デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

津軽びいどろ

2023年09月20日 | 博物館 展示会
今日も星光の間、ガラス器の続きです。心なしかこの部屋はお客さんの数が多い、やはり異界の展示物より美しいガラスの器の方が目を惹くのか、それとも他の部屋は暗いからお客さんが見えないだけかなあ。さて今日は皿、盃編、昨日もチラッと出た津軽びいどろの盃からスタート。









アジサイだそうです





ひまわりも



海かな 渦かな





これはよくわからない
人の顔にも見える



次は大皿



紋様が美しい



異界に吸い込まれそう



これも紋様も美しい
時空の歪みか



美しい器に気を取られ
天井画撮るのを忘れてた
板倉星光氏の四季草花



明日は異界に戻ります



水が紡ぐ詩

2023年09月19日 | 博物館 展示会
さて和のあかり×百段階段2023 ~極彩色の百鬼夜行~もちょっと箸休め。次の星光の間には著名なガラス工房の作品が並びます。水が紡ぐ詩か・・・たしかにガラスの器には水がよく似合う。今日はグラス編、なるべくローアングルで撮ってみました。





美しいグラスが光に浮かぶ



底に富士山が見えるグラス



欄間絵を入れようとしたら
人が通っちゃいました



これは廣田硝子の作品







これは琉球ガラス
しまんちゅ工房





他にもいろいろとグラスが並ぶ







テーブルライトもガラス製





やはり異界の気配なし
明日に続きます




白き狐の世界

2023年09月18日 | 博物館 展示会
次の部屋は静水の間、部屋の名は画家橋本静水氏からとったもの、奥の間に黄檗丸洗いの床柱がある部屋です。しかし今はここも白き狐の世界。



これがその床柱
金箔押しの秋草も見事
光り輝くものが気にかかる



露出を落として近づいた



これは高山 しげこ氏の作品
「漉き紙の灯り」



月をモチーフしてるらしい
紙でできているとは思えない



横には陶芸で作られた妖怪たち





宝船に乗って



反対側には藍染花



フラワーデザイナー
米川 慶子氏の作品です





部屋の奥は薄に覆われ
欄間にも秋草図



薄月の下、白い狐が



異界へ招く




異界の四季

2023年09月17日 | 博物館 展示会
今日は草丘の間、欄間には四季草花絵、瑞雲に煙る松原の風景が描かれて、障子建具は非常に手の込んだ面腰組子の部屋らしいのですが、展示と照明でほぼ隠されて、今は異界の四季、サブタイトルは歌舞伎に観る四季。「藤娘」「紅葉狩り」など、歌舞伎の演目のワンシーンで四季が表現されています。



不気味な人形たちがお出迎え





これは造形作家
よねやまりゅう氏の
異形の妖怪たち





部屋中央には七夕飾り作家
櫻井 駿氏の作品



表が龍で、裏は孔雀



壁に目を移すと



不気味な能面





その横には般若面が
紅葉狩り



夏の草花をあしらった反物と



吉原桜



最後は艶やか



藤娘



秋田杉の格天井と
花鳥図だけは見えました



部屋を進むごとに
徐々に不気味さが増してきた


鬼の住処

2023年09月16日 | 博物館 展示会
ひとつ上の階は漁樵の間、床柱に中国の漁樵問答の一場面が精巧な彫刻 で再現されています。室内はすべて純金箔、こんな絢爛豪華な部屋が鬼に占拠されるとは・・・。



薄暗い廊下を抜けると


青白くオブジェが光る



これはペットボトルアーティスト



本間 ますみさんの作品
孔雀の羽がみごと



格天井には四季草花図
欄間には五節句



床柱には漁樵の彫刻



徐々に部屋は赤くなり



一気に燃え上がる



なにかに怯えている様子



そこに鬼が現れて



怯えすくむ親子に



鬼が振り返る



部屋を炎が包み込み





四季草花図も五節句も



真っ赤に染まる



明日はまたひとつ上の部屋




異界へと続く道

2023年09月15日 | 博物館 展示会
さていよいよ各部屋の企画展へ、まず最初はいちばん下の十畝の間、荒木十畝による四季の花鳥画が描かれて、黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋だそうです。ちょっとここでまた疑問が、いちばん上の部屋が1階らしいので、七つ部屋があるからここは地下7階か?まあとりあえず入ってみました。



