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重症筋無力症に負けてたまるか!

写真の無断転載禁止です カメラ抱えてスタコラサッサ
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興味を持ったものを写真とともに

読書の秋だねぇ(その1)

2007-10-11 21:26:55 | 読書


内藤対亀田の試合は酷かったねぇ。

最後の12Rなんて、

ありゃボクシングじゃなくてレスリングみたい。

内藤勝ってよかったー。


秋は食欲もモリモリなんだけど、

読書でまいります。

なんで『読書の秋』っていうのだろ?


秋なんて、日が暮れるのが早いから、

暗くなって目が疲れるのに。


まあ、内藤が勝ったから今日は深く考えないどくね。





まずは小林信彦の、

『唐獅子株式会社』と『唐獅子源氏物語』です。

ヤクザの親分さんが、

放送局を作ったり、映画を作ったり。

野球のチームを作ったり、レイダースやスターウォーズにはまったりするんです。

そして源氏物語同様、親分が須磨にお隠れになっちゃったり。


そのヤクザの親分さんに惑わされながらも、

主人公のヤクザさんが親分をちゃんと立ててるのです。

親分はトンチンカンなものだから、

ハチャメチャで面白いのです。




つづいて、

同じく小林信彦の『紳士同盟』と『紳士同盟ふたたび』


これはコン・ゲームという、いわゆる詐欺の話です。

お金で失敗しちゃった元テレビマンが、仲間と一緒に詐欺をしちゃいます。

詐欺の被害者に、詐欺だと思われず、

むしろ幸福を与えてあげる、というのが信念のようです。

なかなか面白いのではあるけど、

唐獅子の二作にはかなわないかな。


唐獅子の二作は、ほんと笑っちゃって読めなかったよ。

矢作俊彦の『スズキさんの休日と遍歴』も笑っちゃったけど、

唐獅子はホントに笑える。

頭も使わなくていいし、気楽に読めたよ。







久しぶりの寝坊すけ

2007-09-09 12:16:31 | 読書


昨晩、体調が良くて、

夜中にモスで本を読んでたせいか、

今日は寝坊してしちゃった。


今、山崎豊子の「沈まぬ太陽」の三巻の御巣鷹山編を読んでいて。

思いっきりはまってる最中だから、

本を読むのが止まらないのです。


その「沈まぬ太陽」なんですが、

題材はJALの御巣鷹山の墜落事故、

確か1985年くらいだったかと思うんだけど、

その事故を通して、

JALの労働や組合といった内部問題が、

いかにひどかったかというのが書かれてます。


山崎豊子さんといえば、

「白い巨塔」や「女系家族」、

こないだドラマでやっていた「華麗なる一族」も有名です。

社会派の小説というか、

テーマが実際にあったことを取り上げてることが多いかも。


「沈まぬ太陽」ならJAL123便だし、

「不毛地帯」は伊藤忠商事。

「華麗なる一族」だと太陽銀行と合併する前の神戸銀行とか。


そういや、神戸に住んでいた頃、

太陽神戸銀行と三井銀行が合併して、

「太陽神戸三井銀行」という長ったらしい名前になったんですが、

名称が変わって、「さくら銀行」となりました。

今は三井住友銀行でしたっけ。

いろんな銀行が合併を繰り返してるから、

「みずほ銀行」の成り立ちは、

「第一銀行」と「勧銀」が合併して、

「第一勧業銀行」→その後「日本興業銀行」と「富士銀行」と合併。

さらに、どこかと合併してるんですよね?

