一関市前掘地区のツクシ(土筆)
2008年4月2日
2008年4月2日(水)、一関市前掘地区にある一関市
総合体育館の裏側の道路脇にツクシ(土筆)が沢山
生えていました。遊水地記念緑地(公園)の近くで、
他から運んで築いた土手のようでした。
スギナ(杉菜)&ツクシ(土筆)トクサ科 トクサ属
Equisetum arvense
この草は胞子で殖えるシダ植物の仲間で、種子
で殖える植物よりも古い時代に地球上に現れたも
のとされている。おなじみのツクシ(土筆)
は、胞子を散布する器官で、穂から緑色の細かい
粉(胞子)をさかんに飛ばす。
その胞子を顕微鏡で見ると、「弾糸(だんし)」
というバネのようなものを備えている。これがよ
く出来ていて、乾燥すると伸びて胞子の移動を助
け、湿ると胞子に巻きついて収納される。おかげ
で胞子は、適度な湿り気のある場所へ、たどり着
くことができるというわけ。
以上、岩手日報社発行「岩手の野草百科」(澤口たまみ著)より
一関市釣山公園のスギナ(杉菜)&ツクシ(土筆)
2006年4月19日
2006年4/19(水)、一関市釣山公園のトイレが
ある所に毎年アセビ(馬酔木)の花が咲くので
行ってみました。花はちょうど見頃でしたが、
木の下を見るとツクシ(土筆)とスギナ(杉菜)
の群落がありました。
スギナ(杉菜)&ツクシ(土筆)
トクサ科 トクサ属 Equisetum arvense
道ばたや日当たりの良い土手などに生える夏緑
性のシダ(多年草)。
3~5月に上の方が筆の形で、茎の所々に袴のよう
な鱗片がある姿を表すツクシ(土筆)はスギ
ナの胞子茎で、高さは10~25cmになる。胞子嚢穂
から胞子を散布するとすぐに枯れる。
栄養茎であるスギナ(杉菜)は、高さ20~40
cmになり、スギの葉に似ている非常に細い緑の
葉のような栄養茎が下から輪生状に段々になっ
てつく。
和名の「スギナ(杉菜)」は、葉が杉の葉に
似ているので「スギ」、胞子茎(ツクシ)は
食べられるので「菜(ナ)」。
なお、「ツクシ」の名前の由来は面白い。ツ
クシの袴の部分を一度ちぎって、又繋ぎ、ど
この袴でつないでいるかを当てる「ツギグサ」
という子供たちの遊びがある。この、「ツギ
グサ」が「ツクシ」という言葉に変化したと
いわれている。
また、ツクシの形を筆にたとえ、地際に生え
るので「土筆」と書く。
ツクシ(土筆)は、春を告げる代表的な野草
であるが、山菜としても利用される。食べごろ
は胞子が詰まっている楕円形の筆先部分(胞子
嚢穂)がまだ開かないうちに、茎の節々につい
ている袴を除いて適当にちぎり、汁の実(卵と
じ)やお浸し、酢の物、佃煮などにする。
なお、ツクシは漢方薬としても利用され、中
国では「接続草」と呼ばれている。
2008年4月2日
2008年4月2日(水)、一関市前掘地区にある一関市
総合体育館の裏側の道路脇にツクシ(土筆)が沢山
生えていました。遊水地記念緑地(公園)の近くで、
他から運んで築いた土手のようでした。
スギナ(杉菜)&ツクシ(土筆)トクサ科 トクサ属
Equisetum arvense
この草は胞子で殖えるシダ植物の仲間で、種子
で殖える植物よりも古い時代に地球上に現れたも
のとされている。おなじみのツクシ(土筆)
は、胞子を散布する器官で、穂から緑色の細かい
粉(胞子)をさかんに飛ばす。
その胞子を顕微鏡で見ると、「弾糸(だんし)」
というバネのようなものを備えている。これがよ
く出来ていて、乾燥すると伸びて胞子の移動を助
け、湿ると胞子に巻きついて収納される。おかげ
で胞子は、適度な湿り気のある場所へ、たどり着
くことができるというわけ。
以上、岩手日報社発行「岩手の野草百科」(澤口たまみ著)より
一関市釣山公園のスギナ(杉菜)&ツクシ(土筆)
2006年4月19日
2006年4/19(水)、一関市釣山公園のトイレが
ある所に毎年アセビ(馬酔木)の花が咲くので
行ってみました。花はちょうど見頃でしたが、
木の下を見るとツクシ(土筆)とスギナ(杉菜)
の群落がありました。
スギナ(杉菜)&ツクシ(土筆)
トクサ科 トクサ属 Equisetum arvense
道ばたや日当たりの良い土手などに生える夏緑
性のシダ(多年草)。
3~5月に上の方が筆の形で、茎の所々に袴のよう
な鱗片がある姿を表すツクシ(土筆)はスギ
ナの胞子茎で、高さは10~25cmになる。胞子嚢穂
から胞子を散布するとすぐに枯れる。
栄養茎であるスギナ(杉菜)は、高さ20~40
cmになり、スギの葉に似ている非常に細い緑の
葉のような栄養茎が下から輪生状に段々になっ
てつく。
和名の「スギナ(杉菜)」は、葉が杉の葉に
似ているので「スギ」、胞子茎(ツクシ)は
食べられるので「菜(ナ)」。
なお、「ツクシ」の名前の由来は面白い。ツ
クシの袴の部分を一度ちぎって、又繋ぎ、ど
この袴でつないでいるかを当てる「ツギグサ」
という子供たちの遊びがある。この、「ツギ
グサ」が「ツクシ」という言葉に変化したと
いわれている。
また、ツクシの形を筆にたとえ、地際に生え
るので「土筆」と書く。
ツクシ(土筆)は、春を告げる代表的な野草
であるが、山菜としても利用される。食べごろ
は胞子が詰まっている楕円形の筆先部分(胞子
嚢穂)がまだ開かないうちに、茎の節々につい
ている袴を除いて適当にちぎり、汁の実(卵と
じ)やお浸し、酢の物、佃煮などにする。
なお、ツクシは漢方薬としても利用され、中
国では「接続草」と呼ばれている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます