platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

『All Shook Up』初日おめでとうございます

2007-12-08 | ALL SHOOK UP
 初日をご覧になった方のブログ周りをさせていただきましたが、楽しそうな舞台ですね~青山航士さんが『All Shook Up』に出演されると知ってから、プレスリーという人をほんの少し探ってきましたが、あのエルヴィスの曲でつづるステージ、楽しくなくちゃウソ! というくらい、彼がどんなに愛されているかをしみじみと思うことが何度もありました。
 青山劇場の賑わいとはズレるかもしれないのですが、どうしてプレスリーがこんなに愛されているのか、それが先日も触れた「ゴスペル」にあるような気がしています。
 ハーレーにまたがり、日本全国を走り回るアーサー・ホーランド牧師がゴスペルについて語った中に、プレスリーの名前が出てきます。とても深い言葉で綴られているので、短く紹介するのって抵抗あるのですが、無謀にもやってみます~いや~ほんと無謀だわ~
 「ゴスペル」は音楽を意味するだけでなく、GOD SPELL(神が書いた言葉)、つまり神は言葉の筆によって宇宙というキャンバスに自然界を書いた、そのことを指してもいる、だから自然や普遍的なものを感じて「素晴らしい」と思う、ということはゴスペルを感じる、ということと同質なのだそうです。また芸術家達はみな、自分のなかでゴスペルを感じ、それを絵や音楽などにして表現し、それが人を感動させていると思う、とホーランド牧師は語ります。そしてプレスリーは貧しさの中で教会に通い、教会で歌い、デビュー後は教会から批判されても、楽屋ではいつもゴスペルを口ずさみ、自分を見捨てることのない神に対して歌っていた、彼は宗教というよりも、ゴスペルのスピリットを心の奥底に持っていた。だからJesusという言葉はなくとも、別れの曲を歌っても、彼の持つゴスペルのスピリットが、あれだけ多くの人の心を癒してきたのだと・・・
 私なんていうフィルターを通しているので、なんの感動もなくなってしまっている気がしますが、この文を読んだとき、自分が優れたダンサーにどうして心を惹かれるのか、ものすごくよく分ったような気がしました。人体の可能性の限りを尽くすような彼らの動きに、私は「GOD SPELL」を感じている、ということのようです。青山さんの動きに、エルヴィスの曲に「ゴスペル」を感じる舞台、観劇する日が楽しみでなりません 


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2 コメント

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はじめまして (June)
2007-12-13 12:03:23
はじめまして。
少し前からこちらのブログを読ませていただいています。確かな文章力、確かな情報に、いつも勉強させていただいています。 私は2年ほど前からのエルヴィス・プレスリーファンで、エルヴィスファンの中では、胎児のように未熟者ですが、僭越ながら、自分のブログのほうで、「All Shook Up」の感想を書かせていただきました。もし読んでいただければ、うれしいです。2階席だったので、青山航士さんが、どの方なのかちょっとわかりませんでした。でも、主演以外の方も歌が上手いなあ、と思いました。もっと、ダンスシーンがたくさんあっても楽しかったかも。今度はもっと近くで見たいです。
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こんなにお返事が遅れてしまい、すみません (へーま)
2008-02-09 17:22:22
せっかくコメント頂いておりましたのに、長い間気付かず申し訳ありませんでした。gooブログのコメント管理で、コメントが入力されると「お知らせメール」が届くことになっているのですが、現在も停止しています。アメリカにいた頃のプロバイダに配布されたセキュリティソフトが原因なのでは、と思い、今アンインストールしました。サービス任せで、ページごとの管理をおこたった私のミスで、大変失礼致しました。
 エルヴィス・プレスリーファンの方にこんなコメントいただくと、付け焼刃ですので恥ずかしい半面、とても嬉しいです。"All Shook Up"、プレスリーの歌のエッセンスが、見る人を無条件にハッピーにしてくれる、不思議な魅力のある舞台でしたね。プレスリーがこんなに長くたくさんの人に愛されている理由が分るような気がしました。では、これから早速お邪魔します。門前払いをされても仕方のない人間ですが、なにとぞご容赦ください
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