peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平泉中尊寺のイロハカエデ / イロハモミジ

2009年10月25日 | 植物図鑑

平泉町中尊寺のイロハカエデ / イロハモミジ  2009年10月23日(金)

P1710156

P1710151

2009年10月23日(金)、平泉中尊寺の国宝の仏像などを納め展示している讃衡蔵の前に植えられたイロハカエデ/イロハモミジがきれいに紅葉していました。少し高台にある大日堂への階段上から写真を撮っている観光客がいたので、私も上って撮ってきました。西日に照らされた紅葉がとてもきれいでした。

P1710149

P1710148

P1710136

P1710154

P1710143

P1710153

P1710158

P1710157

P1710161

イロハカエデ/イロハモミジ カエデ科 カエデ(アセル)属 Acer palmatum

カエデ科 Aceraceae:中国、日本、北アメリカ、ヨーロッパ、中央アジアなどに2属200種ほどが分布する高木。多くの種類は葉が掌状であるが、単葉もある。葉がすべて対生であるのが本科の植物の特徴である。カエデ(アセル)属のほかに、ディプテロニア属Dipteroniaがあり、まれに日本でも栽培されるようになった。

カエデ(アセル)属 Acer:カエデは「モミジ」と呼ばれることもあるが紅葉しない種類もあるので、一般にはカエデというほうがよい。庭園樹、街路樹として利用される。落葉種が普通であるが常緑種もある。最近、多くの外国の種類や園芸品種も導入され、公園や庭園に植えられるようになった。害虫として幹内に入るカミキリムシの幼虫が多く、大木が枯れる。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

イロハカエデ/イロハモミジ Acer palmatum:単にモミジといえば、このイロハカエデ/イロハモミジを指すくらい紅葉を代表する木。紅葉の名所、京都の高雄山の名をとってタカオカエデ(高雄楓)ともいう。コハモミジとも呼ばれる。低い山地に普通に見られ、また庭園などにもよく植えられる。高さは普通10~15m、大きいものは30mになる。樹皮は淡灰褐色。葉は対生し、直径4~7㎝で掌状に5~7深裂する。葉柄や花柄に初めから毛がないのも特徴。裂片は披針形または広披針形で先は尖り、縁に重鋸歯がある。4~5月、本年枝の先の複散房花序に直径4~6㎜の暗赤色の花が垂れ下がってつく。雄花と両性花がある。花弁と萼片は5枚。雄しべは8本で、両性花では短い。子房は無毛か、わずかに褐色の毛がある。翼果は長さ約1.5㎝で斜開またはほぼ水平に開く。用途:庭木、公園樹、盆栽、建築・器具材。分布:本州(福島県以西)、四国、九州、朝鮮。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


平泉町中尊寺の菊花展~大菊(管物咲き)

2009年10月24日 | 植物図鑑

平泉町中尊寺の菊花展  2009年10月23日(金)

P1710291

P1710162

P1710292

P1710173

P1710277

2009年10月23日(金)、平泉町中尊寺で20日(火)から開催中の「第24回菊まつり」に行ってきました。金色堂の向かい側には今年も「菊の三重塔」が作られていました。また、弁財天堂の近くには一関菊花会などが育てた菊が沢山展示されていました。その中に、管物(くだもの)咲きの大菊もありました。

P1710278

P1710276

P1710255

P1710254

泉郷七夕という名の大菊(間管と思われます)Dendranthema×grandiflorum。

P1710214

P1710215

P1710258

P1710257

上2つは、泉郷明日香(間管と思われます)。

P1710259

P1710263

P1710208

P1710205

上の2つは、清見の名曲という名の大菊(間管と思われます)。

P1710260

P1710266

P1710267

上2つは、秋舞台という名の大菊(太管と思われます)。

P1710264

P1710268

キク科 デンドランセマ属 Dendranthema

ヨーロッパ及び東、中央アジアに約20種が分布する多年草。基部は木本花することがある。花色は白、黄、紫など。属名は「樹の花」の意。

キク D.×grandiflorum

キクの学名は、従来Chrysanthemum×morifoliumが用いられてきたが、現在は表記のように改められた。但し、一般的に栽培ギクをいうときにはChrysanthemumとする。現代のキクは、中国北部の白花のチョウセンノギクD.zawadskiiと中国中部の黄花のハイシマカンギクD.indicumとの雑種ができ、さらにいろいろな種が交雑されて成立したものだという。日本では平安時代の初期には栽培されていたとのこと。江戸中期から変わり咲きが生まれ、厚物、管物、広物などの大菊、それに江戸、伊勢、嵯峨、肥後などの中菊ができたという。営利栽培用としては、自然開花時期によって夏菊、夏秋ギク、秋菊、寒菊に分けられ、さらに電照や遮光処理によって開花調節が行われている。1960年代にはスプレーギクSpraymumも導入された。花卉(かき)類の中では営利生産される量が最も多い。

