platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

A Table with Reviews

2006-01-28 | グランドホテル ザ ミュージカル

ゲストの方からお寄せいただいた『グランドホテル』観劇コメントをこちらに集めました。

ご投稿、本当に有難うございました。また、"Guest Room of GRAND HOTEL"に頂いたコメントも記事としてアップし直しております。まだご覧になっておられない方は是非覗いてみてください。

これからも観劇レポートはお待ちしております。一言でも感想をお寄せくださると嬉しいです。



myさん:2006/1/26 02:06

千秋楽おめでとうございます。
一番最初に「グランドホテル」上演を知ったのがへーまさんのブログでした。
なんだかずっと先のことだと思っていたのに、
とうとう終わってしまいとても寂しいです。
千秋楽前夜の逮捕劇も、
公式サイトが跡形もなく消えてしまったのも、
「グランドホテル」形式の演出のようで
私の中では、グランドホテルは存在し続けているようです。

青山さんの存在をはっきり印象付けられた公演でもありました。
へーまさんのブログで予習復習していたことで、
青山さんを一層身近に感じたのかもしれません。

青山さんは「グランドホテル」の余韻に浸る間もなく、
次の公演のお稽古なのですね。
「ザ・ビューティフル・ゲーム」
是非見に行きたいと思います。
これからもどうぞよろしく。




あゆあゆさん: 2006/1/25 02:27

『グランドホテル』楽日の公演、行って参りました!今日は2時開演でしたから、終演からもうかなり時間が経過しているはずなのですが、いまだに劇場に広がっていたあの興奮と感動の只中に漂っている・・・、そんな感じです。なんだかこうやって今キーボードを打っている自分の身体に現実感がありません。今もBW版のCDを最初から最後まで聴いて、舞台のシーンを脳内再生しておりました・・・。本当に素晴らしい作品でしたね。観るたびごとに全く新しい発見と感動がある作品で、劇場に通うのが、本当に楽しみでした。ベルリンのホテルで繰り広げられたドラマのごとく、演者と観客の出会い方によって、無数の可能性が生まれていく、そんな作品であるという印象を強く持ちました。ウォルフォードさんが常に携帯していたというバウムの『グランドホテル』初版本、常にその原典のテクストに立ち戻るということをされていたようですが、そのように演出家が繰り返していた丁寧な作業が、さらにキャストの皆さんのなかで醸成されていき、それぞれのキャストの方の完成されたひとつのかたちが絡まりあい、絶妙なハーモニーを奏でる・・・、そんな今回の作品のあり方にとても心を打たれました。正直なところ、楽日を迎えてもなお、まだまだ劇場通いしたくなる作品です。映画版、トミー・チューン版という偉大なる古典がありながら、それらとは異なる新たな作品を創り出すことへの情熱が伝わってくる作品でしたし、そんなキャストの皆さんの潔さと気概が本当に心地よかったです。

じゅんじゅんママさんがレポートしてくださったとおり、今日のホールCの熱気と興奮には、ただならぬものがありましたね。そしてキャストの皆さんのエネルギーがギュッと詰まった作品の完成度、素晴らしかったです。冒頭のグランドパレードからラストのグランドワルツまで、もう感動が怒涛のように押し寄せ、涙がにじみ、鳥肌が立つことの、果てしない繰り返しでした。そして、楽日ならではのカーテンコールも、カンパニーの一体感、充実感が伝わってきて、感動でしたね!観客も鳴りやまぬ拍手と客席総立ちのスタンディング・オヴェイションでいつまでも応えていたい・・・、そんな熱気が充満していました。

ユーモアに溢れた小堺さんのお話も楽しかったです。そのお言葉によれば、既にイギリスに帰国されたウォルフォードさんからメッセージが届いて、楽日の公演時間には、今日のこの公演のことをイギリスから想っている、とのことでした。小堺さん、すかさず「多分寝ていて考えていないと思いますけど・・・」という内容のツッコミを入れて、会場の笑いを誘っていました。ウォルフォードさんはイギリスからということなのでしょうが、開演時間の間近になって、1階席の音響さんのすぐ後ろ、つまり最後列の席には、菅野こうめいさんがいらして、カンパニーを見守っておられました。カーテンコールの最後には、メインキャストの方々は、オーケストラのところまで駆け上がって、指揮者の方、オーケストラの方々と握手されたりしていました。20年代ファッションに身を包み、ドラマのなかにも登場されていたオーケストラの方々、視覚的にも素敵でしたが、上演中ほとんど鳴りやむことのなかった音楽、本当に素晴らしかったですね。

今回の青山さん、私としたら、もう素晴らしすぎて、どのように言葉で形容したらいいのか、まだわかりません。初見のときからずっと、ダンサーとしては勿論、表現者としての存在感に圧倒されています。「惚れ直す」のではなく、完璧に「一目惚れ」です。ちょっと今日は簡単に言葉にできそうにないので、一晩漂って戻ってきたいと思います。戻ってこられるか、かなり不安です。言いたいことがいっぱいありすぎて、ちょっとそう簡単にまとまりそうにはない、というのが正直なところです。じゅんじゅんママさんと同じく、私も無意識にトレー持って、踊っているかもしれません・・・。『グランドホテル』の台詞にもたくさん出てきたけれど、「踊る」って、素晴らしいわ、本当に!今回の青山さんを観ていると、乾杯したくなってしまいますね!!




