![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/a5c3a2cd362a4deaf8f5d65f95f2eae3.jpg)
奈良 慈光院と小泉城、慈光院ゆかりの大阪 茨木城をめぐる旅
今回は、奈良大和小泉界隈を巡り、慈光院と関係の深い茨木城を巡る旅を紹介します。
JR大和路線 大和小泉駅で下車し、徒歩15分で慈光院へ到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ec/1149fa223c6f9f6c61b27156c92f7d96.png)
小泉神社は地図のAポイントにあります。
慈光院は、1663年に石州流茶道の祖・片桐石見守貞昌(石州)が父・貞隆の菩提寺として建立した禅宗の寺です。
慈光院の看板から入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/9d/7b6990c3d67e09a994840221e4e3a1c6.jpg)
坂道を登っていくと一之門があり、ここから入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/5d/5ae795ff542b3824f93aaf3953820f3e.jpg)
少しすると茨木城楼門があります。茅葺の屋根です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/5f/6c6dd38c6092872abcef2f41964b9256.jpg)
この門は、徳川家康の発した一国一城令により取り壊された茨木城の楼門をもらい受けたもので、
屋根を茅葺きに葺き替えて慈光院の山門としています。
ここで茨木城について現地へ行ってきたので紹介します。
茨木城は、大阪府茨木市にあった城で、茨木神社に移築された搦手門と茨木小学校
に復元された櫓門があります。
茨木城は、JR茨木駅と阪急茨木市駅の中間にある城です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/90/0af77d5852432efc60a576e30ef83bf8.png)
1334年に楠正成が城を築き、その後、茨木氏、中川氏が城主となり、関ヶ原合戦後 片桐且元が城主
となります。
その後江戸時代の一国一城令により、摂津は高槻城のみとなり、
茨木城は廃城となり、片桐氏は、小泉城へ戻ります。
阪急茨木市駅から西へ8分ほど歩くと到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/6e/c3c27f6ea608d962d8d14b67228dd7a9.jpg)
鳥居から入り50mほど歩くと搦手門があります。
これが茨木城の門であったものです。
ここから右折し本殿へ行きます。
黄緑の屋根のどっしりとした本殿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b9/83db00db9da4e5c4eb134e0f56495b7a.jpg)
手水舎(ちょうずや) には、口を開けた勇ましい姿の龍が手水を注いでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/21/b15594251eeb2abd9b07d09756286382.jpg)
本殿に参拝し、休憩所で茨木城の今昔の地図を確認します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/7b/48026baf4a52b821fc2930e96a41b210.png)
本殿跡には、茨木小学校があり、櫓門があることがわかります。
次に茨木小学校へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/40/4e4336d9b4d1a0fa63e38ff44f038737.jpg)
南側にまず茨木城本丸跡の石碑があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/86/0dec3d500bb002aac449bcdccc23e91e.jpg)
残念ながら小学校の敷地内のため柵越しでしか見れません。
2mくらいの大きな石碑です。
次に東側にある正門へ向かいます。
この門は茨木小学校創立120周年の1993年に茨木城櫓門を復元し、学校正門と
しているものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/d1/e4fd57e53e86d21d3561f27770137805.jpg)
小学生の通用には、横の鉄門を使用しています。
観光資源になる立派な櫓門です。
高瀬川も近くを流れていて城下町の雰囲気があります。
話を慈光院へ戻します。
片桐且元の息子貞隆は小泉城へ移った際、茨木城の門が慈光院に移築されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/33/e8627337f479eb7cf4747b0e034d2621.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/19/7168e9a9f850f47901196b03088bbd56.jpg)
ここから左手に玄関があり、受付で入場料1000円を払います。
入場料は高いですが、抹茶と菓子も付いています。
片桐石州は、茶の湯を千利休の長男の流れを汲む桑山宗仙から学び、江戸時代に武士中心の世の中に調和させた「分相応の茶」を説いたことが、将軍家をはじめとして諸大名達に受け入れられ、後に「石州流」の茶道となりました。
入って右手に行き、書院へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/1d/3ad60d9171a77bf20f8a4e3bce2856ab.jpg)
書院は、重要文化財です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bb/f7fdfa872c85ac71fd3c388d2c74c622.jpg)
書院の12畳間でまず抹茶をいただきます。
書院からきれいに手入れされた庭園が見れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/28/6f5089e4cc9982f5aa181aabdde554c7.jpg)
石庭風の庭には、長く伸びた松や奈良盆地の遠くに若草山も見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/40/60cfee0291c29b2f66c315d99986033c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c4/9a49ccd99567b7ba9743e06ae36232ee.jpg)
