親を捨てれば幸せになる、とはなんたる暴言だ!

2016-08-08 21:24:35 | Weblog
ネットは玉石混合だから、やたらに腹をたてても仕方がないのだが、さっきちらっと見たらとんでもない言葉が目に飛び込んできた。

親の世話をするから生活に行き詰まるのだし、いっそ親を切り捨てたらという暴論だ。お前さんにミルクを飲ませ、おしっこやうんちのたびにおむつを取り替え、お風呂に入れたり、熱を出せば夜も寝ないで付き添ってくれたのは誰だい?おとうさん、おかあさんがいたからお前さんがちゃんと大きくなれたんじゃないか。

確かに今の時代、どこの家庭でも大変だけど,それは言っちゃあいけないってこともあるんじゃないのかい。お前さんが親を捨てるということはあんたの子供も将来はあんたを捨てるってことだよ。その言葉の重みがわかっているのかい。マスメディアや国の御用学者の言葉にまどわされちゃいけない。

今は大変でもこれは永久にこんな状況が続くわけじゃないんだ。姥捨て山の話があるくらいだから、昔々から、こういう問題はあったんだ。そのたびに人々はそれぞれの状況で自分のできることをしてきて今の時代に至っているのだ。昔の人は子供は次があるから仕方がなければ捨てても、親を捨てれば幸せになどとは言わなかったような気がする。情けない。そんな考え方が表に出てくることが情けない。