一関市川崎町薄衣(うすぎぬ) 2009年10月29日(木)
2009年10月29日(木)、一関市川崎町薄衣字諏訪前にある浪分神社に近い民家の前に植えられているニワウルシ(庭漆)と思われる木の葉が真っ赤に紅葉していました。この木によく似た木を、昨年の○月に大東町大原で見ていました。同じ名前の木だと思います。
「本町(もとまち)自治会花壇」と書いてありました。
昔の「気仙沼街道」は、一関市弥栄(やさかえ)方面から北上川を越えて、川崎町薄衣字諏訪前の下の画像の真っ直ぐな道に繋がっていました。商店街は「本町(もとまち)と呼ばれてきましたが、川の氾濫でよく水浸しになったそうです。橋が架けられてからも、度々川の氾濫がありましたが、屋根よりも高い堤防が築かれてからは、新しい「北上大橋」が下流に架けられ、古い橋が撤去されたため、この道は浪分神社前で行き止まりです。
ニワウルシ(庭漆)と思われる木の紅葉。
ニワウルシ(庭漆) ニガキ科 ニワウルシ属 Ailanthus altissima
中国中北部原産の落葉高木で、高さは10~20mになる。明治初期に渡来し、今では北海道、本州、四国、九州の河原や土手などに野生化しているものも見られる。生長が早く、丈夫なので街路樹や公園中に利用されている。樹皮は縦に細かく割れる。葉は独特の異臭があり、表面は無毛。ウルシ(漆)に似た長さ40~50㎝の奇数羽状複葉で互生する。小葉は6~12対(13~25枚)あり、長さ8~10㎝ほどの長卵形で先は鋭く尖り、基部に1~2対の鈍鋸歯(歯牙)があり、その先端には腺がある。6~8月頃、大きく伸ばした1年枝の先端に数本の円錐花序を出して緑白色の小さな花を多数咲かせる。雌雄別株で萼片花弁とも5~6個。果実は長さ4~5㎝翼果で、中心に直径5㎜ほどの種子がある。翼果は秋早めに熟し、褐色になって散る。英名がTree of Heavenなのでシンジュ(神樹)とも呼ばれる。