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名古屋 「藤前干潟」を観察する旅

2017-04-05 00:00:38 | 自然観察

今回は、名古屋市港区ある「ラムサール条約」で登録された「藤前干潟」の生物を観察する旅を紹介します。

 
藤前干潟は、名古屋市が廃棄物処分場として、藤前干潟の一部を埋立る計画を立てましたが、環境庁や住民団体などの反対により埋立は撤回され、ラムサール条約で干潟が登録され有名になったところです。
干潟の周りは、工業地帯や橋が見え、都会にある干潟です。
 
藤前干潟で生物を観察するには、藤前干潟活動センターが月1-2回開催する観察会に応募し、参加OKを
取れば参加することができます。
 
藤前干潟には、名古屋駅からバスに30分ほど乗り南陽町藤前のバス停で下車し、南へ10分ほど歩いていくと到着します。
藤前干潟の生物観察は、干潮時に行い、4月は、14:00-15:00が干潮時です。
 
干潮以外は、干潟はなくなり、海面に覆われてしまいます。
 
干潟へ行く前に50cmほどの深さの深みがあるため、
ビーチサンダルを裸足で履き、ズボンをひざ上までまくりあげて観察に行くのがベストです。
 
この干潟の海は、海水と川の水が混ざった汽水です。
干潟は、波のような模様の泥に覆われていて、その泥には、貝、甲殻類の穴が多数空いています。
 
生息している生物は、
鳥:シギ、サギ、コチドリ、カモメ、カモ、カワウなど
貝:シジミ、ソトオリガイ
甲殻類:アナジャコ、カニ
魚:ハゼ、カレイ
とそれほど多くの生物が生息しているわけではありません。
特に貝は、ハマグリ、アサリ など海水の貝はいません。
ハマグリ、アサリは、砂浜に生息するそうです。
しかし、干潟の生物が有機物を食べてくれるため、周囲の汽水はきれいで臭いもしません。
 
鳥だけを観察したい方は、稲永(いなえい)ビジターセンターで望遠鏡で鳥類を観察してください。
 
稲永ビジターセンターへは、名古屋駅から「あおなみ線」に乗り、野跡駅で下車し8分ほどで行けます。
ここは、団体でなければ事前申請なしで無料で利用できます。毎週月曜日と第3水曜日は、休館です。
今や貴重な存在となった藤前干潟を観察し、干潟の大切さを理解願い、自然保護を支援してください。

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