peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

35 トランクを開ける羽目に

2007年07月23日 | 象の足 物語

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バスのなかで 朝食 

という日が 一度だけ あった。

私クマに とっては早朝の 

朝の食事は 苦手なので 

弁当は リックのなかに

 入れた。

ジュースは ゾウさんのを

すこしもらったので 

1本は そのまま 残った。

ジュースが 水分だと 気がついたのは 飛行場の

手荷物検査の 窓口まで 行ってから だった。

手荷物には 入れて おけないこと に は 

気がついた。 それで 考えなしに

トランクに ほおりこんでしまった。

 

クマは 係官に 呼ばれた。

トランクのなかが X線検査で 映し出されていた。

右わきに 缶のかたち

あ~~~~~。 あれだ。

「ジュ―ス です」と 言葉が 通じないかたに

話しながら

トランクを を 開ける羽目に なった。

女性係官は その 下のほうの 衣類を めくっている。

「よし」の合図で 開放された。

ゾウさん 「入れては いけないのに」 

なんぞ 文句を言う。 

クマが 急いで トランクへ 入れたのを

「しっかりと」 見ていたのだから 同罪でしょ

叱る 資格は ない ゾ ナ モ シ。

落ち着いていないと こういうことが 起こる。

とんだ 缶ジュース事件であった。

ゾウさんだって 小さいバックを 持たずに

ポケットに 小物を入れて

毎回 検査に 手間取る。

クマが 「他人を 待たすことになるから」と

文句を いっても とうとう 改めなかった。

そっちだって 問題 じゃないですか ネ。


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