ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

日本アカデミー賞は「おくりびと」

2009-02-21 03:53:11 | Weblog
今年の日本アカデミー賞作品賞のノミネートは
・おくりびと
・母べえ
・クライマーズ・ハイ
・ザ・マジックアワー
・容疑者Xの献身

うち上3本「おくりびと」「母べえ」「クライマーズ・ハイ」は
俺も見ましたが、どれもすばらしい作品だったです。

「クライマーズ・ハイ」は以前にも絶賛記事を書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/archive/2008/07/15

「母べえ」は大変な感動をしながら、感想を書くことが出来ないままで・・

戦争に突き進んでしまう社会の恐ろしさ、反対を押し通すことの勇気、
戦争を忘れかけ、戦争加担国となってしまった日本に、強烈に問いかけた作品で
それはそれは素晴らしかったです。

そして、今年のアカデミー賞最優秀作品賞に輝いた「おくりびと」
このあいだ見たのですが、もうぼろっぼろに泣きました。
今年の一番となってよかったな~と思います。

映画が始まってすぐ、LGBTの人にはドキッとする展開。
自分たちの死後のこと、どんな形で送られるか。扱われるか・・

家族として彼氏は俺のそばにいさせてもらえるだろうか?とか
死後、自分の思うような扱いをされるだろうか?
GIDの方なら思う性別で送ってくれるだろうか・・
孤独死したらどうなるだろう・・
仲間のみんなで見合えるかなあ・・とか
考えさせられちゃいます。

静かに語られていくその映画は、じっくりと自分の人生、大切な人のことを
考えさせてくれる、大切にしたい、いとおしく思える素敵な時間です。

助演男優賞は「おくりびと」の山崎努がとりましたが、俺としては同映画で重要な役
として登場する故・峰岸徹さんの、まさに遺作となった演技に差し上げたかった。

久石譲のチェロのテーマ曲もたまりません。

本家アメリカのアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートもされていますが
「おくりびと」の感覚が世界の人々にも共感されるというのは、素晴らしいことですね。

■「おくりびと」最優秀作品賞など10部門独占/日本アカデミー賞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090220-00000511-sanspo-ent
■日本アカデミー賞公式ページ
http://www.japan-academy-prize.jp/
■公式ページ他
http://www.okuribito.jp/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id330042/


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