ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

カミングアウト入門ドキュメンタリー

2005-07-27 02:31:43 | Weblog
「ファーストカミングアウト」東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の感想

ドキュメンタリー作品、今年の映画祭を2会場に広げてリブ系作品をスパイラル近くのウイメンズプラザで見ることが出来た。

 終わったあとにゲストトークもあってとてもいい機会で良い企画だと思った。

 ファーストカミングアウトはアイスランドの10代のカミングアウトをした男女にその過程や思い、その反応にどうしたか?などを細かくたどっていく内容で、カミングアウトをしようか、どうしていけばいいか?と思っている人に非常に参考になるものだった。

俺も見てて思い当たることや、こんな作品を10代で見たらどれだけ心強く自分を見つめただろうか?と思いながら見た。

 親の反応、友達の反応で良い例も悪い例も伝えていてね。トークで大塚さんも言ってたが俺も見ながらずっと、こういうのが日本の作品であったらすばらしいのになと思った。

 こういうのが図書館などで手に触れられるなら・・。俺達年長者がたどった道筋を整理してうまく導いてやりたい。

 そして次の世代にはその道筋をサッとたどって次の道を切り開いていってほしい。そんな想いで見てた。

 俺がこのブログでも書いていこうと思うカミングアウトの一例をいろいろな視点や立場の違いで見せていた。

 そんな中でも自己確立をとても重要なポイントに押さえているところを感じるし、親もそのことの重要性を知っている点が日本と違うなって思えてくる。

 他の映画を見てても思うけど日本だけかな?大体の国は親も社会も明確に自立を求めていると思うことが多いように感じる。

 カミングアウトが出来ないような自分に自信が無い者は社会的にも軽く判断されるかのような感じなのだ。なんだかすごく共感する。

 グローバル化の進む日本もその方向に向かっていくと思われる。
 
 ゲストトークでは日本のカミングアウトの礎を作ってきたタッグスノットの大塚さん、明快なトークに愛情をいっぱい感じる。

 拝みたい気分だった。

 カミングアウトコンサルタントという、かじよしみさんの活躍、そして今年のパレードの実行委員長のおかべさん。あれほどの活動をされている人でもカミングアウトは一度に出来ていないことを誠実に語ってられた。

 もっと話を聞きたかったし、また時間をとって3人で会話してくれたらなあと思った。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ビッグエデン」それは夢の... | トップ | 「ベアーパパ」映画祭より »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事