頭がこんがらがっちゃう。


話は戻って、寝坊です。

眠るにも体力がいるというか、

体力が比較的あるときは、寝坊ができるんだけど、

自分の場合、ひどく疲労がでてるときは、

睡眠時間が短いんです。


もともと眠りが浅くて、

明け方に一度は目が覚めるんだけど、

起きたときに、

薬が切れてて身体が重いときは、

二度寝ができないんだよなぁ。


昨日の日中は身体を休めて、

家でのんびりとしてので、疲れてなかったんだろうね。


これから涼しくなってくると、

夏の間の疲労、

とどのつまり、

疲労で睡眠不足だった分の反動がでそうで、ちょっと怖いなぁ。

古本屋がダイスキなのです

2007-08-28 23:45:20 | 読書


地元は田舎なので、娯楽の場っていうのが少ないんだよ。

映画館がないのが結構ツライ(昔はあったのに…)


遊園地はあるけど、なかなか行く機会はないなぁ。

パチンコ屋さんだけは、

雨降りの後のタケノコのようにどんどん増えてますが。

あたしゃギャンブルはキライなので行きません。


そんな田舎な街なんだけど、

自分としては欠かせないところが古本屋さんなんです。


大きな本屋というのがなくて(ツタヤの本売り場は狭い)、

文庫本の数が少なすぎで、欲しいものは大抵売ってないんです。


古本屋だと、文庫本はたくさんあるし、

しかも「安い!」し。


そんなこんなで買ってきました~




この袋の中に、




吉行淳之介のエッセーと、柳美里の小説。


そして、



小林信彦の面白小説、


最後に、今回の目玉が…





山崎豊子の「沈まぬ太陽」全五巻が、一冊100円になってた!!

思わず大人買いしちゃいました。

ずいぶん前、市内の図書館で単行本を借りて全部読んだんだけど、

もう一度読もっかなぁと思って、100円になるのを待ってました(笑)


吉行淳之介のエッセーは、ほとんど絶版になってるから、

古本屋さんで探すしかないんです。

小説は新潮文庫と講談社文芸文庫で出てるけど、

地元の本屋には間違いなく売ってないんだよ。

それと、絶版になってる小説が結構あって。

なんでも吉行淳之介が愛人だった宮城まり子さんに、

気に入らない小説は絶版にしてくれと遺言を書いていたそうです。


柳美里の小説はツタヤでも売ってるなぁ。

「石に泳ぐ魚」がお気に入り。


小林信彦にいたっては、

読みたいと思ってた小説がほぼ絶版…

古本屋で地道に探すしかないんです。


もうすぐ9月だし、

読書の秋ってことで、疲れない程度に読むぞー!


になみに、これだけ買っても、

20%オフだったので、700円ちょいでした。

安ッ

夏は読書っす。なんで?

2007-08-05 23:18:26 | 読書


前々から気になっては、そのつど忘れてたんだけど。


なして夏休みの宿題の課題に読書感想文ってあったんだろ?


従順なお子様時代のポンスケ君は、

嫌々ながらも、読書感想文を書いてました。


夏休みの前に、読書感想文の課題図書一覧みたいなのを渡されて。

その中から選んで、感想文を書くというのだったんだけど、

ちいっとも課題図書が面白くもなんともないんだよ。


話の途中で、Hなことがあるわけでもなく

(つまり恋愛小説は課題に入ってない)、

自分的に興味のある話でもなく、

ただ淡々と、ああだこうだと話が続き。

感動する話でもなければ、感銘もしないし。

思い出してはニヤニヤする話でもないんです。


まあ中高生向けの本って、そんなもんですかね。

その年代の人って、頭の中が女(もしくは男)しかないよ、たぶんね。


それなのに、課題図書から恋愛小説を省かれちゃってるんだから、

こっちとしてもやる気なんて起きなかったよ。


どんな小説であれ、

男女の話は欠かせないと思うんだけどなぁ。

古文で習う源氏物語なんてそうだしさ。

夜に会いに行っては朝帰りみたいな話しだっけ。
(違ってたらゴメンナサイ)


中高生のうちは、運動でもやらせて性欲を削がせてやろうっていう感じだから、

男女の話なんて読ませないよなぁ。



そういうのが、今この歳になって理不尽思ってくるんだよ。
(当時、運動をやらされていて、全く女性に興味を持たなかった反動です)


読書に興味のない学生に、興味を持ちづらい内容のものを読ませて、

読書感想文を書かせてるんだから無理があるよ。


フランス書院とか、ハーレークインロマンスとか、

そういうのなら、ちゃんとした読書感想文を書くと思うんだけどなぁ。


さすがにそれはあれだろ、というのなら。

もっと文学的にはちゃんとしてるであろう男女の話の、

初期の大江健三郎の小説とかさ。

大学に行かずに、ウイスキーを飲んでは自慰にふける話だってあるし。

三島由紀夫の「音楽」だっていいんじゃないかな?

