎるとダメかも。

じゃあ飽きのこない店舗というのは何ぞや?
となるのですが。

『カフェ』

という名前の持つ落ちつきのあるオシャレなイメージの範疇内ということです。
なんかややこしいんだけど、

『落ちつ場所であって、それでいてオシャレ』

ですかね。

商品はあくまで『コーヒー』であって、
店舗デザインではないと思う。
コーヒーと店舗を合わせたものを『商品』とするならば、
店舗の方を突出させてはならないんじゃないかな。
そこらへんのバランスというのは、
店主さんの考え方にもよるかも。

なんか自分でもよくわからなくなってきたぞ。

ちなみに、このビルの1階も
『ホールステアーズカフェ』なのですが
そちらは洞窟店内ではなく、
通常のカフェでございます。

なんかいろいろ書いてしまったんだけど、
ようするに
『落ちついてコーヒーが飲めなくてちょいとガッカリ』
なのでした。

近場の喫茶店(その7)

2008-01-12 23:27:18 | 喫茶店



こちらは日本三大がっかり名所として名高い、札幌時計台であります。
なぜ『がっかり』するかというと、
街中のオフィス街に時計台があるからだそうです。
漠然とある北海道のイメージと、
時計台のそれとは相容れないのかもね。

札幌に観光に来られる方は、
時計台 ジンギスカン ラーメン スープカレー
カニ お寿司 テレビ塔 クラーク像 
等を食べたり見たりして。
んで、夜に『すすきの』を徘徊するのがパターンみたいっす。

男性の方が札幌に出張だ!!
と喜んでおられる方がいましたら、
間違いなく『すすきの』に行っちゃうので
全力で止めてあげてくださいね。
福岡の中洲よりもタチが悪いっす。
(それくら風俗店だらけなんですよ)

さてさて。
札幌に『北地蔵』という喫茶店があるのですが、
そこから年賀状が届いていました。



この時計台の横道を通り抜け、裏道に出ます。
そうすると



ちょっと分かりにくいのだけど、
喫茶店がございます。

ここが『北地蔵』であります。

『北地蔵』は、
ちゃんとした喫茶店の中でも古株に属します。
ちょいと昔まで喫茶店って
『こだわり店主系』の喫茶店と、
『なんでもいいや投げやり系』の喫茶店にしか分類できなかったんです。
その中間がなかったの。
こだわり系は自家焙煎を用いるのに対し、
投げやり系はスーパーで売ってる大手コーヒー豆会社の豆を使っております。

中間のお店ができたのは、
ここ10年くらいでしょうか。
ずいぶん前の雑誌『ブルータス』に載っていたのですが、
スターバックスが日本に出店してから、
一般的日本人のコーヒーに対する意識が変わってきたそうです。
それまでオイシイコーヒーが飲みたいときは、
敷居の高い、喫茶店(あるいはコーヒー専門店)に出向かねばならず、
そこまでしない方は
街の投げやり系喫茶で薄ーいアメリカンを仕方なく飲んでいたのでありんす。

それがスターバックスやタリーズやらができて、
気楽に店内に入れて、薄くないコーヒーがポピュラーになってきます。
そうなると、
以前街中にあった、惰性的なお店は姿を消します。

考えてみると、
今、頑張って残っている喫茶店のメニューに、
『アメリカン』という表記があまりないような気がします。
実はみなさん薄ーいコーヒーはあまり好きじゃなかったみたい。
今、薄ーいのを飲みたい場合は、
やる気のないホテルのロビーにあるティールームくらいでしょうか。
結構高いのに
琥珀色のお湯みたいなのを飲まされると、
ムショーに腹立たしいであります。
コーヒー豆にたいする冒涜だよ。

さてさて。
話を北地蔵に戻します。
北地蔵はマジメにコーヒーに取り組んでいる喫茶店でございます。
1975年に創業ですから、
その頃から頑張っている。
ちゃんと生き残っているにはワケがあるのです。
自家焙煎を取り入れたり、内装をこだわっていたり。



あたくしのいい加減なうんちくみたいなのはもうお終い。

コーヒーを注文するでやんす。
とりたててクセのない味でございます。
今流行のフレンチロースト系な煎りの深さではありませんが、
飲みやすくてオイシイ。
あえてなのか、どうなのかは分からないけれど、
若干ぬるめです。
ぬるめの方がいい場合もありますし(青山の大坊とかね)。
気にしないであります。

座っていた席のちょうど正面はこんな感じ。



上の棚にはカップが置かれ、
中間は、パン類。
下の棚は雑誌等です。

ちなみにパン類はここの自家製です。

以前、お昼くらいにコーヒーを飲んでいたとき、
『よろしければ試食にどうぞ』
とロールパンを頂いたことがありました。
なかなかオイシイのです。

あと、夏くらいだったか、
『梅ジュース』というのがメニューにあるのですが、
梅漬けのジュースの中に梅が入っていて。
これがウマーい!

