peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区のタツタナデシコ(竜田撫子)2010年6月20日(日)

2010年06月21日 | 植物図鑑

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2010年6月20日(日)、奥州宇宙遊学館(奥州市水沢区星ガ丘町2番12号)に行ってきました。奥州宇宙遊学館は、国立天文台VERA観測所の前身・水沢緯度観測所の旧本館を保存・活用する目的で整備され、2008(平成20)年4月に開館しました。緯度観測所の時代から現在までの天文学の歴史、成果を紹介するほか、天体や天文学と文学とを結びつけた宮沢賢治の展示や、立体的な天体映像を見ることができるシアターもあります。観覧時間:9:00~17:00時。休館日:火曜日(祝祭日の場合は翌日)、12/29~1/3。観覧料:大人・学生/200円、生徒・児童/100円。

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この日は日曜日だったので、入館すると間もなく四次元デジタル宇宙シアターの上映が始まりました。立体的に見える眼鏡をつけて、宇宙の姿を楽しみました。上映時間:月曜日・木曜日は14:00時から1回のみ。土曜日・日曜日・祝日は10:30~と14:00からの2回。約25分の上映。その他太陽観測:晴天時11:00から。定例天体観測会:第2土曜日19:00時から。(参加費200円)。

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ナデシコ科 ナデシコ(ダイアンサス)属 Dianthus spp.

撫子の仲間。多年草、一年草。カワラナデシコやカーネーションもダイアンサス属だが、ほかにも多くの種類が園芸的に栽培され、花壇や鉢花、切花に利用されている。欧州原産のビジョ(美女)ナデシコは総苞がひげのように見えるのでヒゲナデシコともいい、花色豊富。草丈は高性種が40~80㎝、矮性種は10~20㎝。古くから栽培されている中国原産のセキチク(石竹)も花色豊富だが、草丈は10~40㎝と低く、花は大きめで八重咲き品種もある。また欧米原産のタツタ(竜田)ナデシコと並び、交配親として重用されてきた。日本に自生もするハマ(浜)ナデシコ(別名・夏撫子)は、耐暑性の強い園芸種として夏の切花用に栽培される。このほか、種間交配によって従来より丈夫なものや四季咲き性ものなど多くの品種も生み出されており、夏以外にも鉢物や切花が流通している。[講談社発行「野の花・街の花(監修・長岡 求)」より

タツタナデシコ(竜田撫子)Dianthus plumarius ヨーロッパ東部からシベリア野原産。寒さと乾燥に強く、石垣などでよく育つ。直径3㎝ほどのピンクの花が咲き、普通中心部に暗紫色の斑紋が入る。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より


水沢盆栽会のカンムリキンバイ(冠金梅)

2010年06月19日 | 植物図鑑

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2010年6月12日(土)、奥州市水沢公民館(水沢区字聖天85-2)で開催中の水沢盆栽会(桐田斎=ただし会長、会員23人)主催の「さつき・山野草展」に行ってきました。サツキ(皐月)と山野草を合わせて80点ほど展示されていましたが、カンムリキンバイ(冠金梅)も1鉢だけありました。

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キンポウゲ科 キンバイソウ(トロリウス)属 Trollius :北半球の温帯及び寒帯に約31種分布する多年草。日本にはキンバイソウやボタンキンバイT.pulcherなど3種が湿原や沼地に自生する。茎は直立し、葉は互生し、葉身は掌状に深裂する。根出葉や下部の葉には長い葉柄がある。花は黄色で、1~数花が頂生する。萼片は5またはそれ以上で花弁状となる。花弁は5~10、退化して線形となる。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

カンムリキンバイ(冠金梅) Trollius chinensis。キンポウゲ科の多年草。草丈は70㎝前後で、全草無毛。葉は掌状に大きく5裂する。葉質は幾分厚味がある。5~7月頃、茎頂に直径8㎝前後の黄金色の花を咲かせる。花弁状に見えるのは萼片。和名の「冠金梅」は、花色並びに花の形状と中心部の花弁が大きく立ち上がり冠のように見えることによる。属名は、ドイツ語の方言Trollblunmeを語源としている。種小名は「中国産」の意。英名:Globeflower。別名:トロリウス。原産地:中国。漢名:金蓬花。

http://www.t-webcity.com/~plantdan/souhon/syousai/ka-gyou/ka/kannmurikinnbai/kannmurikinnbai.html [GKZ植物事典・団伊玖磨植物事典・カンムリキンバイ(冠金梅)]

http://blog.goo.ne.jp/ai-yuririn/e/e20a0349c7a14211980e07760af88270 [眩しい黄花ちゃん♪-突然・春日記]

http://bwfc.blog133.fc2.com/blog-category-47.html [信州中央の自然(野鳥、山野草、風景)カンムリキンバイ]

http://ja.item.rakuten.com/greenbank/1465804/ [楽天市場/グランドカバー・半日陰・水辺にも「カンムリキンバイ(トロリウス)」]

http://item.rakuten.co.jp/ogis/108c/ [楽天市場/宿根草カンムリキンバイ(トロリウス)’ゴールデンクイーン’]


