platea/プラテア

『ゲキxシネ五右衛門ロック』『The Musical AIDA』など、ミュージカルの話題作に出演の青山航士さんについて。

JTBチケットエンタメデスクとJACCSカード

2005-04-25 | ボーイ・フロム・オズ
下の記事では「店頭売りのみ」と書きましたが(訂正済み)残席状況照会の番号で、クレジットカード決済の購入も出来るそうです。わざわざ出かけられた方、本当に申し訳ないです。ただ、店頭と違い、発券前に座席のおおよその位置確認はできますが、席番号まではわかりません。また別途送料が630円必要です。まだ1階席がありましたよ~。秒刻み、とまでは言いませんがお早めに・・・それともう2つ「オズ」を扱っているチケットサービス発見。どちらのカードも持ってないので状況はわかりません、ごめんなさい。

ジャックスカード (終了しました。5月18日 追記)

 チケットOMC ttp://www.omc-card.co.jp/ticket/e/engeki/0139.html


'05年度第2回 ~脱ゆとり教育

2005-04-24 | うたっておどろんぱ!
「ボーイ フロム オズ」出演の知らせで脳内麻薬が噴出し、顔がおどる君になってしまっているところに「マネトリックス パフォーマンス」「ピュアピュアダンス」・・・もう受信料がひとけた上がっていても気がつかない状態です。「マネトリックス '03」もよかったけれど、「パフォーマンス」、衣装もアイディアもセットも素敵だし、ダンサーズ縦並シーン、アップからカメラが引くタイミングもバッチグーですわ~。

 セットでWSSを思い出してしまう「ピュアピュア」、青山さんの人間リズムマシーンな小気味よい動きが素敵です。ロビンズ/マクニーリーの振付を躍る青山さんの素晴らしさは何度も書きましたが、洗練と同時に生命のきらめきを感じる、風にのるようなダンス、のびのびとして本当によく似合いますよね。「マネトリックス」の空間を切り裂くような鋭さと、街角のゼフィロスみたいに晴れやかな軽やかさ、両方味わえる濃い15分でした。やっぱり今回もNHKさんありがとう。

 今日はいつになく掃除もたのしくでき、チケットも無事入手(買いそびれたと言う方、下の記事のカード・旅行会社扱いのぶん、チェックしてみてください。ひょっとしたらまだあるかも)、新作はエンドレス再生中、よい一日でした。照井さんの「汗かいた@パルプフィクション」も受けてます。全国のボクたちもおにいちゃん達みたいにかっこよくなるんだぞ。

青山さん『ボーイ フロム オズ』ご出演です

2005-04-22 | ボーイ・フロム・オズ
かのかさんのファンサイトさんに青山さんご自身による書き込みのあったとおり、青山劇場で6月10日(金)~27日(月)上演されるミュージカル、The Boy From Oz に青山さんが出演されます。かのかさんメール有難う~!  

チケット前売りはなんと明後日、4月24日(日)です。詳細はWSSと同じJohnnys netの舞台情報をご覧ください。

The Boy from Oz は以前に掲示板でご紹介した、昨年の「ウエストサイドストーリー」振付・演出のマクニーリー氏振付のブロードウェイミュージカルです。今あまり時間がないので用件のみにて失礼です。うっれしいわ~! 

追記:下記のクレジットカードのサービス、JTB店舗窓口でも公演日によってチケットが入手できます。残念ながらVISAの6月26日分は既に終了・・・他にもいくつかのカード会社で扱っているようです。カード会社のHPをチェックしてみてください。

 ★Nicos (終了しました。5月10日追記)

 ★VISAカードサービスVpass (終了しました。5月10日追記)

 ★JTBエンタテインメントチケット  ttp://www.jtb.co.jp/ticket/theater/143479.html 発券前に座席確認できます。残席状況照会は下記の番号へ

  PLUS JTBサービスセンター「JTBエンタメチケデスク」03-3865-5489あるいは06-6263-5489。平日10:00~21:00 土日祝10:00~18:00