奈良でも大文字焼きが8/15にあるそうで、この書院から大文字焼きが見れます。
次に高林庵茶室へ行きます。ここも重要文化財です。
片桐石州好みの二畳台目の席があり、さらに奥に二畳の控えの間もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/17/6ce1abddd4cc58438d68f5728d08ef1c.jpg)
北側には三畳の閑茶室があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/c8/8a7fc05600d4656ea42f5ea45a132f65.jpg)
ここも重要文化財です。
庭園にはサンダルで歩くことができます。
庭園は、名勝・史跡で、白砂の中にツツジなどの大刈込があり、その向こうには奈良盆地が広がっています。
庭から戻り本堂へ向かいます。
本堂には、中央に「釈迦如来座像 」右側に 「開山玉舟和尚像」左側に「片桐石州像」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/c5/73ee9a5a8c2914aa8fd2cc691e890041.jpg)
次に、小泉城のあった小泉神社へ向かいます。
徒歩10分で到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/00/3301e2bb808fdb8465edc6d265c3445a.jpg)
小泉城は、小泉氏が建立した城で、その後 羽田氏、片桐 貞隆(かたぎり さだたか)が城主となった城です。
神社の鳥居があり、石段を登ると城門が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/42/cb7744debad0a32e0a6db70ba64ab813.jpg)
この奥に境内があり、小泉神社の本殿があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/40/8c272ce770a7ddced0d947db4a46d90b.jpg)
ここでお参りし、次に小泉城の櫓に向かいます。
小泉神社から5分ほど北側に歩いて行くと、池沿いの対岸に櫓が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/af/94021ead5f18330850d46d64cda8002c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/a5c3a2cd362a4deaf8f5d65f95f2eae3.jpg)
この建物は、片桐且元の弟貞隆が起こした小泉藩代々の居城跡です。
現在は石州流茶道宗家の居宅「高林庵」で子孫の方が住まれています。
櫓の家を北側に向かうと、石州流茶道宗家の居宅「高林庵」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b1/ab015588117ecdc64dd1995764060f94.jpg)
残念ながらここは公開されていません。
高林庵から県道123号に出てJR大和小泉駅に戻り今回の旅は終了です。
慈光院、小泉城から慈光院ゆかりの茨木城を巡る旅、観光地から関係ある地を訪れることでその歴史を詳しく把握することができます。
歴史勉強に出かけて見ませんか。
今回は、奈良大和小泉界隈を巡り、慈光院と関係の深い茨木城を巡る旅を紹介します。
JR大和路線 大和小泉駅で下車し、徒歩15分で慈光院へ到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/ec/1149fa223c6f9f6c61b27156c92f7d96.png)
小泉神社は地図のAポイントにあります。
慈光院は、1663年に石州流茶道の祖・片桐石見守貞昌(石州)が父・貞隆の菩提寺として建立した禅宗の寺です。
慈光院の看板から入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/9d/7b6990c3d67e09a994840221e4e3a1c6.jpg)
坂道を登っていくと一之門があり、ここから入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/5d/5ae795ff542b3824f93aaf3953820f3e.jpg)
少しすると茨木城楼門があります。茅葺の屋根です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/5f/6c6dd38c6092872abcef2f41964b9256.jpg)
この門は、徳川家康の発した一国一城令により取り壊された茨木城の楼門をもらい受けたもので、
屋根を茅葺きに葺き替えて慈光院の山門としています。
ここで茨木城について現地へ行ってきたので紹介します。
茨木城は、大阪府茨木市にあった城で、茨木神社に移築された搦手門と茨木小学校
に復元された櫓門があります。
茨木城は、JR茨木駅と阪急茨木市駅の中間にある城です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/90/0af77d5852432efc60a576e30ef83bf8.png)
1334年に楠正成が城を築き、その後、茨木氏、中川氏が城主となり、関ヶ原合戦後 片桐且元が城主
となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/ef/a4c8676796b4b653842a1dd9e0d87974.png)
その後江戸時代の一国一城令により、摂津は高槻城のみとなり、
茨木城は廃城となり、片桐氏は、小泉城へ戻ります。
阪急茨木市駅から西へ8分ほど歩くと到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/6e/c3c27f6ea608d962d8d14b67228dd7a9.jpg)
鳥居から入り50mほど歩くと搦手門があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/b6/3896152d17fb41e713d7fbb933ab20e6.jpg)
これが茨木城の門であったものです。
ここから右折し本殿へ行きます。
黄緑の屋根のどっしりとした本殿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b9/83db00db9da4e5c4eb134e0f56495b7a.jpg)
手水舎(ちょうずや) には、口を開けた勇ましい姿の龍が手水を注いでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/21/b15594251eeb2abd9b07d09756286382.jpg)
本殿に参拝し、休憩所で茨木城の今昔の地図を確認します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/7b/48026baf4a52b821fc2930e96a41b210.png)
本殿跡には、茨木小学校があり、櫓門があることがわかります。
次に茨木小学校へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/40/4e4336d9b4d1a0fa63e38ff44f038737.jpg)
南側にまず茨木城本丸跡の石碑があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/86/0dec3d500bb002aac449bcdccc23e91e.jpg)
残念ながら小学校の敷地内のため柵越しでしか見れません。
2mくらいの大きな石碑です。
次に東側にある正門へ向かいます。
この門は茨木小学校創立120周年の1993年に茨木城櫓門を復元し、学校正門と
しているものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/d1/e4fd57e53e86d21d3561f27770137805.jpg)
小学生の通用には、横の鉄門を使用しています。
観光資源になる立派な櫓門です。
高瀬川も近くを流れていて城下町の雰囲気があります。
話を慈光院へ戻します。
片桐且元の息子貞隆は小泉城へ移った際、茨木城の門が慈光院に移築されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/33/e8627337f479eb7cf4747b0e034d2621.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/19/7168e9a9f850f47901196b03088bbd56.jpg)
ここから左手に玄関があり、受付で入場料1000円を払います。
入場料は高いですが、抹茶と菓子も付いています。
片桐石州は、茶の湯を千利休の長男の流れを汲む桑山宗仙から学び、江戸時代に武士中心の世の中に調和させた「分相応の茶」を説いたことが、将軍家をはじめとして諸大名達に受け入れられ、後に「石州流」の茶道となりました。
入って右手に行き、書院へ向かいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/1d/3ad60d9171a77bf20f8a4e3bce2856ab.jpg)
書院は、重要文化財です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/bb/f7fdfa872c85ac71fd3c388d2c74c622.jpg)
書院の12畳間でまず抹茶をいただきます。
書院からきれいに手入れされた庭園が見れます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/28/6f5089e4cc9982f5aa181aabdde554c7.jpg)
石庭風の庭には、長く伸びた松や奈良盆地の遠くに若草山も見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/40/60cfee0291c29b2f66c315d99986033c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/c4/9a49ccd99567b7ba9743e06ae36232ee.jpg)
奈良でも大文字焼きが8/15にあるそうで、この書院から大文字焼きが見れます。
次に高林庵茶室へ行きます。ここも重要文化財です。
片桐石州好みの二畳台目の席があり、さらに奥に二畳の控えの間もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/17/6ce1abddd4cc58438d68f5728d08ef1c.jpg)
北側には三畳の閑茶室があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/c8/8a7fc05600d4656ea42f5ea45a132f65.jpg)
ここも重要文化財です。
庭園にはサンダルで歩くことができます。
庭園は、名勝・史跡で、白砂の中にツツジなどの大刈込があり、その向こうには奈良盆地が広がっています。
庭から戻り本堂へ向かいます。
本堂には、中央に「釈迦如来座像 」右側に 「開山玉舟和尚像」左側に「片桐石州像」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/c5/73ee9a5a8c2914aa8fd2cc691e890041.jpg)
次に、小泉城のあった小泉神社へ向かいます。
徒歩10分で到着です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/00/3301e2bb808fdb8465edc6d265c3445a.jpg)
小泉城は、小泉氏が建立した城で、その後 羽田氏、片桐 貞隆(かたぎり さだたか)が城主となった城です。
神社の鳥居があり、石段を登ると城門が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/42/cb7744debad0a32e0a6db70ba64ab813.jpg)
この奥に境内があり、小泉神社の本殿があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/40/8c272ce770a7ddced0d947db4a46d90b.jpg)
ここでお参りし、次に小泉城の櫓に向かいます。
小泉神社から5分ほど北側に歩いて行くと、池沿いの対岸に櫓が見えます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/af/94021ead5f18330850d46d64cda8002c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/97/a5c3a2cd362a4deaf8f5d65f95f2eae3.jpg)
この建物は、片桐且元の弟貞隆が起こした小泉藩代々の居城跡です。
現在は石州流茶道宗家の居宅「高林庵」で子孫の方が住まれています。
櫓の家を北側に向かうと、石州流茶道宗家の居宅「高林庵」があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b1/ab015588117ecdc64dd1995764060f94.jpg)
残念ながらここは公開されていません。
高林庵から県道123号に出てJR大和小泉駅に戻り今回の旅は終了です。
慈光院、小泉城から慈光院ゆかりの茨木城を巡る旅、観光地から関係ある地を訪れることでその歴史を詳しく把握することができます。
歴史勉強に出かけて見ませんか。
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