そこは青いライトに浮かぶ部屋



鳥居に亜熱帯の植物が絡みつく



下は水鏡に



青い光が水に揺れ



樹々の影が壁を這う



これが荒木十畝氏の花鳥画



暗いし青くて、よく見えない



傍らを彩るのは「籠染灯籠」



真鍮板の円筒に



浴衣生地の和柄模様



伊勢型紙がエッチングされた
内照式オブジェです



異界へ引き込まれそうな感覚充分
明日は「鬼の住処」です



階段の仕掛け

2023年09月14日 | 博物館 展示会
百段階段を昇降して少し不思議に感じたのが、昭和初期の古建築物、そしてその時代を彩る画家たちの荘厳な装飾絵、これだけで充分お金が取れるだろうに、なぜ手間をかけて企画展を開催するのでしょう。ホテル側の粋な計らいで、見に行く方としては一挙両得だけど。その細やかな演出は部屋に入る前の階段にも施されていて、企画展に臨む気持ちをいっそう高揚してくれます。

まずは当時のトイレ



窓には怪しい影が
置物は当時からのものか



そして横の小窓の隙間から



鬼が覗く



入口の無い部屋にあかりが灯り



不気味な金魚ちょうちんが
風に揺れる



笹の葉の間から狐の面が



こちらを睨む



この小部屋には



新潟県の長岡花火を
モチーフとした「かみはなび」





そして天井には



紙細工の魚が泳ぐ



網目を映した影が



魚のうろこのよう



長押の角を黒猫が歩く



明日から各部屋に入ります




百段階段の歴史

2023年09月13日 | 都内散策
企画展「極彩色の百鬼夜行」に行く前にまずは百段階段の歴史から。 その階段は1935年に建てられた当時のまま、現存する唯一の木造建築部分です。絢爛豪華な七つの部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。その七部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。



開業当時の雅叙園



今のフロアマップ
左下に位置します



詳細は説明書きをご覧ください



2009年
東京都の有形文化財に指定されました



さっそく昇ってみました



天井画は当時のまま







各部屋の入り口ごとに小屋根が
極楽の入り口か



いちばん上の階に到着



床も手すりもいい木
つかってますね



やはり未完がいいのでしょうか



むろんここにも天井画



窓の枠の細工も細かい



電話機でもついてたのかな



古そうなシチズン製掛け時計
時刻は合ってるみたい



小窓から手を出して
外側を撮ってみました



本館2階から
茂みに隠れて見えません



目黒駅直結のトンネルを掘ろうとしたけど、岩盤が固くて掘れなくて階段にしたと書いてありましたが、そこに豪華な客室を配置しちゃうところが商才に長けてますね。トンネルなら途中の部屋はなかったでしょう。


夜の入り口

2023年09月12日 | 博物館 展示会
MOMO様、ナイスなリアクションありがとうございます。私もお呼ばれでしか行ったことないので、今回初めて知ったのですが、今までお見せしたところは全て無料、宿泊も飲食も必要ありません。お呼ばれじゃこんなにゆっくり見れないし、もちろん冷房も効いているので、涼みにいくのもいいかもしれません。

さて私は涼みにだけ行ったわけじゃありません。本来の目的は東京都指定有形文化財「百段階段」で催されている「和のあかり×百段階段 2023 ~極彩色の百鬼夜行~」。今年のテーマは百鬼夜行、貴重な文化財で妖怪たちに逢ってきました。

百段階段に向かう
エレベーターも螺鈿細工



中の方が装飾がすごい
出迎える唐獅子牡丹



隙なく施された
螺鈿細工の扉が開くと



そこは夜の入り口



現れたのは金魚ちょうちん





鳴り響くのは



小田原風鈴と



江戸風鈴



風鈴の音色の先に忍び寄る気配



その先に伏見商店の
名古屋ちょうちんが並ぶ







仄暗い提灯の列が



延々と続く



どこに連れていかれるか
少し不安になるほど



明日は百段階段です

花魁回廊と一億円トイレ

2023年09月11日 | 都内散策
昨日の招きの大門をくぐると通称花魁回廊。江戸の花魁の姿が四季折々の背景とともに描かれています。描くと言っても絵じゃなくて、木に立体的に彫られているレリーフみたいな感じ、より臨場感が増しています。浮彫りなので斜めから見ると表情が変わったりして・・・。時間をかけて撮ってきたので、少し枚数多めになりました。

まずはお花見から











牡丹でしょうか 



それとも芍薬かな



日本橋たもとで



風強く吹いて



裾が乱れる



そして夜は



精霊流し



最後はお月見



そして花魁回廊の中心に位置する貴賓室のようなところが実はトイレ、高級料亭のしつらえを再現したトイレなのだそうです。通称「一億円トイレ」とも呼ばれていて、おそらく日本一豪華なトイレです。

入口 入り辛い



中には花を摘む婦人と少女







中もさらに豪華なのですが、トイレだけに撮影は控えさせて頂きました。あまりの豪華さに小心者の私は用を足すことができませんでした。