さてさて。
今回、カウンターや店内の様子をバッチリと写真を撮りたかったのですが、
カウンターにお客さんがいっぱいいたので、
残念ながら撮れませんでした<m(__)m>
ですので、上の方にある『北地蔵』の文字をポチっと押すと、
ホームページ先にリンクしますので
ごらんになってくださいね。

近場の喫茶店(その6)

2008-01-10 21:59:29 | 喫茶店



突然ですが、ここは札幌の中心部にある狸小路5丁目でございます。


ここの横断歩道をエイヤッと渡り。

道路凍結してるから転ばないようにね。

右に(札幌駅方面)に曲がります。

 
ほどなく、だいたい20メートルくらいでしょうか、




『ZAZI』という喫茶店があります。

住所は、札幌市中央区南2条西5丁目です。


およそ10年前。

『ZAZI』で以前働いていた女性が、

自分の住んでいる街の喫茶店で働いておられて。

『札幌で1人で行けてオイシイランチを食べれるとこ教えて~』

と泣きついたところ、


『ZAZI』ならきっと気に入るに違いない! 


と教えていただいたのが最初でございました。

んで、その以前働いていた店員さんに地図を書いてもらい、

テクテクと探してたどり着いたのであります。


当時から、ずっと注文し続けているのが、

ブラウンソースの『ナスミートシチュー』であります。

今回、久しぶりにこの店に来たのですが、

毎度これを注文するのです。


コーヒーとパンのセットの追加は200円くらいなので、

気にせず注文しちゃいます。


まずはコーヒーが来たようです。



そもそも喫茶店なので、

コーヒーもちゃんとしたお味です。


シチューが焼きあがるまで時間がかかるので、

コーヒーをすすりつつ、

しばし読書にふけります。

松本清張の『砂の器』も佳境にさしかかってまいりました。



『ZAZI』の建物は二階建てでして。

冬は一階よりも二階の方が暖房が効いてて暖かいです。




座っていた席から吹き抜けを撮りました。

なかなか広い吹き抜けであります。

ここの建物は、

もともと天井の高い一階建てだったそうで、

後に二階部分を増床したとのことです。




店内のインテリアは、こういう感じで統一されております。


しばらくすると、シチューが到着いたしました。

ウヒョー!




ベースはブラウンソースで。

ナスとミート(ひき肉)、アスパラが少々、乾燥トマトらしきものが少々。

そして玉ねぎが入っております。

その上に、

デデーン!とチーズがトロリとかぶさっております。





突撃しまーす!!(ちなみに某有名将棋士風です)


まずはシチューをかき混ぜて。

それからパンをちぎって、

ひたすらシチューにつけて、パクつくべし!!


あっさりしているのですが、

ちゃーんとコクがございますです。

くどくないおかげで、

シチューの量が多いけど、ぺロリとお腹に入っちゃいます。

トロけたチーズとナスの相性がワンダフル!!

どうやって作ってるんだろう??

と疑問に思いながらシチューをすくって食べてるんだけど、

考えるよりもなによりも、

スプーンの速度が止まりません。


気がつくと、シチューの鍋は空っぽ。


ああ満腹。


そういや。

前に、好きな人が『ZAZI』に久しぶりに行きたいなー、

と言っていたんだけど、

今回はこっそり1人で来てしまった…


一緒に食べに行きたい!!

今度誘わねば!





近場の喫茶店(その5)

2007-12-19 00:04:02 | 喫茶店



看板がないのでございます。

ですので一見すると、何の建物なのか分からないのであります。


外見はコンクリート打ちっぱなしの上から、塗装がしてます。

この目線から建物を見ると、

小ささに不安を覚えます。

え?ここが喫茶店なの!?