じゅんじゅんママさん:2006/1/24 20:19

ヘーまさん、みなさん、こんにちは。今日、午後から会社をお休みし、グランドホテルの千秋楽に行ってまいりました。ミュージカルの千秋楽は平日が多いので、今回初!千秋楽観劇でしたが、すごい!独特の感動(興奮?)のムードが開演前から漂い、始まる前からワクワクでした。キャストの方からみなぎる気合も違うように思えました。途中、クリンゲラインのズボンがなかなか落ちず、「あれ、あれ。。。」と笑いながら必死に落としたり、とリピーターにしか分からない場面もありましたが、カーテンコールも3回あり、最後は思わず涙がにじみました。青山さんはお休みもなく、明日から「ザ・ビューティフル・ゲーム」のお稽古が始まるそうですが、今度はどんな青山さんを見せてくださるのか。。。。。(私事ですが)今年は本厄なのですが、楽しい舞台三昧の一年になるようで楽しみです。でも、あのチャールストンが見られないかと思うと、寂しいですね。あの青山さんのステップを思い出し、トレーを持って踊ってみたりするのは私だけではないですよね。。。



あゆあゆさん 2006/1/20 02:06

「もう一度みたい!」と私も8日以来ずっと思っていました~。大澄さんの男爵をもう一度観たい!そして岡さんの男爵を少しでも早く観たい!そしてそして、青山さんのチャールストンとあのお姿を~~~、と思いながら、何度「当日券に並んでしまえっ!」の誘惑の声に悩まされたことでしょうか。へーまさんの記事がアップされて、ますます気持ちが高まるなか、やっと本日19日木曜日のソワレに、あらかじめ取ってあったチケットを握り締め、行って参りました!

とにかく感動でした!!!毎回思うことですが、舞台というものは、本当に「一期一会」の場ですね。前回の観劇のときからさらに、カンパニー全体としてものすごく密度が高くなっている印象を受けました。勿論岡さんの男爵も、大澄さんの雰囲気とはまた違った感じです。とっても無責任発言ですが、へーまさん、是非是非もう一度ご覧になってください!!(ホント無責任だな、私って・・・、ごめんなさい。でも、ホントにもう一度観ていただきたいのです~~~。)

そして今日の青山さんですが、もう「最高」です。(舞台での青山さんは、ひとつの作品でも、観るたびごとに「最高」が更新されてゆく感じです。)まず、チャールストンのダンスシーン、私などが言うのはおかしいというのはわかっているのですが、「非の打ち所がない」とはこういうことですね~、「完璧」です!!!月並みな言葉しか出てこなくて、申し訳ないのですが、何度観てもカッコイイんです。これだけです。ファンモード全開にさせていただきますが、どうしてあんなダンスをしてしまうのでしょうか~~~、はあっ~~~、カッコイイですね~~~。「ダンスを多用していないミュージカル」なんて、前回のコメントで書いちゃったのですが、そんなことを言うことがナンセンスに思えてくるぐらい、あのダンスを観ているだけで、もう十分すぎるぐらいにシアワセになってしまいますね~♪青山さんのチャールストンを観ている間は、はっきり言って何も言葉が浮かびません。心の中は、ただひたすら「!(エクスクラメーションマーク)」です。

そして、へーまさんも書かれているとおり、あの「姿勢のよさ、歩き方」、何度観ても本当に説得力があります。青山さんは舞台の上で座ることはないのですが、舞台という台の上に居る、存在している、そのあり方という意味で、はじめからおわりまで「ベルボーイ」としての、あの「居ずまい」みたいなものが、圧巻ですね。(あまりにも上半身、特に背中のラインが美しくて、説得力があるので、上半身を意識して「居ずまい」と言いたくなってしまいます。「たたずまい」という言葉では、あの青山さんを表現しきれない気がするんです。)ああいう青山さんの姿を観ていると、単に「パントマイム」という意味での「マイム」ということだけではなくて、「マイム」という言葉のもともと意味するところが何なのか、そんなところにまで思いが及んでしまいます。

パンフレットのウォルフォードさんの言葉によれば、ヴィッキー・バウムの小説こそが、このミュージカルのエネルギーの源になっているんだと確信した、ということだそうです。「ロンドンの古い図書館の地下で」見つけたというこの小説から、ウォルフォードさんが感じたものはどのようなものだったのか、それがキャストの皆さんの身体を通してどのように見えてくるのか、毎回劇場に行くたびにとても楽しみです。青山さんがこのミュージカルに出演されると知ってまもなく、某ネット書店で、バウムによるこの小説を注文していたのですが、在庫切れとかで、いまだ私の手元にこの小説は届いていません。初見前までは、舞台を観る前に一読しておきたいと思っていたのですが、今はそのようには思っていません。楽日を含めたあと数回の観劇を通して、紙の上に書かれた言葉ではなく、青山さんは勿論、キャストの皆さんが紡ぎだす有形無形の言葉を、観る側としても身体で聴いて、感じてきたいと思っています。


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