ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛者へも向けられたオバマの勝利演説

2008-11-06 01:41:22 | Weblog
アメリカ大統領選挙・・
感動的な結果と盛り上がるアメリカ国民の様子を見るにつけ
日本にはない国民の政治に対する熱気に羨ましくなるばかりでした。

オバマ氏の大統領選挙勝利宣言演説も心動かされるものがありました。
その冒頭がこれ!

「ハロー、シカゴ。アメリカではすべてが可能であることを疑い、民主主義の力
に疑問を呈する人がまだいるとしたら、今夜がその答えだ。今度の選挙は違うと
信じて、投票所に並んだ人々の列が答えだ。老いも若きも、共和党支持者も民主
党支持者も、黒人も白人も、ヒスパニック・アジア系・先住民族も、そして
同性愛者や異性愛者、身障者と健常者、すべてのアメリカ国民が出した答えだ。」

世界中が注目する勝利宣言で、多様性のある様々な立場の国民の一員として
同性愛者という言葉が出たことは相当な影響があるでしょう。

日頃、存在自体をも認められないでいる立場としては
まるで夢のようで、涙があふれました。

あらゆる多様性を認め合う社会を作っていこう!私たちならできる!
そう国民を鼓舞する新しいリーダー。すばらしい。


ブッシュの8年間
クリントンのころに進み始めてた同性愛者への擁護がことごとく白紙撤回され
同性愛への偏見を煽ることで保守派を結束させ再選  
本当にろくなもんじゃなかった

日本にとって共和党が勝った方が都合が良いのだが・・
なんていまだに言ってる人がいるけれど、おいおい、この8年どうだったのか?

ブッシュがはじめた戦争に巻き込まれ、翻弄させられ
後方支援という名で自衛隊を国外派兵 戦争に対して一番敏感であったはずの
日本人は、とんでもない選択をさせられ、まさかの戦争を後押しするはめに・・

そして、新自由主義に同調し格差社会へ・・

ろくなことになってなかったじゃないか!!

日本もこれから変わらねばならないのだが、政治の不安定が国際的に疑念を
持たれている。国民の信託を得てない政権が改革をすることに疑問を持たれてる。

アメリカに対しても、世界に対しても、日本がしっかり発言できるためにも
早く総選挙すべきことなのだが・・


今回の大統領選挙
もうひとつ、同性愛者にとって気になる住民投票が行われていました。

カリフォルニアでは同結婚が先ほど認められたところだが
そのことを覆したい保守派がリードし「同性婚を認めないことに賛成か?」
という住民投票も同時に行われていたのです。

スピルバーグやブラッドピット、google社などが「同性婚を認めないことに反対」
と態度を明らかにしたり、賛成派・反対派の双方が寄付金合戦を繰り広げて
互いにCMなどでキャンペーンを張り、大統領選挙以上に盛り上がっていたとか。

その結果は・・

開票率95.7%
賛成:5,163,908(52.1%)
反対:4,760,336(47.9%)

うーん、辛い結果です。
カリフォルニア州民の52%が同結婚を認めなかった

しかしさ、すごい接戦ですよね
こんな数字、今まであったでしょうか?

もう時間の問題で逆転するほどの僅差じゃないですか?

オバマ政権の同性婚の考え方は消極的とか。
結婚を利用するのは信条の問題とし、同性カップルには結婚と同等の権利と
社会保障を用意していく、と選挙中も名言していた様子。

自分も同性婚よりもパートナー制度といったものの方がより良いと考えてます。
男女でも同性同士でも、人生を共に歩みたいカップルが社会的に認められたら
良いと思います。

結婚は宗教的で古い考え方のカップルが利用する制度になっていくのでは?

まあね、そりゃ今回の住民投票
カリフォルニアの過半数の方が同性婚を認める!といった答えを出してくれたなら、
その影響は計り知れないものがあるだろうから、期待はしてたけどね。

この数字は十分に同性カップルも配慮していくべき
と判断した数字だと心強く思いたい!!


<米大統領選>オバマ氏演説「私たちはできる」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000122-mai-int
「目標の地点に必ず到達する」 オバマ氏勝利演説要旨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000602-san-int
コメント
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