いつも必死な翻訳者日記

フリーの実務翻訳者が綴る日常

京都といえば湯豆腐? -湯豆腐 嵯峨野-

2007-06-06 15:24:10 | 京都旅行記 2006秋


  *昨日の記事は フライングでした
   (昨日の続きは来週書きます)


〈 「常寂光寺にて “そうだ 京都、行こう。” 風 」の 続き 〉


「京都っぽいものが食べたい」というのが
今回の旅行にて、私の唯一のリクエスト。

常寂光寺を後にし、
まだ5時前だったけれど、この日の夕飯を食べる場所へ向かう。

天龍寺や宝厳院の敷地に隣接する辺り、もの淋しい雰囲気の場所。
道が ちょっとだけ入り組んでいて、
私達以外にも(おそらく私達と同じ目的地に向かって)ぐるぐると歩いている人達がいた。





「湯豆腐 嵯峨野」




座敷席に案内され、しばらくすると

 とたたたたーっ!!

と女将さん(かな?)が現れ、

 すちゃ! すちゃ! すちゃ! すちゃ!・・・

と料理がのった小皿を机に置いていく。

「丁寧」とは ほど遠い所作で
 ドン!ドン!ドン!
と机の上にお皿が置かれていくのを 眺めながら
これが このお店の美意識なのだろうか…?
などと考えた。 

関西地方、いや
京都のおもてなしって、これがスタンダードなんだろうか?
(いや、そんなわけない 《と思う》)

でも
ひょっとしたら“早い”ことを「美徳」としているのかもしれない。
 …のだけど、どうなんだろ?

まぁ こんな具合で
お店の雰囲気は、私の偏見込みの感覚で言うならば
“関西の商人が経営する宿” 風。
独特。

あ、そうそう
何年か前に連れて行ってもらった上野のウナギ屋さんを思い出した。
まるで宴会のように長机が並べられた広いお座敷で食べるんだけど
やっぱり従業員が チャキチャキと せわしなかったように思う。








写真に写っているもの以外には、
天ぷら や ご飯 や漬物(ぶぶ漬け)など
湯豆腐定食としては一通り揃っていて、普通においしかった。

ただ、豆腐が いつまでも ぐらぐらと煮立っているのが気になった。
(湯豆腐は、本当は煮立てない方が おいしい)
一人3800円という値段は… 観光地価格と考えれば妥当かな。


↑湯葉のデザート。ブルーベリーソースがけ。






お店の庭から見た、店内の様子。
こうやって見ると、なかなか雰囲気が良い。(写真は曲がってしまったけど)
雰囲気の良さを引き立たせているのは「竹林」。竹林が良いのよね。




続きは こちら → <宝厳院の紅葉ライトアップ ~行列&粘り勝ち~>

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