『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

対話

2022-07-16 23:54:27 | 日常
多分、妄想癖が強いのだとは思うのだけれど、

昔から、逝ってしまった人と対話していることが多い。

高校生の時に急逝した父は新聞記者で、「言葉」にはとても煩い人だった。
なので、文章を書く時は、父に相談している様な時もある。

母方の祖父にはよく洋服などを買ってもらっていたので、欲しいものを見つけると
「・・おじいちゃん・・」とかなり勝手な思い出し方をしているし。

着物やアクセサリーを選ぶ時は、いつも母。
2000年に逝ってしまったのだけれど、未だに、
「そんなのやめなさい」とか「帯がそれだったら、帯揚げはこっちでしょ!」という声が聞こえる・・・ような気がする。

そして今日、16日は5月に植村泰一先生が逝かれてから2か月目の月命日。

茫然自失と混乱の時間をなんとか抜けて、ようやく平常心に戻れたのも、多くの方との交流や励まし、学びがあればこそと、本当に感謝です。

今は植村先生とよく対話している。

フルートを持てばいつも、もうすぐ側に先生が立っていらして、いつもの調子で、

「そんなさらい方でいいの?そんな音で始めてしまっていいの?」

と言われているような気もするので、前よりも少しだけだけれど、真面目にやっている。

何を吹いていても、お教えいただいた数々の言葉が蘇ってきて、変な話だけれど、以前よりも、より先生を身近に感じることができている。




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