デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

水路閣

2020年09月19日 | OLYMPUS
今日はあまりにも有名なフォトジェニック、南禅寺水路閣の写真です。なんでも明治時代に琵琶湖疏水建設のためにどうしても南禅寺の境内を通さなければならない、ホントかな?他のルートはなかったのかな?境内に川を通すわけにもいかないから煉瓦造りの水路橋を築いたとのことです。今でこそ和洋折衷、新旧混合の他に例を見ない歴史的遺構になっていますが、京都でも格式高い寺院の境内にこんなものを造ることが許可されたことにまず驚き、今の景観を想定して作ったわけじゃないだろうに。







見てるとなんか古代ローマの遺跡に見えてきませんか。現代なら地下を配管で通すのでしょうが、明治時代の技術がローマ時代からなんら進化していないことにまた驚き。







いちばん驚いたのはそのネーミングのセンスのよさ。閣なんて言葉は2階建て以上のりっぱな御殿に使われる言葉なのに、楼閣とか天守閣とか。人も住まない水路に閣の字を付けちゃうなんて、京都で言えば金閣とか銀閣と同等の扱いということですよね。名前を付けた人は将来のこの荘厳な景観を予見していたのか、それとも閣を付けるほどの恩恵が当時あったのか、まさか観光名所になってから名付けられたのでは。気になって名付け親をネットで調べたのですがよくわかりませんでした。そういえば陸蒸気って名付けた人もセンスいいなあ。明治の人は名前つけるのがうまい?

橋をくぐると南禅院の門が 和洋折衷ですね



新緑もきれいですが



紅葉の頃はもっときれいなんでしょうね



最後にいちばんポピュラーで
フォトジェニックな合わせ鏡の図



今なお、現役の水路として
毎秒2tの水が流れていることにまたまた驚き