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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

スイレン(睡蓮)

2008年10月06日 | Weblog
奥州市「えさし藤原の郷」のスイレン(睡蓮)
 2008年10月4日





2008年10月4日(土)、奥州市江刺区岩谷堂字小名丸にある「えさし
藤原の郷」と「えさし郷土文化館」が、無料開放されたので、3年ぶ
りに入場してみました。(共通入場料金:大人900円、高校生550円、
小・中学生350円。開館時間:9:00~17:00)調べてみたら、この前
入場したのは、2005年10月10日でした。この時見たヒヨドリジョウゴ
(鵯上戸)の真っ赤な実やスイレン(睡蓮)を見るために、奥の方に
ある「城柵ゾーン」まで歩いて行ってきました。スイレンは、伊治城
の前にある池で未だ幾つか咲いていましたが、スイレンの園芸品種で
最も有名なアトラクションではないでしょうか?!





スイレン(睡蓮)スイレン科 スイレン(ニンファエア)属
Nymphaea hybrida
スイレンの仲間は世界各地の熱帯、亜熱帯、温帯の沼沢に約40種自
生しているという。これを親として花の美しい園芸品種が多数育成
されている。葉は長い葉柄をもち水面に浮く。円形~楕円形で全縁、
大型と小型がある。また、耐寒性のある温帯性品種と耐寒性のない
熱帯性品種がある。
温帯性品種の葉は
丸く全縁、水面に浮くが、熱帯性品種の葉は
広楕円形、葉縁に欠刻が強く葉柄が長く水面から突き出す。花も
温帯性品種は水面に浮き、熱帯性品種は長い花柄をもち水面から
出る。

日本にはヒツジグサ N.tetragonaがあり、観賞用に若干栽培さ
れているが、現代品種の親にはなっていないという。現代品種は、
ヨーロッパ原産のニンファエア・アルバN.albaが、同属のオドラ
タN.odorataなどと交配され、できあがったという。最も有名で普及
している品種は、赤色のアトラクションNymphaea cv.Attractionで、
ほかにアルバ・カンディディシマN.cv.alba Candidissima
アンドレアナ N.cv.Andreana
マルリアケア・クロマテラ
cv.Marliacea Chromatella
ピンク・オパール N.cv.Pink Opal
ローズ・アレー N.cv.Rose Areyスルフレア N.cv.Sulphureaなど、
またヒメスイレン(姫睡蓮)には
レイディケリ・ロゼア N.cv.Laydekeri Roseaなどがある。
(以上全て温帯性)

熱帯スイレンは、アフリカ原産のニンファエア・ロッス N.lotusや、
インド原産のルブラ N.rubraが交配親になっているといわれている。
昼咲きの熱帯スイレンは、ピンク色の品種アメリカン・ビューティー
cv.American Beauty
、黄色花のアフリカン・ゴールド cv.African Gold
など、また、夜咲き品種にはシルバー・スター cv.Silver Star
が美しい。
[栽培]温帯性品種は水槽があれば容易。熱帯性品種は15℃以上
の温度と水深30㎝以上の水槽が必要。環境が適すれば強健。
[花期]初夏から秋。

温帯性品種は、ふつう春から秋に基部に切れ込みのある円形
の葉を水面に浮かべ、冬には枯れて休眠する。
5~9月、直径10~25㎝の花が水面に浮かんで咲く。花は昼咲き。
熱帯スイレン N.capensisは球根性で、葉の縁には鋸歯があり、
花弁は先が尖り、花は水面より突き出て咲く。青色系が多く、
夜咲きも多い。

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