藤の咲く頃

2005-04-18 | ダンスファンの独り言
先日、桜を観にいった奈良で、藤の咲く頃の催し案内をもらいました。見ると5月5日午後1時から「子供の日舞楽演奏会」が春日大社・神苑内浮舞台で行われるとのこと。好きなだけ走り回れる若草山や、鹿も亀も錦鯉もいる奈良、家族連れで行くにはぴったりです、皆さんもいかがでしょうか~。もちろん「藤の園」も、4月中旬から5月上旬まで開花予定だそうです。舞楽については純粋の野次馬で、何もわからない私ですが、とにかく視覚的な美しさに魅かれます。極彩色の衣装を見ると、大陸文化が到来し、新しい文化が繚乱と咲き誇った時代の活力が味わえるような気がするのです。(・・・今、大陸との関係がこんなにも複雑になってしまっているのは残念でなりません。)

 以前からこの舞楽の装束、青山さんが着たらどんなに・・・(あとは言葉にならない)と思っています。三忍者の衣装がこれまでになくよかったのでつい欲深になっているのかもしれないけれど、'03年度には平安貴族調の衣装まで有ったのですから、歌と踊りの教育番組としては古典としてぜひ一度みせてほしいところです。下記のHPは、最初に紹介した奈良の催しとは違うものですが、装束の図と写真がたくさん掲載されています。少しページダウンすると画像が、画像下のコードをクリックすると拡大されます。とても綺麗で年賀状のイラストに拝借している人も多いよう。普段の青山さんのイメージと違うけれど「蘭陵王」の赤とか、迦陵頻のいでたち、絶対にあうと思うんだけど。 

 http://www.sanynet.ne.jp/~ja3ocb/gagaku/bugaku/sa/Index.html 

月の光に

2005-04-13 | うたっておどろんぱ!
今夜もやっぱり三忍者の話。真昼のように明るいシーンの多いおどろんぱで、月光のような照明が新鮮でした。少し落ち着いてきたので、他の男性によるパ・ド・トロワ(3人の踊り)をいろいろと見比べてみました。

 その中のひとつ、アメリカン・バレエ・シアターがレパートリーにしている「レマンゾ」も月明かりのような照明と、グラナドスのピアノに彩られたとても美しい作品です。衣装は、おどろんぱのユニフォームを思い切りタイトにした感じのノースリーブの男性用レオタード。アプロンとよばれるバレエダンサー独特の、天井から垂直に吊り下げられたような(いわゆる「良い」)姿勢から始まります。これは新しい作品で、かなり自由な振付なのですが、「三忍者」を見た後では重心がものすごく高く感じられます。勿論それが彼らの美であって、批判しているのでは全くありません。ただ頭ではわかっていても、あまりの違いに少し驚きました。

 キリスト教社会に常にある天上への憧れを写してなのか、人間の能力の限りを尽くして上へ上へと昇りつめていくようなバレエと比較すると、人間の身体のエネルギーが満ちているのは同じなのに、「三忍者」の低く重心を落とした澱みのない動きには、水が上から下へ流れるような「重力の法則に従った自然」を感じてしまいます。「レマンゾ」の舞台は2.5m四方ぐらいの白い壁を一枚立てているのに対し、「三忍者」は最初のシーンで満月、と対照的なのも眼が留まります。

 かなり前のことですが、坂東玉三郎さんが「日本舞踊とは」という問いに対し、日本人の四季折々の感情を詞にしたものを曲につなげ、それを体で表現したもの、とこたえておられました。いくばくかの作品しか目にしたことのない私でも、日本舞踊の舞台にあふれる季節の花々、美しく荘厳な自然、そしてその移り変わりの傍らで生をつむぐ人間の姿には、ちぢこまった心がはらはらと解かれていくような気がします。

 アメリカで学んだダンサーであっても、青山さんには、自然、ひいては宇宙をどこかに感じないではいられません。それが見せる側にとって、また見る側にとっても、四季を意識する「血」であり「民族」だということなのかもしれません。「おちばとあそぼ」や、ずっと以前、「ゆらゆらゆれる」の橋の上のセットで、「アルビノーニのアダージョ」の一片を踊ったときも、冷ややかな初冬の夜の風が一瞬さあっと吹くようでした。再放送を見込んでか、季節感のある映像を教育テレビであまり見かけないのは、とても残念です。(今回の「三忍者」、私は頭の中で勝手に水音と散桜を合成しています。)

 月は男神、というのも日本の特徴らしいのですが、日本神話の月読命のいでたちなんかもきっと青山さんに似合うと思います。来年あたりどうでしょうか~。本当は「月下美丈夫」という題にしようかと思ってたけど、一日しか咲かないのは困るのでやめにします。・・・シリーズ、ですよね? ね? 

