磁器装飾アトリエ&教室 ピアットスカーナ(東京)な暮らし

伊フィレンツエ18世紀からの伝統技法で磁器に装飾しています。「自由な発想で普段の生活は魅力的に変えられる」を合言葉に。

成功の秘訣8:piccola pasticceria staggionale vol.8

2017-01-28 12:10:51 | いろんなオリジナル

一年ぶりに、こんにちは。小さな小さなお菓子屋さんレポートVol.8、
家族の記念日専属パティシエtomokoです。


正月と父の誕生日、欠かせない暦の祝日を皆で慶ぶ。昼間の光のもと、父の思い出がたりに、全員が耳を傾けました。

今年の作り手のテーマは、昨年に引き続き「時間軸」。だけど、少し意味合いが異なります。主役は、最近寡黙な父。ならば、話のきっかけが引き出せるような材料を幾つも詰め込もう、そんな発想で組み合わせたバースデーケーキが写真の3品。とにかく、私の好きなようにやってみる。家族が例年どおり「ハレの日」を感じられるように。

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円形の菓子
梅酒と小さく刻んだ梅の実たっぷりのシフォンケーキ、宝箱仕立て
グラスのデザート
アカシア蜂蜜で漬け込んだ金柑のコンポート、宝石仕立て
手前の焼き菓子
ブランデーが香るチョコレートのマカロン、ネックレス仕立て

こだわり
梅酒は父の手作り20年もの。はちみつと言えば、父の拘り。チョコとブランデーは、父の若き日の楽しみだったという。我が家に馴染みのある材料を用いることで、気軽な毎日を取り戻せるかもしれない。健康への配慮は、質のよい甘味と油。シフォンとマカロンに、きび糖とグレープシードを適量使いました。

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3品それぞれがバラバラのようで、全てが口の中で偶然一緒になったとき、「甘酸っぱくて美味しいね!」の声が家族から飛び出しました。「甘酸っぱい思い出」を次々と語り始めるに相応しい、ぴったりの感想。父の生き生きとした表情も戻ってきて、言葉は皆の心に刻まれました。

👆「ちょっと待ってね」の盛り付け作業中

イベントは成功したの?
はい、私はそう思います。

全員の微笑が輪の中心(父)に集まっているのが、我が家の1月の始まり。窓から見える限りなく透明な空気さえ、その時は宝石のようにキラキラと輝いて見えてきます。新しい年の希望や夢につながる時間軸の1つになればいい。そう願いながら、私のお役目はこれにて今年も無事終了。

さあ、来年も美味しさいっぱい笑顔いっぱいの新年を迎えよう!Vol.9をお楽しみに。

Anche questo anno ho programmato una festa di compleanno di mio padre. E’ mi ferma intenzione, anzi mio compito continuare per dedicare alla famiglia le proprio cuore. Ho preparato cosi come foto "Ume liqueur(staggionato per 20 anni) chiffon cake""Chocolate macaroons" e "Kumquat compote marinato con il miele come dessert fresco".Abbiamo sentito ottima armonia del palato fine gustando ogni dolce. Cioe' e' nato buon equilibrio in bocca.Ovviamente ci siamo contenti! Ve bene cosi^-^ Allora ci vediamo ugualemente qui prossimo anno presso piccola pasticceria tomokina.

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