このブログでも何度か紹介していますが、わからないことがあると必ず覗くサイトが、私の場合"gettyimages"。一流のカメラマンによる膨大な量の写真から読み取る情報は、まさに百聞は一見にしかず、イメージが一気に鮮明になります。
今日も1952年の日本って・・・? と"1952, Japan"で検索したところ、破壊活動防止法をめぐる大学での紛争、農村の風景、子ども達の日常・・・などを写した作品がいっぱい、激動する「54年前」の空気が伝わってきます。
社会がどんどん変わっていく、活気はあるけれど不安定な空気の漂う写真の多いなか、アメリカから来日したジャズプレイヤーの写真は、憧れの目線まで焼き付けたように熱気に満ちています。"Franky"とあるドラマーは、あの「フランキー堺」さんのことですよね。
着物に下駄や割烹着の女性が歩く街で、14才の女の子の歌う「テネシー・ワルツ」はどんなに新鮮に耳に響いたのでしょう。江利チエミさんの短すぎる生涯は、日本という国を、時間が駆け足で通り抜けた時期に、同じペースで全力疾走したかのようです。矢のように過ぎた時間を戻して、心をいっぱいに満たしたあの声をもう一度ゆっくりと聞きたい、『テネシー・ワルツ』はそんな想いがあって生まれた作品なのかもしれません。
"gettyimages" web site
現在10ページ目にアメリカから来日したジャズプレイヤーのライヴ写真が表示されています。更新の早いサイトですので、ある程度の時間が経過するとトップページが表示されます。その際には"Search"欄に"1952, Japan"と入力してください