peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ムラサキシキブ(紫式部)

2008年10月16日 | Weblog
胆沢郡金ケ崎町「大林城跡」の
ムラサキシキブ(紫式部) 2008年10月13日




2008年10月13日(火)、奥州市埋蔵文化財調査センター主催の特別講座「戦国の
城を歩く~戦国武将柏山氏の居城」というのが行われたので、妻と共に参加しまし
た。
見学場所は、JR金ケ崎駅から南西に約4km、胆沢郡金ケ崎町大字永沢・永栄地区に位置し、南の胆沢川と北の永沢川を臨む段丘崖にあって、2つの河川に挟まれた永栄丘陵の東端部に立地する大林城跡。

城館の特徴は丘陵や河川などの自然地形、内郭を取り囲む急峻な堀、大規模な土塁などによる3重の防御線を持った惣構えの城館ということ。内郭高位部の標高は約108m、外郭低位部の標高は約80mあり、胆沢地方最大の規模を誇るとのこと。

この大林城の主は、葛西氏の重臣で大林城を本拠とした胆沢地方の郡主・柏山氏。その系譜も平氏や千葉氏(鎌倉御家人)の一系であるとされるが、不明な点が多く明らかではないが、諸史料から主家である葛西氏に匹敵するほどの在地領主であったことが伺いできるとのこと。後に柏山氏も豊臣秀吉の奥州仕置により、葛西氏共々改易され、その子孫は南部氏の家臣になったと伝えれれているとのこと。

 虎口跡の高台から岩手山が見えるというので撮ったのだが…

生城寺館(三の丸)跡と虎口跡などを見てから、松本館(二の丸)
まで行きました。

松本館は大林城南西端に位置する郭であり、別名「半入館」とも
呼ばれている。これは柏山氏の重臣石川氏の屋敷(現在の半入豪
族屋敷)があった場所であることに由来するとのこと。郭内は広大
な平坦地が造成されており、周囲は堀によって囲まれている。

この場所は平坦面を活かして、数十年前までは村の運動場として
使用されていたとのこと、現在は、柏山館(本丸)&生城寺館(三
の丸)と松本館(二の丸)の間には、広い道路(235号線・水沢線)
が造られて分断されている。






北上市「日本現代詩歌文学館」の
ムラサキシキブ(紫式部) 2007年11月27日






2007年11月27日(火)、北上市の詩歌の森公園に行きました。隣接する
「日本現代詩歌文学館」(北上市本石町2-5-60)の池のそばに紫色の実
を沢山つけた「ムラサキシキブ(紫式部)」と思われる木がありました。




ムラサキシキブ(紫式部)クマツヅラ科 ムラサキシキブ(カリカルパ)属
Callicarpa japonica
ムラサキシキブ(カリカルパ)属 Callicarpaは、亜熱帯、熱帯や温帯に
約140種が分布する低木、高木。
ムラサキシキブは、丘陵や低山に生える落葉低木で、高さは2~3mに
なる。葉は対生し、長さ6~13㎝の倒卵形または長楕円形で、縁に
は細かい鋸歯がある。

花期は6~7月。葉のつけ根から柄を出し、淡紫色の小さな花が多
数群がってつく。花は長さ3~5㎜。果実は直径4㎜ほどの球形で、
秋に紫色に熟す。和名は、実の美しさを紫式部にたとえた名前とい
われる。分布:日本全土。

日本では、福島県以西から台湾、中国に分布するコムラサキシキブ
(小紫式部)C.dichotoma
とその白実品種「シロミノコムラサキシキブ
(白実の小紫式部)/シロミノコムラサキ(白実の小紫)/シロシ
キブ(白式部)f.albibacca」が多く栽培されている。

欧米では、同属で中国原産のボディニエリ C.bodinieriの品種
プロフュージョン cv.Profusionが普通に庭園に植えられているが、
日本での栽培は少ないとのこと。[栽培]繁殖は挿木、実生。

暖地の海岸近くに生える変種のオオムラサキシキブ(大紫式部)
var.luxurians
は葉が長さ10~20㎝と大きく、厚くて
光沢がある。花も果実もムラサキシキブより多数つく。本州の
東海地方以西、四国、九州、沖縄に分布する。

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