2014年10月15日(水)、一関市東山町長坂字東本町の県道19号(一関大東)線沿いに自生しているアワコガネギク(泡黄金菊)が、黄金色の頭花を沢山咲かせていました。香りがとても強くていい匂いがしました。
キクタニギク(菊渓菊・菊谷菊)/アワコガネギク(泡黄金菊) キク科 キク属 Dendranthema boreale
東北南部から西の太平洋側、四国、九州に分布。野山の急斜面の草むら、やや乾いた土手や林の縁などに自生する多年草。京都の東山の”菊渓(きくたに)”で発見されたキク(菊)なので、「キクタニギク(菊渓菊」と名付けられた。
別名の”アワコガネギク(泡黄金菊)”は、黄色い花が密集して咲く様子を”黄金色の泡”のようだと表現した名前。もう一つの別名アブラギク(油菊)は、花を油に漬けたことによる。本種の花を漬けた油は、火傷や切り傷に薬効があった。シマカンギクが自生する地域では、シマカンギクの花を油漬けに利用している。シマカンギクの葉は緑黒色で油を油を浸み込ませたような色なので、こちらの”アブラギク”の方が通用している。
草丈は70~150㎝。茎は紫色を帯びることもある。葉に深い切れ込みがある。シマカンギクは茎の上部が立ち上がり、葉のへりの鋸歯は鋭いのに対し、キクタニギクは上部の茎が細かく枝分かれして、その頂部に多数の頭花をつける。切れ込みのある五角形の葉は茎に互生し裂片は尖らない。茎は緑色。花(頭花)は、キクタニギクが傘形に沢山付けるのに比べると少ない。周辺の花びら(舌状花=ぜつじょうか)は、10~13枚。中心の筒状花(とうじょうか)は、多数が半球形に集合。舌状花も筒状花も黄色である。仲間には、シマカンギク、イソギク、シオギクがある。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(秋冬)」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=43337772&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町「館山公園」のアワコガネギク(泡黄金菊)2013年11月5日(火)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38543319&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市川崎町のアワコガネギク(泡黄金菊)/キクタニギク(菊渓菊・菊谷菊)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35891099&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市大東町のアワコガネギク(泡黄金菊)/キクタニギク(菊渓菊・菊谷菊)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=32616449&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市川崎町のアワコガネギク(泡黄金菊)/キクタニギク(菊渓菊・菊谷菊)]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%A2%A5%EF%A5%B3%A5%AC%A5%CD%A5%AE%A5%AF [peaの植物図鑑:一関市東山町のアワコガネギク(泡黄金菊)/キクタニギク(菊渓菊・菊谷菊)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=41228302&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市千厩町のキクタニギク(菊渓菊・菊谷菊)/アワコガネギク(泡黄金菊)2012年10月21日(日)]
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