(下3つ)要害の案内所「白糸まちなみ交流館」:本施設は、城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区の中心地に、平成14年3月20日オープンしました。折置組(おりおきぐみ)や真束(しんつか)を有する架構形式、土間に立つ2本の独立柱、石場建、喰違い4間取りなど、古式な形式が残っていた町内の旧高橋家住宅を、歴史性の伝承、民家の良さの再考、保存地区におけるモデル住宅など様々な目的を達成すべく、保存地区に再生しました。保存地区の案内所としてはもちろんのこと、訪れる方々のふれあいの場ということで、様々な活動に利用していただいております。団体にて保存地区内の案内を希望される場合や本施設の座敷などを使用される場合は、1週間以上前にご連絡ください。[概要]構造:鉄板葺寄棟造 木造直ご屋(すごや)。建築面積:約145㎡。[開館時間]午前9:30~午後4:00時。(年末年始は休館)。[見学範囲]:土間、座敷 「でい」「なかま」(事務室は非公開)。以上、同所パンフレット「国選定・藩境の緑ゆたかな要害」より]
2010年10月14日(木)、胆沢郡金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区に行ってきました。妻の友人が住んでいるこの地区に妻が行きたいというので行ったのですが、何度か行ったことがあるので、武家屋敷の見学はしないで、花の写真撮りをして過ごしました。要害の案内所「白糸まちなみ交流館」~裏小路~添田家住宅~諏訪小路~金ケ崎神社(旧諏訪神社)~諏訪公園~諏訪観光道路~金ケ崎城跡~要害の案内所と歩きました。裏小路の添田家住宅のすぐそばにある民家の庭に植えられているシオン(紫苑)が花を沢山咲かせていました。
(上と下)添田(そえだ)家住宅:添田家は、大町氏の家老を務めていた。二の丸裏門に通ずる裏小路に位置し、屋敷は1400坪あり、門、板倉、作業小屋、主屋、庭、生垣が残る。主屋は桁行9間、梁間5間の喰い違い4間取りで、門や板倉とともに江戸時代後期の創建と考えられる。(同所のパンフレットより)
シオン(紫苑) キク科 アスター(シオン)属 Aster tataricus
山地のやや湿った草原などに生える高さ2mほどになる大形の多年草。アジア東北部に多く、日本では本州の中国地方と九州の山地にわずかに自生が見られるが、庭に植えられているものを見ることのほうが多い。栽培の歴史は古く、平安時代の「今昔物語」にはユリ科のワスレグサに対して思いを忘れない草として出ている。花言葉にも”気味を忘れず”などがある。茎や葉にはザラザラした毛がある。葉は長楕円形で先は尖る。花期は8~10月。頭花は淡紫色で直径3㎝ほど。栽培されているものに比べると、自生のものは花のつき方がまばらで、茎や葉が細い。根をセキ止めなどの生薬とする。和名は、根が紫色であること、また花色が紫色を帯びることからといわれる。中国名・紫苑の音読みともいわれ、古く中国からの渡来とも考えられている。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/3557dfdae44a328fcffd65f27039ad26 [peaの植物図鑑:八戸市博物館のシオン(紫苑)ほか]
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