>myさん
コメント有難うございます。ありのままの、不完全な人間同士が出逢い、空間をわけあい、言葉をかわす『グランドホテル』、どうしてもまた見たくなります。myさんは宝塚版もご覧になっているのですよね、羨ましいです。
藤木孝さんの、「台詞」であることすら意識させない、憑かれるままに湧き出るかのような演技のせいか、あの回転ドアが、大恐慌前夜、そしてナチスの影がひろがっていく時代を生きたいくつもの魂を呼びさます魔方陣の中心のようにも見えました。その魔が現実に降り立った、観客の一人一人がそんな風に感じていると思います。現代の時間をも吸い込むようにして消えてしまい、私にとっても特別な作品になりました。
この作品がビジネスとしてどうとらえられているのか、私には想像つきません。でも、観客のこの作品への想いは、ネットの海の1ページにしか過ぎないけれど、少しでも多く記録し、一人でも多くの方の目に触れるよう、残しておきたいと思います。「本当にいいもの、心に響くものが見たい」という見る側の要求って、なんとなく制作側は小さく見積もっておられるような気がして。興行が奇麗事ですまないのはもちろんでしょうが、観客と演者の対話は、私利私欲と離れて、この世を慰める「きれいごと」であってほしいです。皆さんのコメント、無期限でお待ちしていますので、どうぞ宜しくお願いします。
コメント有難うございます。ありのままの、不完全な人間同士が出逢い、空間をわけあい、言葉をかわす『グランドホテル』、どうしてもまた見たくなります。myさんは宝塚版もご覧になっているのですよね、羨ましいです。
藤木孝さんの、「台詞」であることすら意識させない、憑かれるままに湧き出るかのような演技のせいか、あの回転ドアが、大恐慌前夜、そしてナチスの影がひろがっていく時代を生きたいくつもの魂を呼びさます魔方陣の中心のようにも見えました。その魔が現実に降り立った、観客の一人一人がそんな風に感じていると思います。現代の時間をも吸い込むようにして消えてしまい、私にとっても特別な作品になりました。
この作品がビジネスとしてどうとらえられているのか、私には想像つきません。でも、観客のこの作品への想いは、ネットの海の1ページにしか過ぎないけれど、少しでも多く記録し、一人でも多くの方の目に触れるよう、残しておきたいと思います。「本当にいいもの、心に響くものが見たい」という見る側の要求って、なんとなく制作側は小さく見積もっておられるような気がして。興行が奇麗事ですまないのはもちろんでしょうが、観客と演者の対話は、私利私欲と離れて、この世を慰める「きれいごと」であってほしいです。皆さんのコメント、無期限でお待ちしていますので、どうぞ宜しくお願いします。