 追記:「レマンゾ」の舞台写真がウラジーミル・マラーホフのHPにありました。"launch site again"をクリック、左上の"gallery"をクリックすると下部にフィルム状の小さな写真が出ます。その最初から16番目、最後から4番目の写真をクリックすると拡大表示されます。3人の場面でないのが残念ですが・・・

http://www.malakhov.com/index3.html 

’05年度第1回、最高でした

2005-04-11 | うたっておどろんぱ!
明日は「うたっておどろんぱ」今年度第一回。今日は桜も満開となりましたし、ひとり前夜祭です。昨年度、「ウエストサイドストーリー」で満たされた直後に見た「YMOP!」、すごく楽しくてTVらしい魅力がいっぱいでした。最初におどろんぱを見たとき、出演者の頭とセットの高さが同じぐらいで顔の辺りに色と線がいっぱい、なのに上部はがらんと寒そうな水色(ウチのTVの色が悪い?)だったのが妙に印象的だったのですが、「YMOP!」のセット位に大胆に大きく見せてくれるほうが好きです。

 以前ファンサイトで被り物の話がでたとき、英ロイヤルバレエ団の「ピーターラビットと仲間たち」は是非!とひとり騒いでいた事があります。ダンスは勿論、被り物自体もセットも本当に素晴らしく、世界最高レベルといわれているロイヤルの美術スタッフの遊び心が素敵です。ネズミ達のダンスシーンでは、巨大な扉を使った高さのあるセットで(これは合成ではないそうです)、いい大人だってファンタジーの中に引き込まれてしまいます。今回のWSSもビルの壁、バルコニーなどかなり高かったのですが、それで人物が小さく見えるというわけではなく、スカラ座、パリオペラ座の舞台美術家も語っているように、そのほうが却ってのびのびとした印象を受けるように思います。

 で、昨年度の「おどろんぱ」は、噂に聞く低予算を感じさせない、高さが感じられるセットが多くて、嬉しかったです。また最終回も、あんなに奥行きを感じさせる映像ははじめて(のような気が)、とても楽しく新鮮でした。番組HPによると紙で作ることも多いそうですが、紙と木で家だって作る驚異の日本文化圏の番組として、今年度も魅力ある画面を見せてほしいと思います。年度末近くなると急激にダンスが上達する傾向のあるおどる君も、今年あたり、ぜひロイヤルのダンサーに挑戦状を突きつけてもらいたいものです。

期待しています

2005-04-08 | うたっておどろんぱ!
明日は「うたっておどろんぱ」今年度第一回。今日は桜も満開となりましたし、ひとり前夜祭です。昨年度、「ウエストサイドストーリー」で満たされた直後に見た「YMOP!」、すごく楽しくてTVらしい魅力がいっぱいでした。最初におどろんぱを見たとき、出演者の頭とセットの高さが同じぐらいで顔の辺りに色と線がいっぱい、なのに上部はがらんと寒そうな水色(ウチのTVの色が悪い?)だったのが妙に印象的だったのですが、「YMOP!」のセット位に大胆に大きく見せてくれるほうが好きです。

 以前ファンサイトで被り物の話がでたとき、英ロイヤルバレエ団の「ピーターラビットと仲間たち」は是非!とひとり騒いでいた事があります。ダンスは勿論、被り物自体もセットも本当に素晴らしく、世界最高レベルといわれているロイヤルの美術スタッフの遊び心が素敵です。ネズミ達のダンスシーンでは、巨大な扉を使った高さのあるセットで(これは合成ではないそうです)、いい大人だってファンタジーの中に引き込まれてしまいます。今回のWSSもビルの壁、バルコニーなどかなり高かったのですが、それで人物が小さく見えるというわけではなく、スカラ座、パリオペラ座の舞台美術家も語っているように、そのほうが却ってのびのびとした印象を受けるように思います。

 で、昨年度の「おどろんぱ」は、噂に聞く低予算を感じさせない、高さが感じられるセットが多くて、嬉しかったです。また最終回も、あんなに奥行きを感じさせる映像ははじめて(のような気が)、とても楽しく新鮮でした。番組HPによると紙で作ることも多いそうですが、紙と木で家だって作る驚異の日本文化圏の番組として、今年度も魅力ある画面を見せてほしいと思います。年度末近くなると急激にダンスが上達する傾向のあるおどる君も、今年あたり、ぜひロイヤルのダンサーに挑戦状を突きつけてもらいたいものです。

踊る大紐育!

