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長野県 茅野市 尖石縄文考古館付近を散策する旅

2014-11-24 01:11:57 | 古墳巡り
今回は、長野県茅野市の縄文考古館を巡る旅を紹介します。

茅野市は、諏訪市の東側の市で、八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など観光資源を多く抱える諏訪地方の市です。
赤色部分が茅野市です。


JR中央本線の茅野駅からバスで20分 580円で尖石遺跡に到着です。
入場料500円です。

茅野市近郊は、縄文時代(紀元前3000年~2000年ごろ)に縄文文化が栄えた地域です。
この地域は、その後弥生時代に気温が低下し、人が住まなくなった地域です。

入口を入ると国宝「縄文のビーナス」、「仮面の女神」の複製が出迎えてくれます。

入口すぐに尖石遺跡が多数存在していた状況を模型で説明しています。

次に入口左手に、縄文のビーナスのビデオ説明があり、ここで縄文時代の土偶の役割と縄文のビーナスの生い立ちを説明してくれます。
縄文時代の小さな土偶はほとんどが壊され手足頭が別れて出土しています。
これは、土偶は人々の病の場所を治すために作られたものです。
病気の人が祈祷してもらった後、土偶を破壊して祈ったため、土偶は手足頭を分割して制作し、土で合体して製作され、最初から壊れやすいような構造にしていたそうです。
国宝の土偶2体は、比較的大きいものであり村の象徴的な役割であったため、破壊されずに残ったと言われています。
また縄文のビーナスには、雲母を土に混ぜ、土偶がうっすらと輝くようにし、村のシンボルにしていたようです。

展示室Aから入ります。

ここには、尖石遺跡発掘の歴史が考古学者の紹介で説明されています。


展示室Bには、国宝「仮面の女神」、「縄文のビーナス」が展示されています。


仮面の女神は実物ですが、縄文のビーナスは、複製です。
「仮面の女神」は、4000年前と推定される土偶で、中空の構造で、軽くできています。
土偶の横に出土状況が模型で紹介されており、横たわった状態で出土しています。

次に「縄文のビーナス」の複製です。

この土偶は中実で重く、5000年前と推定されています。
妊婦を表しており、子孫繁栄を願ったものと推定されています。

次に展示室Cに向かいます。

ここには、茅野市の尖石遺跡で発掘された土偶、土器が多数展示されています。

展示室Dには、縄文人の服装が服を編んで作った様子、縄文時代の暮らしがビデオで紹介されています。

この奥には土器・土偶作りの体験ができる学習コーナーがあります。
これで管内の展示は終了です。

次に考古館の外にある与助尾根遺跡の復元住居に向かいます。
竪穴式の住居が6棟あります。

登呂遺跡のものとよく似た構造です。

次に道路を渡って尖石遺跡へ行きます。

ここには住居跡があり広大な公園になっています。
石で囲われた竪穴式住居の跡が数カ所あります。

この公園を進んでいくと尖石があります。
この石は先の尖った石で神の石としてあがめられていたものです。

バスでJR茅野駅に戻り、駅の東口にある茅野市民館に向かいます。


この市民館は、2005年に建てられたコンサートホール、アトリエ、ギャリー、図書室がある芸術的な会館です。
外側がガラス張りで駅に沿ってあり、茅野市で一番芸術的で近代的な建物です。


椅子も多数あり、休憩や図書室での読書もできる市民の憩いの場所です。

茅野市といえば、蓼科、白樺湖、八ヶ岳などが有名ですが、現在茅野市は、「縄文の里」というキャッチフレーズで尖石縄文考古館を売り出しています。
茅野市「縄文の里」へお立ち寄りください。

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