そうでございます。

ここは『ogana』という喫茶店なのです。

札幌中央区円山西町8丁目4-26という場所。

円山動物園の裏あたりの藻岩山の山麓でございます。


円山という場所は、札幌では高級住宅街です。

北海道という地域性を考えた上でも、

とんでもなくスゲー高級住宅が円山にはあるのです。

北海道には寒い北風がピューピュー吹いている、はずなのに。


住宅メーカーの家じゃなく、

明らかにオシャレな建築家(たぶん肩書きを建築士としていないと思われます)や、

デザイナーさんが、ええいと設計したような、

山麓に、すんばらしい豪邸が荘厳に並ぶのです。

延べ床面積250~300㎡以上は確実です。

関西で言うところの、芦屋の六麓荘みたいな感じです。

大学時代、六麓荘にお友達がいたのですが、

車の中でひっくり返りそうになったのは言うまでもありません。


そういった地域、一般的な『札幌』からみても特殊だとは思うんですが、

そこに、『ogana』があるのです。


入り口から中へ入っていくと、

いきなり階段が現れます。

ここでひるんではいけません。

円山という地域に自分が負けてしまわないように、

悠然と階段を下りてください。


階段を下りて左手に扉がございますが、

ここを開けます。

扉には何にも書かれていないので、

喫茶店だと分からない人は、ここは住宅じゃないか!?

と引き返すかもしれませんが、

とにかく扉を開けるのです。

自分に自信を持って、円山に飲み込まれないようにね。


地下なのですが、

崖に建っているので、大きなガラス窓があります。

内装はコンクリートの打ちっぱなし。

一見すると、無機質な印象を受けます。

当然ながら非現実な空間という第一印象を感じたのですが、

ガラス窓からの景色が山々であったり、住宅であったり。

日常と非日常との混在、などと勝手に思い込んでしまいました。



パフェを注文します。

パフェです。

男であろうと、なんであろうと。

パフェを食べたいときは確実にあるのです。


地下の入り口に、ケーキのショーケースがあるのですが、

どう考えても、どれも美味しそうなのです。

迷います。でもパフェなの。


パフェの写真や内装の写真がないことを先に断っておきます。

ごめんなさい<m(__)m>

店内撮影禁止だったの。



さてパフェです。

ブラウニーが上に乗せられていて、

その下に、まずチョコアイスが乗っています。

濃厚です、オイシイ。

ソフトクリームの層もございます。

乳くさくなくて、とっても美味。

もっと下を探索します。


どれどれ


チョコクリームをなめてみるでごわす。

スンバラシイ。

一番下にはケーキ生地がしかれています。


この際、上から下までごっそりとスプーンですくってみるのです。

お口を大きく開けて、

気合を入れます。


パク


とっても上質なケーキを食べているような感じです。

こうなったらスプーンが止まらないのです。

一気に食べます。


パクパクパクパクッ


気がついたら、パフェのグラスが空なのでした。

余韻に浸りつつ、

コーヒーを飲み、景色を眺めて。


ちょっと贅沢でステキな昼下がりを堪能したのでありました。


近場の喫茶店(その4)

2007-12-08 21:53:35 | 喫茶店
まずは最近ずっと考えていることから。


セックスアピールというものはナンなのか!?

そもそも自分にそういったものはアルのかナイのか!?


これをよく考えている訳なのです。

というのも、何年も前に女友達から電話が来たとき、

『○○君ってセックスアピールって全くないよね~』

と言われたのです。

なんじゃらほい。

『なんでじゃ?』

と女友達に聞いた訳です。そりゃそうだ気になるもの。

そしたら、

『男性としての魅力というよりも、もっと違うところに○○君はある』

と答えたのです。

ふーん、よくわかんないね。

それ以来、セックスアピールなるものが気になってしゃーないのです。

何をもってアピールなのか、

一般的に男性の性なる魅力とされるもの、

筋肉なのかなんなのかつうことを考えては答えがでないのであります。


閑話休題。

喫茶店の話に変えます。


『さえら』でございます。


一人で札幌に行くと、ほぼ90%はここで昼ごはんを食べちゃいます。

なんでそんなに高確率なのかというと、

一人で入りやすいということと、気楽に食べれるということにつきます。

もともとは喫茶店だったんでしょうけど、

この店はサンドイッチがウリです。

お客さんのほとんどがサンドイッチを食べています。

でもサンドイッチ屋さんという感じでもないです。

あくまで喫茶店にカテゴライズされております。




店内です。

お昼ちょうどに行くと、ほぼ満席でございます。

お客さんはお一人でいらっしゃる方、近場のOLさんとかが多いです。


『さえら』のサンドイッチの最大のウリは、

たらば蟹のサンドがあることなのです!!