2005-04-04 | ダンスファンの独り言
「エッ500円?」
時々行く本屋さんのレジ横に「踊る大紐育(ニューヨーク)/On the Town」(49年)のDVDがこんな値段で販売されていました。
 WSS同様、ジェローム・ロビンズの原案にバーンスタインが作曲した作品なのですが、これはジーン・ケリーとフランク・シナトラの映画として舞台製作途中で映画会社がアイディアを買い取ったもの、振付はロビンズではありません(バレエ版Fancy Freeと舞台版はロビンズ振付)。とはいうものの、この値段でG・ケリーのダンスを見ない手はない、と迷わず買いました♪
DVDにするからってデジタルリマスターしたわけでもなんでもない、レトロな画質なのですが、G・ケリーの氷上をすべるようなステップ、小鳥の戯れのように細やかで生き生きとした3人の女優さんたちのダンス、それだけでも今これに匹敵する作品があるか、と聞かれると答えにつまるほどチャーミングです。3人の女優さんがおどろんぱダンサーズ同様、赤、黄、緑のドレスを着て踊るシーンもあったり、活気にあふれる当時のNYの姿も垣間見ることができて、充実の一枚でした。最後にドタバタもありますが、おかしくて笑う、というより、楽しくて笑わされてしまう、そんな作品でした。

 ですがこの作品は単なる娯楽もの、というのではありません。3人の若い水兵が、寄港したNYでのたった一日の休暇を刹那的な恋をして過ごし、翌朝にはまた軍艦にのりこむ・・・。44年のノルマンディー上陸で何千人という戦死者が出たアメリカの不幸な記憶は、兵士である若者のつかのまの恋と、微笑みに包んだ永遠の別れに、胸の締め付けられるような切なさを感じ取っていたようです。日本での特攻隊への想いと似ているのかもしれません。

 バーンスタインの日記によると、この映画が発表された49年には、ロビンズはすでに「ウエストサイドストーリー」の着想を得ていたことになります。ただ、当初のユダヤ教徒とカトリック教徒の対立という設定は、あるコメディで既に扱われていたため、見送りになったということです。そして55年に起きた、イーストサイドでの若いギャング団による暴力事件がニュースとして流れたとき、ロビンズは「人種的対立」をテーマに56年の舞台に乗せよう、とバーンスタイン、ローレンツに持ちかけ、あの繁栄の真っ只中にあった大都市で、隅に追いやられている若者の叫びを写し取るべく、急ピッチで製作に入ったのだそうです。いわば「時事ネタ」だったのですが、「ロミオとジュリエット」の原話も実話の脚色だというし、「世話物」と呼ばれる歌舞伎も、江戸時代、さまざまな出来事をとりあげ、当時のワイドショー的な人気を集めていたことを思うと、名作には、生々しい人間の姿がある、ということなのでしょうか。

 人が生まれて死んでいく、その間の星の数ほどのドラマを、今という時間で見せてくれる作品、私のアンテナの感度も悪いんですが、なかなか見かけません。通信技術の発達でイヤというほど情報が入ってはきても、(自分の頭が追いつかないし・・・)製作の場では少し時間がたつとなんでも古臭く見えるのかもしれません。でも、WSSでも「ロミオとジュリエット」でも、「踊る大紐育」 でも歌舞伎でも、その時生きている人間が本当に描かれていたら、その作品は独りでに息づいて、時を遥かに越えていく、長い命をもつような気がします。無責任ながら、一観客はそのようなものを一つでも多く見たいなあと思っています。

 色々書いたけど、この「踊る大紐育」見ていると単純に青山さんが東京の街で、東京の街を踊っているところが見たくなります。おどろんぱ、今年はお外に行くでしょうか?