絶頂を迎えると、なぜか音楽が流れる女性がいて。

なんで音楽が流れると思いますか?

ということを高校生に聞いてみたら、

すっごくたくさんの答えがでてきそうだもの。



なんか、最近暑すぎて、

頭の中がコンガラガッテルので、今日のブログはボロボロです…

ゴメンナサイ。









ヒマなので読書

2007-06-24 18:34:22 | 読書


最近、ヒマなときが多かったので、

まとめて本を読んでました。

意外に面白かったのがこれ



本棚にはあったんだけど、ずっと太宰を読む気になれなかったんですが、

やっと読めました。

「人間失格」は太宰の自伝的な小説なんですが、

よくもまあ、どうして太宰はモテモテなんだろと思っちゃう。

「斜陽」の方は、かず子の『人間は恋と革命に生れて来たのだ』

というとこと、

「戦闘、開始、恋する、好き、こがれる、本当に恋する、本当にすき、

 本当にこがれる、恋しいのだから仕様が無い、

 好きなのだから仕様が無い、こがれているのだから仕様が無い……」

とまだ続くのだけど、この文が気に入りました。

太宰は共感が持てるとよくいうけど、

自分も例にもれず、共感してしまいました。




これは泉鏡花の「歌行燈・高野聖」です。

古い小説だけど、結構読みやすかったです。

高野聖にでてくる、男を獣とかに変えちゃう女の話が面白かったよ。




こちらは村上龍の「テニスボーイの憂鬱」と、

島田雅彦の「彼岸先生」です。

共通してるのは、「満足しない」ということかなぁ。

お金持ちのテニスボーイが女性と遊びまくって、

それでも満足していかないどうしようもなさと、

彼岸先生もまた女性と遊んでるんだけど、

気が狂ったふりをして精神病院に入院したり、

ゲイと寝たりしてるんだけど、

心の中では何も満足せず、自分を追い込んでいるという感じかな。


なにか、トンチンカンなことを書いてしまってるかもしれないですが、

ご愛嬌ということで。 


新潮文庫のレトロ表紙

2007-05-24 22:45:15 | 読書


前から気になっていたんだけど、

新潮文庫でレトロな表紙の小説があるのを知ってますか?

野間弘の『真空地帯』です

新潮文庫の表紙は、だいたい絵とかも入ってることが多いんだけど、

こんな感じの文字だけの表紙もあります。

色はベージュです。

けっこう古い小説なんかに使われるみたい。

佐藤春夫と田山花袋、堀田善衛なんかもこの表紙。

ちなみに海外の作品だと、

ちょっと分かりづらいけど、ゲーテの『ファウスト』スティーブンソン『宝島』レマルク『西部戦線異状なし』アベ・プレヴォ―『マノンレスコー』トーマスマン『魔の山』デュマフィス『椿姫』ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』


海外のレトロ表紙の小説も初版が古い作品が多いみたい。

日本の方はブドウが緑色なんだけど、

海外のは、オレンジ色のブドウです。


ちなみにこの表紙がスキなので、




庄野潤三の『プールサイド小景』は二冊もってます。
この中の『静物』という短編が大好き。

あと、小島信夫の『アメリカンスクール』もこのレトロ表紙なんだけど、
本棚から見つけれなかった。

最近、このレトロ表紙がなくなりつつあり、
ゲーテのファウスト等は、色つきの表紙になっちゃってます。

この表紙がスキなのになぁ。




どうしても読めない本

2007-05-11 23:44:56 | 読書


    ポンスケはどうしても相性の悪い本があって。

    一つ目が、ヘンリーミラーの『北回帰線』

    文庫本で三冊持ってるんだけど、

    どうしても最後まで読めないんだよ。

    内容がイカレテルとかいろいろ理由があるんだけど、

    もう10年チャレンジしては挫折してます。

    でも、同じくミラーの『南回帰線』は、

    すんなり読めたんだよなぁ。

    この違いってなんだ!?


