という日が 一度だけ あった。
私クマに とっては早朝の
朝の食事は 苦手なので
弁当は リックのなかに
入れた。
ジュースは ゾウさんのを
すこしもらったので
1本は そのまま 残った。
ジュースが 水分だと 気がついたのは 飛行場の
手荷物検査の 窓口まで 行ってから だった。
手荷物には 入れて おけないこと に は
気がついた。 それで 考えなしに
トランクに ほおりこんでしまった。
クマは 係官に 呼ばれた。
トランクのなかが X線検査で 映し出されていた。
右わきに 缶のかたち
あ~~~~~。 あれだ。
「ジュ―ス です」と 言葉が 通じないかたに
話しながら
トランクを を 開ける羽目に なった。
女性係官は その 下のほうの 衣類を めくっている。
「よし」の合図で 開放された。
ゾウさん 「入れては いけないのに」
なんぞ 文句を言う。
クマが 急いで トランクへ 入れたのを
「しっかりと」 見ていたのだから 同罪でしょ
叱る 資格は ない ゾ ナ モ シ。
落ち着いていないと こういうことが 起こる。
とんだ 缶ジュース事件であった。
ゾウさんだって 小さいバックを 持たずに
ポケットに 小物を入れて
毎回 検査に 手間取る。
クマが 「他人を 待たすことになるから」と
文句を いっても とうとう 改めなかった。
そっちだって 問題 じゃないですか ネ。
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