ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

カリフォルニアの同性婚禁止案、再び法廷へ

2008-11-23 01:02:56 | Weblog
同性結婚を州憲法で認めないことにしよう、という大統領選挙と同時に
米カリフォルニア州で行われてた住民投票。

52%の「認めない」との意見多数ということで、認められてた同性結婚は
振り出しに戻った件の続報です。

どうも再び州最高裁での判断に委ねられることになったみたいです。

(ゲイリーマン過去記事)
●カリフォルニアの同性婚は無かったことに
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/57238152.html

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■同性婚禁止案、再び法廷闘争へ 米カリフォルニア州
(11月20日 asahi.com)
http://www.asahi.com/international/update/1120/TKY200811200279.html

 【ロサンゼルス=堀内隆】米カリフォルニア州の住民投票で4日
に可決された同性婚禁止を求める住民提案について、州最高裁は
19日、提案が有効かどうかを判断する審理を開くことを決めた。同
性カップルや支持団体が「少数派の人権の行方を多数決で決めさせ
るのはおかしい」と提案そのものの無効を訴え、州最高裁がこれを
受理した。

 同州では5月に州最高裁が同性婚を認める判決を出したが、反対
派が「結婚は男女間に限る」と州憲法に明記する提案を出し、住民
投票で過半数の賛成を得ていた。

 州最高裁によると、審理入りは早くても来春。判決が出るまでは
住民投票の結果に従い、役所が同性カップルに結婚証明書を出すこ
とは禁止される。

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だいたい、少数者の立場を多数決で決めるなんて「どうかしてる」と思いませんか??

この住民投票をすること自体を良く司法が許したものだと思うのですが
そのあたりは議論無かったのでしょうか?

多数決なんて乱暴なやり方が実際に行われたことが相当滅茶苦茶だと思えますが。

また司法判断でということですから、少しはまともなことになるでしょう。
たぶん、司法の立場を考えても良い判断がされるに違いないだろうなと、
期待もこめつつ、気持ち安堵してきました。

今回のことは同性結婚の賛成派反対派ともに司法判断を求めたみたいですね。
これは52:48の僅差だったから良かったのでしょうか?

カリフォルニア以外の州でも何州か同じ住民投票がされてて
そこは随分な差で同性結婚を認めない結果になりましたが・・

住民投票なんかで決めるべきことではない!
そういう方向がカリフォルニアで示せれれば、他の州にも良い影響を与えるでしょう。

しかし、3月かあ。 えらい先ですね。


■加州最高裁が同性婚審理へ 住民投票無効請求を受理
(11月20日 usfl.com/共同通信)
http://www.usfl.com/Daily/News/08/11/1120_012.asp?id=65662

■同性婚禁止、加州最高裁で審理へ=来年3月にも口頭弁論-米
(11月21日 時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008112100540

■「同性婚問題は裁判所が判断を」 賛成・反対両陣営が要求 」
(2008.11.18 CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200811180036.html

コメント
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