2010年8月24日(火)、一関市立山目公民館(一関市青葉二丁目)の花壇に植えられたオオセンナリ(大千成)が、実を沢山つけていました。
ナス科 オオセンナリ(ニカンドラ)属 Nicandra :ペルーとチリに分布する耐寒性一年草で、1属1種からなる。
オオセンナリ(大千成) Nicandra physaloides:英名はアップル・オブ・ペルーapple of Peru、シューフライ・プラントshoo-fly plantともいう。茎はよく分枝して直立し、草丈60~200㎝になる。葉は互生し、卵形から長楕円形で長さ8~15㎝ほど。葉縁は鋸歯縁または浅裂縁で鋭先頭。花は径3~5㎝で、葉腋に単生しやや下向きに咲く。花冠はカップ状で、先端が浅く5裂する。淡青色で中心は白色となる。栽培:土質は特に選ばず、日当たりのよい場所を好む。繁殖は種子による。花期:6~9月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
オオセンナリ(大千成) ナス科 オオセンナリ(ニカンドラ)属 Nicandra physaloides
分布と自生地:南アメリカ原産の一年草で、観賞用として庭園に植栽されている。野生化していることもある。特徴:花は直径3~3.5㎝の釣鐘形で先が5裂し、5裂した部分は淡青紫色である。ガクに5つのひれがあり、花後にガクが実を包むのが特徴。葉は卵形で、へりに不規則で粗い鋸歯がある。茎の高さ1m。花期:8~9月。和名は、熱帯アメリカ産のセンナリホオズキより大形の実が多数なるので、オオセンナリとついた。
仲間:別属で葉のへりにゆるい鋸歯つきのセンナリホオズキがある。センナリホオズキは、熱帯アメリカ産の帰化植物で、江戸時代に各地へ広がった。これに似たオオセンナリも江戸時代に南米から渡来し、野生化していった。”千成”の言葉は豊臣秀吉の馬印の”千成瓢箪(せんなりびょうたん)”から借用されたかもしれない。両種とも、実は緑色のままで赤くならない。[山と渓谷社発行「山渓名前図鑑・野草の名前(夏)」より]
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