水沢盆栽会のサツキ(皐月) その7

2010年06月19日 | 植物図鑑

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2010年6月12日(土)、奥州市水沢公民館(水沢区字聖天85-2)で開催中の水沢盆栽会(桐田斎=ただし会長、会員23人)主催の「さつき・山野草展」に行ってきました。サツキ(皐月)と山野草を合わせて80点ほど展示されていましたが、サツキは半分ほどありました。

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(上4つ)サツキ「好月」

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(上3つ)サツキ「山の光」

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(上3つ)サツキ「日照の光」


水沢盆栽会のアワモリショウマ(泡盛升麻)

2010年06月19日 | 植物図鑑

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2010年6月12日(土)、奥州市水沢公民館(水沢区字聖天85-2)で開催中の水沢盆栽会(桐田斎=ただし会長、会員23人)主催の「さつき・山野草展」に行ってきました。サツキ(皐月)と山野草を合わせて80点ほど展示されていましたが、それらの中にアワモリショウマ(泡盛升麻)が1鉢だけありました。

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アワモリショウマ(泡盛升麻) ユキノシタ科 チダケサシ(アスチルベ)属 Astilbe japonica

ショウマとは生薬の升麻のことで、日本ではキンポウゲ科のサラシナショウマの根茎を利用することから、よく似た葉や穂状の花を咲かせる植物にこの名がつけられている。従って、ユキノシタ科チダケサシ属のほかにも同じユキノシタ科の別属にキレンゲショウマ、キンポウゲ科にレンゲショウマやルイヨウショウマ、バラ科にヤマブキショウマAruncus dioicus var.tenuifoliusなど、ショウマと名がつく植物が多数ある。

チダケサシ属は東アジアを中心に約20種あり、日本には6種あるが、山野草として栽培される小型のものにアワモリショウマ、ヒトツバショウマ、ヤクシマショウマ、チダケサシ、アカショウマなどがある。海外では改良が盛んに行われ、多数の園芸品種が作り出されているが、草丈が高いものは鉢植えには向かない。[講談社発行「山野草大百科」より]

特徴:山の谷間や渓谷沿いの岩上に生える多年草。葉は3回3出複葉で、縁には鋸歯をもつ。花茎は高さ50~80㎝となり、茎先に白色の小花を、まるで泡が集まったように穂状に咲かせることから名が付いた。近縁種にトリアシショウマAstilbe thunbergii var.congesta、ヤマブキショウマ、ミヤマヤマブキショウマAruncus dioicus var.astilboides、アポイヤマブキショウマAruncus dioicus var.subrotundusなどがある。花期:5~7月。分布:本州(中部地方以西)、四国、九州。

栽培:日に当てて育て、冬期は簡単な霜除けを施すか軒下などに取り込む。灌水は水切れすると葉先を傷めるので表土の乾き具合を見ながら行う。肥料は春・秋に置き肥するほか、薄い液肥を与える。根づまりしやすいので、植え替えは春か秋に、2年に1回を目安として硬質鹿沼土・軽石・桐生砂の混合土で中深鉢に水はけ良く植え付ける。増殖は株分けか実生。[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]


水沢盆栽会のウスユキソウ(薄雪草)

2010年06月18日 | 植物図鑑

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2010年6月12日(土)、奥州市水沢公民館(水沢区字聖天85-2)で開催中の水沢盆栽会(桐田斎=ただし会長、会員23人)主催の「さつき・山野草展」</strog>に行ってきました。サツキ(皐月)と山野草を合わせて80点ほど展示されていましたが、それらの中にウスユキソウ(薄雪草)が1鉢だけありました。

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ウスユキソウ(薄雪草) キク科 ウスユキソウ(レオントポジウム)属 Leontopodium japonicum

ウスユキソウ属はヒマラヤや中国などを中心に50種ほどが分布する多年草。ヨーロッパにはエーデルワイス1種が分布。日本には南千島の1種を加えて6種が分布する。

特徴:山地の日当たりの良い草地や岩場に生える多年草。茎は高さ20~50㎝となり、上部は分枝する。茎葉は長さ4~6㎝の披針形~長楕円形で、裏面には綿毛を密生する。7~8月に開花するが、花は中心の丸い黄色の部分で、花の周りに放射状に並び、白い花弁のように見えるのは苞葉である。栽培:年間を通して風通しの良い日当たりで管理する。やや乾き気味に灌水し、過湿に注意する。肥料は春・秋に置き肥と薄い液肥を与える。植え替えは2~3年に1回、硬質鹿沼土・軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。増殖は株分け、挿し芽のほか、実生も可能。栽培では4~5月開花。

[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」ほかより}