    
    二つ目が、ロランの『ジャンクリストフ』

    これは量が多いというか、なかなか読書に時間が割けないせいで、

    今までは読めなかったです。ただいまチャレンジ中。



    三つ目が、谷崎潤一郎の『細雪』

    これは、読んでる最中に話の内容が忘れちゃうんです。二度ほど挫折。



    四つ目は、ゾラの『居酒屋』

    読んでる途中で非常に眠くなる。

    のび太君が本を読むと眠くなる気持ちが分かるなぁ。


    最後に、サマセットモームのすべての本。

    新潮文庫でサマセットモームを全て揃えて、さあ読もうと思ったら、

    どれもこれも全く話の内容に興味を抱かない。
  
    天敵なので、再チャレンジの予定なし。

    ただ今、本棚のインテリアになってる。


    
    年々、読書に入り込めなくなってるんだよなぁ。

    基本的にややこしいものが読めなくなっちゃった。

    あと、登場人物がカタカナだと名前を覚えられない…

    脳みそが老化してるのか、

    それとも、ただ読解力不足なのか。

    こんなんじゃ、いつまでたっても

    『カラマゾフの兄弟』にたどり着けないや。

    悔しいからハーレークインでも買ってこようかな
            

西原の『できるかな』の新作!

2007-05-04 23:51:48 | 読書

とうとう待ちに待ったサイバラの新作の

『できるかなクアトロ』が発売になったので早速買いました。


できるかなシリーズは、鳥頭紀行よりもお気に入り。

今回は、ヒジュラ編が目玉かな。

サイバラがインドのヒジュラの家に居候して、

ヒジュラ(インドのおかま)のお祭りに行ったりしてます。

あとは、高須編の岩井志麻子が出てくるあたりが個人的に好きです。


読み終わっての感想だけど、

ちょっと期待はずれかなぁ。

前回の『できるかなV3』の脱税編とホステス編が

飛びぬけてツボにはまったから、

それくらいの期待をしちゃった面もあります。


『毎日かあさん』は毒っけがなくて、下品じゃないからあまり好きじゃないです。

でも、元夫とのやりとりを読むと泣けちゃんですよね。


毒っけといえば、『恨ミシュラン』が面白かったなぁ。

人生1年生の2号でちょっと復活してたけど、

もっと本格的に復活して今の時代に毒ついてほしいです。


そうそう、インドのヒジュラ編を読んでて思い出したけど、

サイバラの描くインド人って大好き。

一番最初の『できるかな』にもインド人がでてきてるんですが、

あの眠そうな目というか二重の目というか、

個人的に大好きです。

ちなみに『クアトロ』の本の中では、

朝グソをしているインド人の絵がお気に入りです。

      

