いつも必死な翻訳者日記

フリーの実務翻訳者が綴る日常

東慶寺の もみじ〔鎌倉10〕

2007-06-14 18:48:38 | 鎌倉散策


〈「東慶寺のイワタバコ」の つづき〉


春に源氏山公園にお花見に行った時も
桜よりも、偶然見つけた「もみじ」の美しさに心を動かされて
記事にしたけれど (こちら:「源氏山公園・ベストショットは「もみじ」!?」)
私の ひそかな“my favorite” は「もみじ」*

  *本当は「もみじ(紅葉)」ではなくて「かえで(楓)」とするべきかもしれない。



もちろん、秋に紅葉している赤いもみじの葉もきれいだけれど、
この間の源氏山公園でもみじを見た時に、グリーンの もみじ が好きになった。



葉っぱが重なり合って、重なり合った部分が濃くなる。
それによって、光を浴びた時にできる濃淡が たまらない。

葉の形が 幾何学的で きれいだから、
作り出される濃淡の形も 何とも言えずに きれいで
自然によって自然に作り出されるものの 不思議な美しさに
見るたびに プチ・感動。




緑って いいよね。
なんか、本能的に癒されるのだろうか。



大きな葉。生き生きしている。
そうだ、緑色は、生命の活力の色なんだ。
空や海のも “自然の色”だけれど、ちょっと遠いところのもの。
は それよりも もう少し身近な 自然の色 という感じがする。




ちなみに
この「もみじ」がある場所は、東慶寺の奥の方で、
実は、この木々の下は、“お墓” である・・。



そのせいか、ちょっと陰気な場所なんだけどね。
でも、秋になったら、紅葉して きれいかもしれないね。



おまけ:


こちらは 入り口付近にあった、「さざれ石」
“さざれー いしのー いーわーおーと なーりてー” 国歌に詠まれている石か。
(↑「さざれ石が巌となって《→小石が岩となる程に長い時間》」の意)




「さざれ石」っていうのは、石の種類であり、固有名詞ではないんだけどね。

   小さな石の欠片の集まりが炭酸カルシウム(CaCO3)などにより埋められ、
   1つの大きな石の塊に変化したもの。
   「石灰質角れき岩」とよばれる。 (Wikipediaより(こちら))

なんでその「さざれ石」が、こんなところに こんな大事に飾られているのだろう? と思ったら
この立て看板の解説によると、
国歌発祥の地の石 云々~ らしい(肝心な部分が 草で隠れてしまっている気がする)。



〈「鎌倉駅前・豊島屋3F〔和風茶寮 扉〕」に つづく〉