ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

「人権問題として取り組まなくてよい」の自民党が変わることを確認!(LGBT)

2016-03-26 00:27:52 | Weblog
自民党の「性的指向及び性自認に関する特命委員会」に呼ばれて永田町に行ってきました。

この1週間は、他にも心労が多かったのもありますが、なにせこの準備に集中しなければと、ブログを書けませんでした。

性的マイノリティについて、自民党が本格的に検討をスタートしていることは以前に書いたとおりです。
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/65773648.html

自分たちが提案した「理解の促進」という考え方が受け入れられ、性的マイノリティに関する特命委員会「性的指向及び性自認に関する特命委員会」がつくられ、自民党としての方針が出せるよう向き合ってくれています。

2月末から始まっており、国会の期間中ながら特命委員会での勉強を進めていき、党としての方針を早々に決定していくそうです。

そんな中の第4回有識者ヒヤリングで、自分が発言できる機会を得たのでした。

まさか永田町の自由民主党本部に入る日が来るとは思ってませんでした。
厳重な警備の中で、中に入り、テレビで見た光景にドキドキ
あちこちにマスコミも張り付いているわ、うわ、ここは総裁選のあるところだ、ここバリケードをつくってたとこだ!など気になることだらけ。

大変な緊張のなかで、特命委員会のある会議室に通され、あっという間に定時に

当事者としての思い、家族とのこと、レインボープライド愛媛の活動のこと
丹原東中の取り組みとその成果、理解促進法の必要性、なぜ自民党に動いてもらいたいのか
といったことを話してきました。

大目にしても15分という限られた時間の中で、何を伝えるか絞るのが大変で
切り落とし、簡潔に、かつ思いを込められる工夫に苦労しました。

その後の質疑応答もこなした合計1時間は、あっという間に過ぎました。
思った以上にざっくばらんに、かつ簡潔な質問をされるので、大変でした(笑)

会場には各省からの官僚の皆さんもずらりと並んでてね、そして委員会には、あの、山谷えり子代議士も来られ、目の前に座られたのでビックリ。

山谷さんはレインボープライド愛媛のパンフや自分の発表資料を、それはそれはじっくり見てくれてました。たぶん、慎重な立場で様子を見に来られてたのだと思いますが、ゲイとして靖国神社崇敬奉賛会青年部「あさなぎ」に属して頑張ってこられた方の発表を聞かれていかれたのはグットタイミングでした。

さて、自分の発表で、今回どうしても外せなかったことがあります。

それは、以前にレインボープライド愛媛が調査した、政党向けの性的マイノリティ公開質問のことです。

平成26年(2014)の総選挙(消費税増税先送理の確認)のときに行った調査で、自民党本部からの回答はこうでした。

・性的マイノリティは人権問題として取り組まなくてよい
・性同一性障害者への施策は必要だが、同性愛者へは必要がない 

あまりの回答にすごく悲しい思いをしました。

この特命委員会に自分が呼ばれた以上、この点も確認しなければなりませんでした。

多くの当事者はこの回答に大変傷つき、ショックを持って自民党を見ていること。
変わるとしても、これを払拭できるような理解促進法でなければ納得できにくいだろうことを伝えてきました。

特命委員会の古屋圭司委員長から、直接、明確にお返事をいただきました。

「これからの自民党は変わります。この特命委員会が動き始めたのもその表れです。あなたやあなたのお父様が言われた通り、こんな回答はおかしいですね。このようなことは今後ありませんから!ぜひお仲間にもお伝えください」(要旨)

そして、この回答を出した事務局の人たちに、厳しく注意されていました。

自分からは、分かってもらえて嬉しいことを伝えましたが、この回答は当事者たちに深く伝わっていることなので、自分から伝えたくらいでは足りないこと、このことを払拭できる自民党の方向を出してほしいと重ねてお願いしてきました。

公開質問のことを、この場で取り上げてしまう自分もすごいですよね(笑)
それはそれは怒緊張の場でしたから。でも、これからの自民党の為にも、この回答を見つめるところからスタートして欲しかったのです。

そもそも、この公開質問は自民党を落とし込む目的ではなく、我が国の人権課題であることを当たり前に確認した質問であっただけなんですね。

自分たちが質問したことからより多くの当事者を悲しい気持ちにさせてしまったことであっただけに、どうしても、代議士の皆さんにしっかり知っておいてもらいたかったのです。

このように、自民党も変わっていこうとしています。
それは参加された代議士の皆さんの様子からも感じられました。

多くの当事者が、この日本社会の中で大きな壁と感じてきた一つが、自民党の皆さんであったと思います。

個々の議員さんの中には応援してくださる方や話を聞いてくださる方はいましたが、どちらかというと無理解な方が多い印象で、党として相手してもらえるとは想像もできませんでした。

その自民党が、自民党の中でも性的マイノリティへの理解を促進していかねば国際的にも恥ずかしいし、同じ日本人同士もっと互いを尊重しあい、みんなが活躍できる日本にしていかねば、といった考えを党の中枢も考えて、特命委員会で向き合う課題にされたのだと思います。

相手にもしてもらえなかった同性愛のことが、自民党本部で真剣に検討されるようになっています。

それだけでもすごい進歩だと思いますが、実際にその場に出向け、体感したことで、これからの日本は本当に変わるかもしれないと思えた時間になりました。

人は変われます。社会も変わっていけます。

自分たちがより活躍できる社会ができていけばいいですよね!

自民党の皆さんが良い導きをしていただけるよう、大いに期待しています。


レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/



(参考) 
◆平成26年(2014)衆議院議員選挙前の調査(レインボープライド愛媛実施)◆
http://blogs.yahoo.co.jp/project_gl05/65086604.html

① 人権問題として同性愛者や性同一性障害者らの性的少数者について取り組んでいくことをどう思われますか?

【A】人権問題として積極的な取り組みが必要だ           
(民主・公明・次世代・共産・社民)
【B】人権問題として取り組まなくてよい
(自民)   
【C】同性愛に人権という考えはあてはまらないように思う
【D】個人的な問題であり差別や偏見を被るとしたら同性愛という立場を自ら選択したことに原因がある
【E】答えられない/分からない 
【F】その他自由筆記( )


② 性的少数者の人権を守る施策の必要性についてお聞きします。

【A】社会の理解が不足している課題なので積極的な啓発や施策が必要だ 
(民主・公明・次世代・共産・社民)
【B】差別や偏見は特段に無いと思うので積極的な取り組みは必要ない
【C】人権問題として扱うものではない   
【D】同性愛や性同一性障害を助長していくような施策は必要無い
【E】性同一性障害者への施策は必要だが、同性愛者へは必要がない 
(自民) 
【F】答えられない/分からない  
【G】その他自由筆記(  )
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする