巨大アート2日目は伊藤若冲の作品。ご存知の通り身の回りの動植物を写生することによって独学で技術を習得し、花鳥画を得意とした江戸時代の画家です。家業があった若冲が絵に没頭できたのは40歳を過ぎてから、以降85歳で亡くなるまで多くの作品を残しました。北斎の90歳といい、当時にしては長生きですよね。やはりライフワークがあると寿命は延びるのでしょうか。
花はともかく動き回る鶏をよくここまで精密に描けるものですね。金色の地に特徴的な赤も見る人の目を惹きつけます。拡大するとその赤にも細かな色の違い、濃淡があるのがわかります。図鑑にもできそうな精密描写ですが、当時はあまり評価されず、若冲は生前「千載具眼の徒を俟つ」1000年してこの絵を理解する人物があらわれるのを待つという言葉を遺しています。
まずは40代の作品「百花図」から
金刀比羅宮奥書院の障壁画です
牡丹 葉の虫食いまでしっかり描写
紫陽花 輪郭を余白で表現
白百合
ハイビスカスでしょうか
次は仙⼈掌群鶏図
晩年を代表する西福寺の襖絵です
鶏が見上げる構図 非凡を感じます
そして主役の登場
羽毛も丁寧に描かれて
眼の周り、垂れの点描も緻密
金刀比羅宮奥書院の障壁画です
牡丹 葉の虫食いまでしっかり描写
紫陽花 輪郭を余白で表現
白百合
ハイビスカスでしょうか
次は仙⼈掌群鶏図
晩年を代表する西福寺の襖絵です
鶏が見上げる構図 非凡を感じます
そして主役の登場
羽毛も丁寧に描かれて
眼の周り、垂れの点描も緻密
花はともかく動き回る鶏をよくここまで精密に描けるものですね。金色の地に特徴的な赤も見る人の目を惹きつけます。拡大するとその赤にも細かな色の違い、濃淡があるのがわかります。図鑑にもできそうな精密描写ですが、当時はあまり評価されず、若冲は生前「千載具眼の徒を俟つ」1000年してこの絵を理解する人物があらわれるのを待つという言葉を遺しています。
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