『血と骨』を読んだり観たり

2007-05-01 23:47:57 | 読書


古本屋にヤンソギルの『血と骨』が上下で700円で売っていたので、

購入いたしました。


話の内容は、済州島から大阪に来た主人公金の生涯です。

かまぼこ工場で働き、酒を飲んでは大暴れ。

飲んでなくても大暴れ。

そして異常なまでの性欲。

まさにセックス&バイオレンスです。


大阪の下町というか、朝鮮から来た方が住んでいる地域の生活が

なかなか詳しく書かれています。


とにかく金は、女をとっかえひっかえしてます。

最初は飛田新地の女性に入れ込んで、

水揚げをしようとしたのですが、女性に逃げられ。

その後、料理屋さんの女性と結婚するんだけど、

そのうち、家の近くに女性を住まわせて妾にして。

その妾さんが病気で倒れたら、

家政婦をやとって妾を介護させるんだけど、

その家政婦も妾にしちゃって。

とにかく、金は女好き。だけど決して大切なんかにはしない。

気に入らないとすぐ殴る蹴る。

近所の人が止めにくるけど、主人公の体力は半端じゃなくて、

誰も止められないのです。


ちなみに映画版はビートたけしと鈴木京香が出ていました。

映画版だと、結婚したところから物語は始まっているので、

結婚前の破天荒ぶりは見れません。

それに、原作ほど暴力的じゃないような気がするなぁ。

艶かしい鈴木京香は最初だけ。後はどんどん老け込んでく。

ファンとしては残念。

あと、主人公が作る豚の内臓を腐らせたものの描写が、

映画だと詳しくなかったかな。

どうして豚の腐った内臓を食べるのか疑問に思っちゃう。


でも、映画版で「飛田」という台詞があったのは嬉しかったよ。

そこまでタブーじゃなかったんだなぁ。

あそこの素晴らしさは、実際に街並みを歩かないとわからないんだけど、

どうも飛田のことは上品な関西人は隠しているし、

表立って言えない風潮がある。

女性には行くことは全く薦めませんが(塩まかれるし、怒鳴られます)、

関西に行く予定のある男性の方は、

天王寺の近くに動物園前商店街というのがあって、

そこのちょいと外れに飛田があるので、

歩いてみてください。時代がタイムスリップした感じになります。

主人公が歩いていた時代(昭和初期)の飛田と今の飛田は、

全く変わっていないと言っても過言じゃないです。


さて、話がそれちゃったけど。

『血と骨』は在日一世の苦悩の話でもあります。

どういう経緯で日本に来たのか、そしてどういう生活をしていたのか。

なかなか興味深い話でした。

1つ付け加えるとしたら、

なぜ、主人公が暴力的になっているのかの描写がもう少し欲しかったかな。





最近の建築と建築学大系

2007-04-19 00:00:31 | 読書
写真のアップの仕方がよくわかんないけれども、

とりあえず最近読んだ本を載せてみました。


『建築学大系38 木造設計例』

『建築学大系39 鉄筋コンクリート造設計例』

『建築学大系40 鉄骨造設計例』


の三冊です。

これらの本は過去の建築設計の例を通じて、

どのような経緯で設計をしたのか、

設計、施行段階でどのような問題があったかを、

各図面を通して書かれています。

木造の方は『RIA建築総合研究所』の住宅群。

鉄筋コンクリートはベニス・ビエンナーレ・日本館と福島県教育会館。

鉄骨は東京空港郵便局、電気通信中央学園講堂。

などが書かれています。 


この建築学大系は昭和51年の本なので、だいぶ古い。

各施工例は、1950~1960年代のものなので、もっと古いです。


確かに今となっては昔の建築物なんだけど、

たとえばRIAの設計の木造住宅は、

今図面を見ても古さを感じさせないです。

その頃の確固たる理念を持った建築家の住宅は、

今の住宅メーカーの適当な間取りの住宅なんかよりも、

ずっと考えられている。

今の住宅の間取りは、どこも似たり寄ったりが多いですし。

そりゃ、マオカラーを着たあきらかに何かを意識している建築士達は、

いい住宅を設計している場合があるけれどさ。

圧倒的にそうじゃない場合が多い。



別に今現在の建築士が嫌いというわけじゃないよ。

でも、建築家と称する意匠デザイナーと化した設計士が嫌いなの。

確かにデザインは素敵なんだろうけれど、

それを押し付けしすぎじゃないかな。

デザインだって、どこかからの借り物のようにしか見えないし。


そうなってくると、本当にいい建築家ってのを考えちゃう。

依頼主のためにどう設計するかということも必要だけれど、

今後の日本の住宅問題に一石を投じることのできる人ってのが、

これから重要だろうし、そういう人達だらけじゃないと、

現在、ちまたに溢れてる


『コンクリート内断熱工法で建てられた結露だらけのマンション』


がこれからも増えていくことになっちゃう。