いつも必死な翻訳者日記

フリーの実務翻訳者が綴る日常

オレの一品 ~鉄鍋でおじや~

2007-12-02 18:51:08 | 食 & 食 & 食


さて、10月7日に横浜ワールドポーターズ「KEYUCA(ケユカ)」で買った
“南部鉄・鉄器小鍋”の、その後のお話。

(参考:「南部鉄の鍋 //夕日 in みなとみらい」)


そもそも、この鍋を買うにあたっては、
切羽詰まってきて テンパり気味の私の
sunny も なんか一品でもいいから作れるようになってよ。
“オレの一品”っていうやつをさぁ…」
という言葉を受けて、sunny が、
「おじや」を作るのだと言い出したのが発端だった。

そもそも、「おじや」って何だろう?

私の実家では、「おじや」というものが作られた記憶がない。
いや、正確に言うと、
子供の頃、休日の朝
前日の晩のみそ汁の残りに、ご飯を入れて、卵を落として
「おじや」と称して食べていたことはある。(1人で)
卵の白身を固めるのに試行錯誤したものだ。

 (こうやって振り返ってみると、私は昔から「ご飯派」だったのだよなぁ。
  実家の朝食はパンだったのだが、
  みそ汁の残りがあると聞くと、喜んで作っていた。
  ひょっとしたら、チコ(=犬)と残飯を争っていた時期があったかもしれない)

あとは、「鍋の残りにご飯を入れて食べる食べ方」も思い浮かぶのだが
これも、意外と やったことがないし
(現在でも、鍋の後は もっぱら「うどん」派だし)
ここでも、鍋の残り汁を利用するわけで、
「新しく作る」わけではないし。

鍋に入れるのは 「雑炊」と呼んでいたかもしれない。
(ちなみに「雑炊」と「おじや」の違いには、諸説あるらしいが
 一般的には ほぼ同じものと扱われているそうである)


そんな中、sunny が見つけ出してきたレシピは、このようなものである。


レシピ とろとろおじや by とむまろ


「とろとろおじや」


sunny が準備した材料

・長いも
・卵
・ねぎ
・しょうが
・みょうが
・青じそ
・こねぎ
・ひきわり納豆



だしをとる。
いつもの「かつお本節 厚削り」を使用。(参考:「続・ めかぶのみそ汁 と かつおだし」)

鍋の前に座り
ゆらゆらと揺れる かつおぶしから
ふわ~ と漂ってくるだしの香り。至福の時である。


さて、ここで、
sunny と私との間に、意見の違いが発生。

「お米は とろとろに、米の形がなくなるまで煮込むべきだ」 by sunny

「ご飯は できるだけサッと煮るだけに」
「どろどろのご飯は苦手」 (“おかゆ”も苦手)な私。

本当は、sunny の言う通り
レシピでもそうだし、
「雑炊」と「おじや」の違いを
米の形がはっきり残っているかいないかという点で定義する説もあるようだし、
とろとろに煮込むのが 本来の「正しい」姿であると思われる。

でも、ここは譲ってもらって・・・


ご飯を入れた後、
サッ! サッ! サッ! サッ! っと
素早く次々に材料を入れていく。

シャキシャキ感を残して仕上げたい「長いも」
風味を残したい「青じそ」など、
あまり煮込みたくない材料が多いので、とても忙しい。


そして「納豆」も。

これは、悩んだね~
だって、今までに、納豆を使って作ってみた料理
納豆チャーハン、納豆のおやき etc.
2度作ろうと思った料理はない。
納豆って、加熱すると、納豆の良さが消えて
‘臭いのある歯ごたえのない大豆’になり下がってしまう気がするんだよね。
(ひょっとしたら、それを「食べやすい」と感じる人はいるのかも)



青じそ IN


最後に こねぎ





できあがり! 


やさしい味でおいしい。

最大の不安要素だった納豆も、
「これが入らなかったら物足りないかも」と思えるぐらい よく合う。

嬉しいのは、ヘルシーなところ。
今回
私が食べたのが全体の2/5量だとすると、カロリーは238kcal。
(ご飯は全体で 235グラム使用)
高カロリー系(マヨネーズ系とか)おにぎり1個分程度。

これに、かまぼこ、柿、ヨーグルト で 合わせて400kcalだった。
(この後アップルパイも食べたのだけど それを合わせても600kcalちょっと)



味付けは「白だし」で。
(薄口しょうゆがある家は、それを使えば良いのではないかと思う)

食べる時に、味が足りなければ「しょうゆ」や「塩」を。
(意外に塩の方が合う気がした)



既に 定番となりつつあり、


2度目。


3度目。
長いもがなく、sunny の提案で「大根」を使用(最初から入れて、柔らかく煮る)
なかなかGOODだった。


4度目。
「にんじん」IN
彩りが良くなってGOOD。

せっかく買った鍋なので
今後も こんな風に どんどん使っていきたいものである。

*補足:この鍋(900ml)は、2人分のおじやで ちょうど良い。
 一般的には「1人鍋」用としてちょうど良いと思う。



まだまだ、包丁使い
=長いもや大根、にんじんの切り方が おぼつかないsunny だが、
材料が 丁寧に細かく切られる様子も なかなか新鮮なものである。
(私だと、
 「大きめの方が 歯ごたえが残っておいしいんだよ~」

 ざっく!ざっく! 

   …結構大胆だから) (一応参考:「カラフルな食卓風景? ///フィッシュケーキ」/「うちの卵焼き」)


目指すは
(A.T.さんのとこのHさんのように (こちら))
1から全部自分で準備《してくれる》「オレの一品」

今後に期待!




(この記事のつづき:「オレの一品 ~長芋のチヂミ~」)