速読術なんていうものまであるくらいで、時間をおしんでどんどん新しいものを取り込むのも素晴らしいですが、たまにはこう、ゆったりお気に入りの映画とか舞台の話をしたいなと思います。2月13日付の「あゆあゆさんの『グランドホテル』詳細レポ」のコメント欄に続きの原稿をいただきました。大変な労作です、ぜひ皆さんご一読を~。
今年初め、国際フォーラムで上演された『グランドホテル』は、とても二時間ほどの舞台とは思えないほど、たくさんの人生の交錯する作品でした。時代はこのあいだ話題にした映画『雨に唄えば』とほぼ同時期の1928年。活力に溢れた若い国アメリカのエンターティンメントがトーキーの登場によって大きく動き出し、現在のように映画が世界に誇る一大産業となっていく出発点となった頃、敗戦国のドイツでは、オッテルンシュラーグやオットーのように戦争の傷をかかえて年老いていく人たちや、あてもなく浮遊するような貴族の末裔を描かずにはいられない時間が流れていたのでしょうね。ユダヤ教的、なのかもしれませんが、この極東の島国の一観客は「生老病死」が描かれているせいか、ストーリーが妙に感覚的にフィットするような気がしました。皆さんいかがでしたか。
あゆあゆさんのレポをゆっくり読んで、ああそうだったな、あそこは・・・と想いをめぐらせていると「・・・これも再演しないかな」とつい欲がでます。「トミー・チューン版以上にダンスがいっぱい」なんてどうでしょう
後になってしまいましたがいつも投稿有難うございます。本当にこんなに詳しいものはどこにもないですよ! 次のことはさておいて、ちょっと乾杯しましょう
今年初め、国際フォーラムで上演された『グランドホテル』は、とても二時間ほどの舞台とは思えないほど、たくさんの人生の交錯する作品でした。時代はこのあいだ話題にした映画『雨に唄えば』とほぼ同時期の1928年。活力に溢れた若い国アメリカのエンターティンメントがトーキーの登場によって大きく動き出し、現在のように映画が世界に誇る一大産業となっていく出発点となった頃、敗戦国のドイツでは、オッテルンシュラーグやオットーのように戦争の傷をかかえて年老いていく人たちや、あてもなく浮遊するような貴族の末裔を描かずにはいられない時間が流れていたのでしょうね。ユダヤ教的、なのかもしれませんが、この極東の島国の一観客は「生老病死」が描かれているせいか、ストーリーが妙に感覚的にフィットするような気がしました。皆さんいかがでしたか。
あゆあゆさんのレポをゆっくり読んで、ああそうだったな、あそこは・・・と想いをめぐらせていると「・・・これも再演しないかな」とつい欲がでます。「トミー・チューン版以上にダンスがいっぱい」なんてどうでしょう
後になってしまいましたがいつも投稿有難うございます。本当にこんなに詳しいものはどこにもないですよ! 次のことはさておいて、ちょっと乾杯しましょう