ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性愛は修正できるという考え方

2008-04-02 02:47:56 | Weblog
このブログのコメントでこのような書き込みがありました。

~同性愛という自分で修正する事ができる「病気」を放置・満喫する人
が存在するのもまた一部の人間の弱さからでしょう~

こういった考えは良く聞くもので、いまさらいちいち目くじらを立てても
いられないことではありますが、せっかくなので取り上げます。

・同性愛というのは意識の持ち方で自己規制できるものではないか?
・病的な性癖であるのだから、その堕落に陥らないようにすればいい!
・堕落的な生き方を規制できないような人は弱い
・同性愛部分を表に出さなければ社会生活にさしたる問題はおきないはず

同性愛者について、散々言われてきている発言です。

このような発言によって、自分たち同性愛者は
自己表現(カミングアウト)できる訳がない・・かのような社会的な圧力を
日々感じて来ているのですよね。

それら社会から感じられる意識により、多くの同性愛は
「自分自身の問題であり、自分自身によって解決すべき個人的問題だ!」と
強く思い込まされてきていて、問題を内面化させられてきているのです。

こういった軽々しく使われている同性愛者への無理解コメントは
多くの当事者の意識を、逃げ場のない深い闇に追い込んでいきます。

こんな勝手なことを言ってもらっちゃあ~堪りません!!

このような人を不幸に落とし込もうとする発言に小さくなる必要なんて
まったくありませんよ。


さーて、この「同性愛は修正できるのでは?」というのは
どういう確信があって思うんでしょうかね?

そう思う人は、その人自身にどの割合かあるだろう同性愛部分について、
ちゃんと理性で抑えることができているのだから、他人にできないはずが無い!!
そんなことでもを思うからなんでしょうかねえ?

別に無理をして抑えることでも無かろうに思いますけど・・

修正って、異性愛が正常とかそういうことでしょうか?
同性愛は性的倒錯とでも思っているのでしょうか?

同性愛は性的倒錯ではないし、病気でもありません。

異性愛が正しく、同性愛は軟弱な生き方だ!なんて言われるのは
まったく心外、失礼千万です。
コメント
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