いつも必死な翻訳者日記

フリーの実務翻訳者が綴る日常

東慶寺のイワタバコ〔鎌倉10〕

2007-06-13 12:27:09 | 鎌倉散策


〈「東慶寺のあじさい 」の つづき〉


あじさいを見ながら東慶寺を歩いていくと、
不意に「崖」が。
そして、その崖面には、たくさんの紫色の花が咲いていた。


イワタバコ(岩煙草/いわたばこ)







実は、私
この花のことを記事にするかどうか ちょっと迷った程、
この花を「気持ち悪い」と感じている。
なんだろ? 
例えば、
もしも プレゼントされたら、呪われそうな花 とか
そんな感じ?

(この植物には大変申し訳ないです

この「いわたばこ」
崖や岩などの厳しい環境の下で咲くところや、
小さいけれども特徴的な、主張する花の姿などを見て
どことなく高山植物を彷彿させるなと思った。

そういえば、
私は元々「高山植物」も それほど好きではないのだった。
「どうして」なのか、理由はわからないのだけれども
生理的に好みではないということなのだろうか。

ちなみに、
「イワナ(岩菜)」と呼ばれる山菜らしい。(初めて知った!)
へぇ~ 食べられるのかぁ。 
う~ん…  (これを食べることを想像すると)やっぱり気持ち悪い。

白花のものもあるらしい。
ネットで画像を見たのだけれど、
白花の方は クセがなくて、普通に きれいかな。


崖の様子はこんな感じ↓




(この写真↑は、sunny 撮影)

そうそう、
下の2枚↓も、sunny が撮影したものなのだけど




私の写真のような ‘おどろおどろしさ’ のようなものが ない!

sunny が撮影した写真を見て、
ひょっとしたら、
“私がこの花のことを気持ち悪いと思っているから この花が 気持ち悪く撮れてしまうのかもしれないな”
と思った。

写真って、面白いもの。
同じものを撮影しても、人によって全然違う写真になる。
不思議と、撮影した人が感じたものが出てきてしまう ということか。

写真って、ものすごく客観的に事実を表すものだと思いがち。
でも実は、意外と主観的なものかもなぁ と改めて感じた。

たぶん、
「おいしそう」だと思えばおいしそうに撮れるし
「かわいいな」と思って撮れば、かわいく写るんだ。きっと。


〈「東慶寺の もみじ」に つづく〉