観賞菊:日本で趣味的に観賞されている菊は、花径によって、大菊、中菊、小菊に分けられる。その区分は絶対的なものではないが、通常、それぞれ、径18㎝以上、9㎝以上、9㎝以下に分けられている。生態的にはすべて秋菊系で、短日条件下で開花する。

大菊:観賞用菊の最も代表的なもので、花色は黄、白、橙、桃、赤などがあり、花形から次の6系統に分けられるが、豪華、優美さをもつのを特徴としている。(1)厚物…太い管弁がたくさん集まってこんもりと盛り上がって咲く。(2)厚走(あつばし)り…前者の外側の花弁が外方へ流れて咲く。(走り咲き)。(3)広物(ひろもの)…幅広の平弁で一重咲き、一文字ともいう。花弁が垂れ下がらないように必ず輪台をつけて観賞する。(4)管物(くだもの)…花弁が管状になっているもので、太さによって、太管(ふとくだ)、間管(あいくだ)、細管(ほそくだ)、針管(はりくだ)に分けられる。(5)大掴(おおつか)み…厚物の1種といえるが、花弁が強く巻き込んだように咲く。(6)美濃菊…幅広平弁の八重菊で、岐阜県大垣地方で栽培されてきた。色彩が鮮やかな特徴がある。[栽培]6月頃挿芽をして鉢上げし、系統や品種によって異なるが、秋10~12月に開花する。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑「園芸植物」より]


平泉町中尊寺の菊花展~富士山と五重塔

2009年10月24日 | 植物図鑑

平泉町中尊寺の菊花展  2009年10月23日(金)

P1700997

2009年10月23日(金)、10月20日(火)に開幕した平泉中尊寺第24回菊まつりに行ってきました。中尊寺本堂の隣にある建物の入口に、沢山の様々な菊を使って表現した「富士山と五重塔」と思われるものが展示されていました。

P1700995

P1710008

P1710005

P1700998

P1700999

P1700996


平泉町中尊寺の菊花展~大菊三輪(UP)

2009年10月24日 | 植物図鑑

P1710073

上は、富山の秋という名の大菊

P1710038

P1710036

P1710037

上3つは、国華星天という名の大菊

P1710076

P1710025

上の2つは、「国華強大」という名の大菊(紫色)

2009年10月23日(金)、平泉町中尊寺で10月20日(火)から開催されている「第24回菊まつり」を見に行ってきました。中尊寺本堂前や金色堂前などに特設展示場が設けられ、平泉菊花会をはじめ、岩手県と宮城県の菊愛好団体が丹精込めて育てた大菊三輪や懸崖、盆栽づくりなどの鉢植えの菊が沢山展示されていました。

 それぞれの(菊花)鉢に、出品者の名前と菊花の名前が記された札がついていました。「○○国華」という名前が多いと感じましたが、菊は「国花=国華」ということで付けられたのではないかと思いました。

P1710089

P1710080

上の2つは、国華聖者という名の大菊

P1710052

P1710041

上2つは、南陽満山という名の大菊

P1710051

P1710044_3

上の2つは、国華城山という名の大菊

P1710087

P1710063

上の2つは、富山の秋という名の大菊

P1710094

P1710030

P1710095

P1710097


平泉町中尊寺の菊花展~大菊三輪

2009年10月24日 | 植物図鑑

平泉町中尊寺の菊花展  2009年10月23日(金)

P1710090

P1710047

P1710044

P1710121

2009年10月23日(金)、平泉町中尊寺で開かれている「菊花展」を見に行ってきました。 この催事は「中尊寺菊まつり」として、10月20日(火)に開幕したもので、中尊寺本堂前などの特設展示場に鉢植えの菊が沢山展示されていました。大部分が平泉菊花会をはじめ、岩手県と宮城県の菊愛好団体が丹精込めて育てたもので、大菊を鉢植えの3本仕立てにしたものでした。

P1710115

P1710107

P1710106

P1710105

P1710062

P1710086

大菊は直径18㎝以上のもので、鉢植えの3本仕立てで育てられる。最もポピュラーなものは多数の舌状花が盛り上がって咲く厚物咲きと厚走り咲き。繊細な感じのものは管物(くだもの)咲きで、舌状花が細い管状になっている。太さによって太管、間管(あいくだ)、細管、針管の4タイプがある。太い管状の舌状花が力強く狂うのが大掴(おおづかみ)咲きで、青森県八戸市を中心に発展したもので八戸菊(奥州菊)ともいう。そのほか、菊の紋章のような一重の一文字咲き、岐阜県大垣市を中心に育成された二重タイプの美濃菊がある。