なので、だいたいタラバとのセットをいつも注文しています。




タラバとエビカツのサンドです。

タラバはレタスとキャベツが入っており、

ピリリとしたアクセント、香辛料でしょうか、が効いております。

タラバは、けち臭い量じゃないのです。

ちゃーんとギッシリ入っております。


そして、自分がもうひとつ大好きなのがエビカツです。

ここの揚げ物のサンドは、揚げたてホクホク熱々でございます。

サクッサクとして、すんばらしい。

エビが縦に並んでいるのも、これまたすんばらしい。

エビカツにはマヨネーズソースのサラダも入っていて、

それがタルタルのような感じになっています。


そしてちょいとお金を足せば、



ホットやアイスのコーヒーも付ける事ができます。


ここのエビカツサンドを食べていたとき、

セックスアピールって、ひょっとしたら、

エビカツサンドのカツの衣みたいなものじゃないのか!?

と、ふと思ったんです。

エビは本質や精神みたいなもので、外からは見えない。

衣は外見的なものであり、

異性から第一印象を受ける的ものじゃないかなーって。

そんなことを考えながら、

サンドイッチをパクパクしていたのでありましたとさ。


あ、場所を書き忘れた。

丸井今井札幌店大通り館の隣にある『都心ビル』の地下です。


近場の喫茶店(その3)

2007-12-06 21:15:03 | 喫茶店



札幌には丸井今井という百貨店があるのです。

東京などにあるマルイとは全く関係ないのですが、

本州の方からは結構誤解されて同じ店と思われているのです。

札幌の百貨店では、丸井今井は三越と並び高級路線です。

中国や台湾からの観光客もごっそり来店しております。

海外の方は、コムデギャルソンのハート君のTシャツ(プレイです)や、

バーバリーが目的みたい。

ギャルソンのTシャツは中国で転売すると3倍の値段で売れるそうです。

すごいっすね。


前置きはさておき。


さて、札幌の地下街から丸井今井に向かうと、

隣に『都心ビル』というのがございます。

入り口には婦人物の洋品店があります。

自動販売機の横に階段があって、そこを上がっていくと、

『宮越屋』の都心ビル店があるのです。


宮越屋というのは、札幌ではメジャーでして。

円山に本店があるのですが、

支店がいっぱいあるのです。

どれくらいいっぱいあるのかというと、

相撲取りの番付表を上から見て、

東西の前頭10枚目くらいの数があるんじゃないかな。

札幌だけでなく、東京にもあるみたいです。


なにゆえ都心ビルの宮越屋なのかというと。

6~7年前か、もっと前でしょうか。

丸井今井で買い物をすることがあって。

どこかでお茶したいぞーっと思って見つけたのがここだったんです。

たまたまなんです。


んで、たまたま入ったこの店に入れ込んでしまったのであります。

理由は単純です。

当時、美人の店員さんがいたのであります。

しかも2人も。


通わない理由などございません。

だって男だもの。


それからしばしば通うようになり、

店員さんのことを、

『宮越1号』『宮越2号』

と勝手に名づけておりました。


月に1回くらいは行っていたのですが、

ある日、『宮越1号』さんから声をかけて頂き。

若かりしポンスケ君はうかれていました。

何気ない世間話や、住んでいる場所とかを聞かれただけなんだけどね。


そうして、何ヶ月か経ち。

ちゃんと会話が成立するようになったのですが、

そしたら『宮越1号』さんは辞めてしまったのです。

ガックリとうなだれる自分。


ああ、なんてこったい。

と、フレンチをすすっていると、

『宮越2号』さんが話しかけてくれて、

それから、2号さんと会話するようになったのです。


1号や2号などと言うと、

妾(関西ではテカケですね)さんみたいでイヤなんだけど、

当時はなーんにも考えちゃいないから、そう呼んでいたんです。


2号さんとも、楽しく会話をするようになったのでありますが、

2号さんもお店を辞めてしまったのであります。


というのも、宮越屋はフランチャイズの店舗が多くて、

都心ビル店の店主さんが変わってしまったのです。

店員さんも全部入れ替わったのです。


1号さんも2号さんもいない…


それから何年も都心ビル店には立ち寄っていなかったのですが、

こないだ久しぶりに入ってみたのです。


この都心ビル店は、実に落ち着けるのであります。

『うなぎの寝床』という表現が上品ではないことを承知しておりますが、

例えるならそんな感じなのです。

店内の写真は撮らなかったのですが、

決してうるさくない音楽が流れていて、

内装も落ちついていて。

雑誌や新聞もぬかりなく置いてあり。

長ーいカウンターで一人、お茶をするのにはもってこいなのです。



たいしたことない思い出話が多くて大変申し訳ございません<m(__)m>


喫茶店には、それぞれ思い出や思い入れというのがあるのです。